ギーズ公

ギース公の紋章

ギーズ公ギュイーズ公ギュイズ公フランス語: Duc de Guise [dyk də gɥiz][1]英語: Duke of Guise [djuːk əv giːz])はフランス貴族称号ユグノー戦争ではカトリック側の中心勢力として、プロテスタントに対抗した。

歴史

1520年ロレーヌ公ルネ2世の次男でフランス内領地の相続人クロードはパリ高等法院にギーズ伯領を与えられ、1528年にギーズ公の称号を得た。クロードの娘マリー(メアリ・オブ・ギーズ)はスコットランド王ジェームズ5世に嫁ぎ、その間に生まれたスコットランド女王メアリーが王太子、後のフランス王フランソワ2世と結婚(1558年)したことで、ギーズ家は宮廷内に地位を築いた。フランス史上、ユグノー戦争でカトリック勢力の中心になったフランソワ、アンリ1世父子が有名。

1688年にギーズ家は断絶、ギーズ公の称号はブルボン家の分家であるブルボン=コンデ家ブルボン=オルレアン家に与えられた。

シャトノワ=ヴォーデモン=ギーズ家

  • クロード(1496年 - 1550年)
  • フランソワ(1520年 - 1563年) - ユグノー戦争暗殺(英語版)される
  • アンリ1世(1550年 - 1588年) - サン・バルテルミの虐殺、カトリック同盟で知られる。アンリ3世の刺客により暗殺(英語版)される。
  • シャルル1世(1571年 - 1640年)
  • アンリ2世(1614年 - 1664年)
  • ルイ・ジョゼフ(1650年 - 1671年)
  • フランソワ・ジョゼフ(1670年 - 1675年)
  • マリー(1615年 - 1688年)

ブルボン=コンデ家

  • アンリ3世(1643年 - 1709年)
  • ルイ2世(1668年 - 1710年)
  • ルイ3世アンリ(1692年 - 1740年)
  • ルイ4世ジョゼフ(1736年 - 1818年)
  • ルイ5世アンリ(1756年 - 1830年)

ブルボン=オルレアン家

  • アンリ(1847年) - フランス王ルイ・フィリップの五男・オマール公アンリ・ドルレアンの次男
  • フランソワ・ポール(1852年) - アンリの弟
  • フランソワ・ルイ(1854年 - 1872年) - フランソワ・ポールの弟
  • ジャン(1874年 - 1940年) - フランス王ルイ・フィリップの曾孫、アンリ・ドルレアンの又甥

脚注

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  1. ^ Observations Sur la Langue Francoise

参考文献

関連項目

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