アースグレイジング火球

アースグレイジング火球(アースグレイジングかきゅう)とは飛翔経路が地球接線方向になることで地表からの観測ではあたかも再上昇するように見える軌道を描く火球である。

概要

地表との角度が浅いため、地上からはゆっくりと水平に移動しているように見える。場合によっては人工衛星の大気圏再突入と誤認する可能性もある。 これまでに国内外で観測されている。飛翔経路は大気圏内上層を通過する事で発光する[1][2]

主なアースグレイジング火球

  • 1972年の昼間火球
  • 1990年10月13日のアースグレイジング火球(英語版) ‐ チェコスロバキア、ポーランド上空をかすめヨーロッパ・ファイアボール・ネットワーク(英語版)に観測された[3]
  • 2006年3月29日の長経路流星

脚注

  1. ^ 1990 年 10 月 13 日の地球をかすめて通過した火球
  2. ^ アースグレージングの可能性のあるしぶんぎ群流星
  3. ^ Astronomy and Astrophysics (ISSN 0004-6361), vol. 257, no. 1, p. 323-328.

関連項目

外部リンク

  • 日本火球ネットワーク
  • 国際流星機構 (IMO)(英語)
  • 日本流星研究会
  • アメリカ流星協会 (AMS)(英語)
  • 流星群カタログ(太陽黄経順) - 吉田誠一のホームページ
有史以降の主な隕石衝突
地球上
2000年以前
2001年以降
木星
関連項目