クレイジー・イン・ラブ

曖昧さ回避 この項目では、ビヨンセとジェイ・Zの楽曲について説明しています。ITZYのアルバムについては「CRAZY IN LOVE」をご覧ください。
「クレイジー・イン・ラブ」を披露するビヨンセとジェイ・Z(2009年、ロンドン

クレイジー・イン・ラブ 」(: Crazy in Love)は、アメリカ合衆国R&B歌手ビヨンセと、ヒップホップラッパージェイ・Zとの共演楽曲である。

概要

映像外部リンク
Beyoncé - Crazy In Love ft. JAY Z - YouTube

ビヨンセとジェイ・Z、プロデューサーのリッチ・ハリスンによって作られ、ビヨンセのソロ・デビュー・アルバム『デンジャラスリィ・イン・ラヴ』の先行シングルとなった。この曲のブラスの部分は、1970年にザ・シャイ・ライツが発表した「Are You My Woman (Tell Me So)」からのサンプリングである。

2003年7月8日に、アルバムからの先行シングルとしてリリースされ、アメリカ合衆国とイギリスのナショナルチャートで首位を獲得し、その他の国でもトップ10入りした。この楽曲にはさまざまな批評も受け、ビヨンセ自身も様々な賞を受賞した。

2021年、「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500 (The RS 500 Greatest Songs of All Time) 」において、16位にランクされている[1]

収録曲

いずれも12cmシングル

アメリカ版
  1. "Krazy in Luv" (Rockwilder remix) – 4:12
  2. "Krazy in Luv" (Rockwilder remix instrumental) – 4:12
  3. "Krazy in Luv" (Adam 12 So Crazy remix) – 4:30
  4. "Krazy in Luv" (Maurice's Nu Soul remix) – 6:27
  5. "Krazy in Luv" (Juniors World remix) – 8:09
ヨーロッパ版
  1. "Crazy in Love" (single version) – 4:11
  2. "Crazy in Love" (album version) – 4:26

イギリス版
  1. "Crazy in Love" (album version) – 3:55
  2. "Crazy in Love" (instrumental) – 3:55
  3. "Krazy in Luv" (Rockwilder remix) – 4:12
  4. "Krazy In Luv" (Lego's Poontin Muzik dub) – 5:39

タイアップ

2002年、ビヨンセはペプシコ社と契約、同社のCMに出演するようになり、この曲もBGMとして使われた[2]

この曲は2004年のロマンティックコメディ映画『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』の公式サウンドトラックにも収録された[3]。同じころ、アメリカ合衆国のコメディ映画『最凶女装計画』と、『TAXI NY』のサウンドトラックにも用いられた。2007年にはコメディ映画『噂のアゲメンに恋をした!』でもサウンドトラックに収録された[4]

All of Usの Cliffhanger でも RobertとNeesee がこの曲を間違えた。

カバー・リミックス

アジア版『デンジャラスリィ・イン・ラブ』には、ラップがF4のヴァネス・ウーによる北京官話のラップに差し替えられたものもある[5]。 この曲は Rockwilder remix, Maurice's Nu Soul remix, and Juniors World remixといったリミックス版があり、クレイジー・イン・ラブのシングルに収録された[6]

この曲はさまざまなバンドにカバーされており、イギリスのロックバンドザ・マジック・ナンバーズがこの曲をカバーした際は、オーストラリアのラジオ局 Triple JのLike a Version CD/DVDの第3巻に収録された。アメリカ合衆国のオルタナティブ・ロックバンド、スウィッチフットは、 Yahoo!のCoverArtという企画でこの曲のカバーを行った[7]。スウィッチフットが曲の fundamental elementをいじる際、スウィッチフットは自身の『ロック魂』を込めたとのこと[7] 。スウィッチフットによるカバー版のビデオは Yahoo! Pepsi Smash websiteで見ることができる。

2003年には、アイルランドのシンガー・ソングライターMickey Joe Harteがチャリティアルバム Even Better Than the Real Thing Vol. 1でアコースティックのカバーをした。これ以外にも、オーストラリアの歌手ジェシカ・マーボイ、イギリスの3人組プッピーニ・シスターズ、ポーランドの歌手 Nina Cieślińska,スコットランドのロックバンド スノウ・パトロールもカバーした。

