エリニュス・インターナショナル

エリニュス・インターナショナル(Erinys International)は、イギリス民間軍事会社イギリス領ヴァージン諸島にて登記され、アラブ首長国連邦ドバイ南アフリカ共和国ヨハネスブルグ、イギリス本国のハンプシャーにオフィスを有する。

人材や資産の警備およびサポート(例:通信、ロジスティックス)サービスを提供している。また、アフリカ諸国ではプロジェクトのリスク評価を継続的に、または短期の案件で提供することを専門としている。

概要

イギリス軍元士官のジョナサン・ガラット(Jonathan Garratt)により設立される[1]

2002年には元南アフリカ外交官のショーン・クリアリー(Sean Cleary)が設立したStrategic Concepts Pty Ltdのリスク評価事業を買収、2003年初頭には元SAS隊員のアリスター・モリソン(Alistair Morrison)が経営に参加した。

イラク戦争において、エリニュス社は連合暫定政府からイラク石油省の石油保護部隊(OPF)の創設・訓練という契約を得た。当初はパイプラインや施設を守るための6,500人の警備員という契約だったが、契約期間中に拡大、航空監視機能を含む282箇所を守る16,000人のイラク人要員を雇用した。OPFの契約は2004年12月に終了し、部隊とその資産は石油省に移管された[2]

その他、米国陸軍工兵隊(USACE)の湾岸地域師団(GRD)への復興プロジェクトの警備および支援サービスの契約を取得。民間人の警護や無線通信ネットワーク、専門家によるセキュリティ調査・評価サービスを提供していた。

脚注

  1. ^ “Ex Army officer sues BBC over Waking The Dead character and a 'coincidence too far'” (英語). Daily Mail Online. (2008年5月25日). https://www.dailymail.co.uk/news/article-1021742/Ex-Army-officer-sues-BBC-Waking-The-Dead-character-coincidence-far.html 
  2. ^ “IRAQ: Precarious Work in Protecting Iraq's Pipelines” (英語). corpwatch (Asia Times Online). (2004年9月23日). https://corpwatch.org/article/iraq-precarious-work-protecting-iraqs-pipelines 

外部リンク

  • Official site