エグレット

帽子に着けられたエグレット

エグレット(Aigrette)とは、ターバンや帽子、金や銀、真珠製の頭飾りに付ける羽飾りで、羽根付の宝石飾りなどもそう呼ぶ。名称は、フランス語の白鷺(Aigrette)かLesser white heronから来ている。

歴史

ダイヤモンドルビーで飾られたエグレットが、オスマン帝国スルタンのターバンや馬の儀礼用鎧チャンフロンを飾った。以前はフランス軍の特定の階級が着用していた[1]

19世紀後半から20世紀初頭にかけて流行したが、プルームハンター(英語版)(羽狩猟家)による白鷺などの大量虐殺を招いたことから、公衆の反感と政府の規制が入り衰退した。

出典

  1. ^ Chisholm 1911, p. 436.

参考文献

 この記事にはアメリカ合衆国内で著作権が消滅した次の百科事典本文を含む: Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Aigrette". Encyclopædia Britannica (英語). Vol. 1 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 436.

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、エグレットに関連するカテゴリがあります。
  • 頭の羽根飾り
    • マヒオレ(英語版) - ハワイの装束
    • モンテスマの羽根飾り(英語版) - メキシコの装束
    • ウォーボンネット - インディアンの装束
    • プルーム (羽根)(en)
    • ハックル(英語版)
    • en:Toupha (ギリシア語: τοῦφα / toúpha or τουφίον / touphíon) - 皇帝の冠、騎手の兜を飾る羽根束
    • 頭の羽飾り(英語版) - 倒した敵の数に応じて羽の数が増える文化(東欧、モンゴル、アメリカ先住民など)がある。