ザ・マジック・ナンバーズ版は2007年にリリースされたスターバックス (Hear Music) のコンピレーションアルバム Sounds Eclectic: The Covers Projectに収録された。Antony and the Johnsonsがツアーでこの曲のカバーを行ったが、レコーディングはされなかった。

関連項目

  • 渡辺直美(「和製ビヨンセ」としてコントのレパートリーに同曲が用いられる)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “The 500 Greatest Songs of All Time” (英語). Rolling Stone (2021年9月15日). 2021年12月21日閲覧。
  2. ^ Brand Republic staff (2003年7月16日). “Beyonce smash 'Crazy In Love' features in new Pepsi ad”. Brand Republic. http://www.brandrepublic.com/news/185483/beyonce-smash-crazy-love-features-new-pepsi-ad/ 2008年6月5日閲覧。 
  3. ^ “Bridget Jones: The Edge of Reason [UK Bonus Tracks]”. MTV Shop. 2008年6月5日閲覧。
  4. ^ Rocchi, James (2007年9月20日). “Review: Good Luck Chuck”. Cinematical. 2012年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年6月5日閲覧。
  5. ^ Beyoncé: Live at Wembley (CD). Beyoncé Knowles. Asia: Sony BMG Entertainement. 2003.
  6. ^ Crazy in Love (12-inch). Beyoncé Knowles. United States: Sony BMG Entertainement. 2003.
  7. ^ a b Jackson, Kevin (2007年2月7日). “Switchfoot Covers Beyonce's Smash Single”. The Christian Post. http://www.christianpost.com/article/20070207/25657_Switchfoot_Covers_Beyonce's_Smash_Single.htm 2008年6月5日閲覧。 
シングル

1.ワーク・イット・アウト - 2.ファイティング・テンプテーション - 3. クレイジー・イン・ラブ - 4.ベイビー・ボーイ - 5.ミー・マイセルフ・アンド・アイ - 5.サマータイム - 6.ノーティ・ガール - 7.ザ・クローザー・アイ・ゲット・トゥ・ユー - 8.ウィッシング・オン・ア・スター - 9.チェック・オン・イット - 10.デジャヴ - 11.リング・ザ・アラーム - 12.イレプレイスブル - 13.リッスン - 14.アモーレ・ジタノ - 15.ビューティフル・ライアー - 16.ゲット・ミー・ボディード - 17.グリーン・ライト - 18.イフ・アイ・ワー・ア・ボーイ - 19.シングル・レディース (プット・ア・リング・オン・イット) - 20.アット・ラスト - 21.ディヴァ - 22.ヘイロー - 23.エゴ - 24.スウィート・ドリームス - 25.ブロークン・ハーテッド・ガール - 26.ビデオ・フォン - 27.ホワイ・ドント・ユー・ラブ・ミー - 28.ラン・ザ・ワールド (ガールス) - 29.ベスト・シング・アイ・ネヴァー・ハッド - 30.パーティ - 31.ラブ・オン・トップ - 32.カウントダウン - 33.アイ・ケア - 34.エンド・オブ・タイム - 35.XO - 36.ドランク・イン・ラブ - 37.パーティション - 38.プリティ・ハーツ - 39.フローレス - 40.7/11 - 41.リング・オフ - 42.フォーメーション - 43.ソーリー - 44.ホールド・アップ - 45. フリーダム - 46.オール・ナイト - 47.スピリット

スタジオ・アルバム
ベスト・アルバム
  • デンジャラスリィ・イン・ラヴ/ライヴ・アット・ウェンブリー (2008年)
EP
  • イレエンプラザブル (2007年)
  • アバヴ・アンド・ビヨンセ:ダンス・ミックシーズ (2009年)
  • 4:ザ・リミックス (2012年)
  • モア・オンリー (2014年)
サウンドトラック
  • ドリームガールズ (2006年)
ライヴ・アルバム
  • ライヴ・アット・ウェンブリー (2004年)
  • ザ・ビヨンセ・エクスペリエンス・ライヴ (2007年)
  • アイ・アム…ユアーズ:アン・インティメート・パフォーマンス・アット・ウィン・ラスベガス (2009年)
  • アイ・アム…ワールド・ツアー (2010年)
関連人物
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