アヌワット・ゲーオサムリット

アヌワット・ゲーオサムリット
基本情報
本名 アピサック・ロンピチャイ
通称 ジョック
階級 フェザー級
身長 164cm[1]
国籍 タイ王国の旗 タイ
誕生日 (1981-11-17) 1981年11月17日(42歳)
出身地 タイ王国の旗 タイ
ナコーンシータンマラート県
スタイル ムエタイ
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アヌワット・ゲーオサムリットAnuwat Kaewsamrit1981年11月17日 - )は、タイ男性ムエタイ選手キックボクサープロボクサー。ゲーオサムリットジム所属。元WBCムエタイ世界フェザー級王者。アヌワット・ゲオサムリットとも表記される。

ラジャダムナン王座の4階級制覇を達成し、ムエタイで最高の権威をもつ2大王座のラジャダムナン王座とルンピニー王座を史上初めて統一したムエタイ史上最強の王者。タイ人のムエタイ戦士には非常に珍しい、パンチを主体とするスタイルを持ち、パンチでのKO勝利も非常に多い超ハードパンチャー。どのような状況からでも逆転できるパンチ力を持っているため、賭けが行われるムエタイの試合では重宝される選手。

来歴

元々はゲーオサムリットジムで選手ではなく手伝いとして働いていたが、13歳の時にパタヤ戦で選手としてデビューし、KO勝ちを収めた。

  • 1998年10月31日、17歳の時に新日本キックボクシング協会の興行で深津飛成フライ級王者)と対戦。5R0分56秒TKO勝ちを収めた[2]
  • 2005年5月6日、ルンピニー・スタジアム認定フェザー級王者のノッパラット・ギャットガムトンと統一戦を行い、右ストレートを顔面に当て1RTKOで下しラジャダムナン・ルンピニー統一フェザー級王者となった。統一王者は全階級通じて史上初の快挙。
  • 2005年8月11日、タイ国王宮広場前で開かれた王妃生誕記念興行で古豪トンチャイ・トー.シラーチャイと対戦。アヌワットはソンチャイ傘下の選手でなかったが、人気選手だったために呼ばれた。試合は大差判定で勝利を収めた。
  • 2005年10月29日、東京都大田区体育館で新日本キックボクシング協会元フェザー級王者の小野寺力の引退試合の対戦相手を務め、2RKO勝ちを収めた[3]
  • 2009年3月1日、M-1 FAIRTEX ムエタイチャレンジ 2009「Yod Nak Suu vol.1」のWPMF世界フェザー級タイトルマッチで駿太と対戦し、1R2分5秒右フックでTKO勝ちを収めた[4]
  • 2009年10月12日、ニュージャパンキックボクシング連盟/センチャイムエタイ主催「MuayThai Open 9」のメインイベントで2008年のムエタイMVPウティデート・ルークプラバートと対戦し、3R1分54秒右フックでKO勝ちを収めた[5]
  • 2010年7月11日、ニュージャパンキックボクシング連盟/センチャイムエタイ主催「MuayThai Open 12」のメインイベント・WPMF世界フェザー級タイトルマッチで心・センチャイジムと対戦し、5R33秒右フックでKO勝ちを収めた[6]
  • 2010年10月3日、RISE 71のメインイベントで板橋寛と対戦し、0-3の判定負け。6度目の日本での試合で初黒星となった[7]

戦績

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× 板橋寛 3R+延長R終了 判定0-3 RISE 71 2010年10月3日
心・センチャイジム 5R 0:33 KO(右フック) ニュージャパンキックボクシング連盟「MuayThai Open 12」
【WPMF世界フェザー級タイトルマッチ】
2010年7月11日
ウティデート・ルークプラバート 3R 1:54 KO(右フック) ニュージャパンキックボクシング連盟「MuayThai Open 9」 2009年10月12日
× モンコンチャイ・ペットスパーパン 5R終了 判定0-3 スック・ダウルンチューチャルン 2009年10月1日
駿太 1R 2:05 TKO(右フック) M-1 FAIRTEX ムエタイチャレンジ 2009「Yod Nak Suu vol.1」
【WPMF世界フェザー級タイトルマッチ】
2009年3月1日
× ジョムトーン・チュワタナ 5R終了 判定0-3 ラジャダムナン・スタジアム
【WBCムエタイ世界フェザー級タイトルマッチ】
2008年7月31日
小野寺力 2R 1:28 KO(3ダウン:右フック) 新日本キックボクシング協会「小野寺力引退記念大会 NO KICK, NO LIFE 〜FINAL〜」 2005年10月29日
深津飛成 5R 0:56 TKO(レフェリーストップ) 新日本キックボクシング協会 1998年10月31日

獲得タイトル

表彰

  • タイ国スポーツマスコミ協会選出ムエタイ部門最優秀賞受賞(2004、2005年度)
  • タイ国スポーツ協会選出ムエタイ部門最優秀選手賞受賞(2004、2005年度)

関連項目

脚注

  1. ^ 選手名鑑・プロフィール>アヌワット・ゲーオサムリット 格闘技ウェブマガジンGBR
  2. ^ 深津飛成VSアヌワット BoutReview
  3. ^ 【キック】小野寺力、壮絶に散る!最強戦士にKO負けでリングを降りた 格闘技ウェブマガジンGBR 2005年10月29日
  4. ^ 【M-1】アヌワットが駿太を圧倒、僅か125秒でKO勝ち!増田博正は世界王座を奪取! 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年3月1日
  5. ^ 【NJKF】アヌワットがムエタイMVPウティデートを戦慄のワンパンチKO! 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年10月12日
  6. ^ 【NJKF】心が怪物相手に大善戦!超激闘の末、アヌワットが最終ラウンドKO勝ち 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年7月11日
  7. ^ 【ライズ】日本人初の快挙!板橋寛がアヌワットからダウンを奪って勝つ(1) 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年10月3日

外部リンク

  • アヌワット・ゲーオサムリットに50の質問
  • Anuwat Kaewsamrit My Muay Thai.com(英語)
前王者
WBCムエタイは2005年2月24日に設立
初代WBCムエタイ世界フェザー級王者

2006年10月19日 - 2008年7月31日

次王者
ジョムトーン・チュワタナ