ウィリアム要塞

ウィリアム要塞(1760年)

ウィリアム要塞(ウィリアムようさい、英語:Fort William)は、インド西ベンガル州、コルカタ県の都市コルカタにある城塞。フォート・ウィリアムとも呼ばれる。かつてイギリスにより建設され、その支配下にあった。

歴史

ウィリアム要塞とその周辺、1844年の地図より

1696年イギリス東インド会社はこの地の支配権を獲得したのち、ウィリアム要塞の建設を始めた。要塞の名は当時の王ウィリアム3世にちなむ[1]

1740年代、ベンガルに侵入してきたマラーター勢力が攻撃した(マラーターのベンガル遠征)。

1756年、イギリスはベンガル太守シラージュ・ウッダウラと衝突し、要塞は攻撃され、占領された。その際、英人が大量に死亡するブラック・ホール事件が発生した。

だが、1757年ロバート・クライヴによって奪還され、そののちずっとイギリスの支配の拠点であり続けた。

出典・脚注

  1. ^ Krishna Dutta (2003). Calcutta: A Cultural and Literary History. pp. 71. https://books.google.co.in/books?id=UKfoHi5412UC&pg=PA71&dq=fort+william+calcutta&hl=en&sa=X&ei=INoHUKDeJ4fXrQfSo8X1Ag&ved=0CDoQ6AEwAg#v=onepage&q=fort%20william%20calcutta&f=false 

関連項目

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