ウェンブリー・アリーナ

曖昧さ回避 この項目では、主にコンサートを行う多目的ホールアリーナ)について説明しています。フットボール専用スタジアムについては「ウェンブリー・スタジアム」をご覧ください。
ウェンブリー・アリーナ
"OVOアリーナ・ウェンブリー"
施設情報
所在地 ロンドンウェンブリー
位置 北緯51度33分29.10秒 西経0度16分58.70秒 / 北緯51.5580833度 西経0.2829722度 / 51.5580833; -0.2829722
開場 1934年
修繕 1978年
所有者 Quintain Estates and Development plc
運用者 ASMグローバル
旧称
エンパイア・プール(1934年 - 1978年)
ウェンブリー・アリーナ(1978年 - 2014年)
使用チーム、大会
大英帝国競技大会 (1934年)
1948年ロンドンオリンピック
2012年ロンドンオリンピック
など
収容人員
12,500人[1](修繕前は8,000人)
アクセス
ウェンブリー・パーク駅より徒歩10分[1]

ウェンブリー・アリーナ: Wembley Arena)は、イングランドロンドンウェンブリーにある世界的に有名なアリーナである。現在の名称はOVOアリーナ・ウェンブリー: OVO Arena, Wembley)。かつては別名でエンパイアプール: Empire Pool)と呼ばれていた。

概要

ロンドンではO2≥アリーナ、アールズ・コート・エキシビション・センターに次ぐ3番目の規模を持つ屋内競技場(アリーナ)である。最高12500人の収容が可能となっており、主にコンサートで利用されている。

歴史

ウェンブリー・アリーナの観客席

1934年の大英帝国競技大会(現・コモンウェルスゲームズ)開催のために、エンパイアプールの名称で屋内プール(最高8000人収容)として建設、1978年に多目的ホールへと改修され、それに伴ってウェンブリー・アリーナに改名した[2]

屋内でのスポーツ競技では、1980年に開催されたボクシングの世界タイトルマッチ「アラン・ミンターマービン・ハグラー」の試合は伝説の試合となった他、イギリスのアイスホッケーリーグもここで行われていた。

プロレスでは、WWEロウスマックダウンが2006年4月に開催され、過去にはPPV大会であるインサレクションが開催されたこともある。近年では毎年のハウス・ショー公演に使用されている他、WCWTNA等の団体も海外公演の際に使用したことがある。

また、世界の著名なアーティストがコンサートを開催することでも有名である。イエス、スパイス・ガールズテイク・ザットウエストライフなどがその例で、特にウエストライフは2006年だけで23回の公演を行った。

2011年には音楽オーディション番組「Xファクターグランドファイナル」の会場にもなった。

五輪会場としても使用されており、1948年ロンドンオリンピック競泳飛込競技水球競技が行われ[3]2012年ロンドンオリンピックでは新体操バドミントン競技が実施された[4][5]

2013年9月に運営元のライブ・ネイションとの契約が切れたことから、AEGファシリティーズが運営権を落札[6]。その後、2014年6月にAEGファシリティーズが電力会社のSSEに命名権を販売したため、名称がSSEアリーナ・ウェンブリーへ変更となった[7]

主な公演

1980年代

  • デヴィッド・ボウイ - 1983年6月(Serious Moonlight Tour)
  • U2 - 1984年11月(Unforgettable Fire Tour)、1987年(The Joshua Tree Tour)

1990年代

2000年代

2010年代

脚注

  1. ^ a b “ウェンブリー・アリーナ”. LONDON navi. ナビドットコム. 2015年8月27日閲覧。
  2. ^ “初の屋内「帝国プール」”. YOMIURI ONLINE (読売新聞). (2012年5月5日). https://web.archive.org/web/20120515200215/http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2012/feature/20120507-OYT8T00171.htm 2015年8月27日閲覧。 
  3. ^ 1948 Summer Olympic official report. (英語) pp. 43, 49.
  4. ^ “profile” (英語). London2012.com. 2011年5月7日閲覧。
  5. ^ “ロンドンオリンピック2012 競技会場 ウェンブリー・アリーナ”. 日本オリンピック委員会. 2015年8月27日閲覧。
  6. ^ “大手AEGライブが英国ウェンブリー・アリーナの運営権を落札”. Billboard JAPAN (阪神コンテンツリンク). (2013年9月4日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/14841/2 2015年8月28日閲覧。 
  7. ^ “ロンドンを代表する会場の一つ、ウェンブリー・アリーナが6月から名称を変更”. RO69 (ロッキング・オン). (2014年4月14日). https://rockinon.com/news/detail/100314 2015年8月26日閲覧。 

外部リンク

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