コズミノ港

コズミノ港(コズミノこう)は、ロシア連邦沿海地方ナホトカ湾内南東部にある港湾。正式名称は「コズミノ石油積出専用海洋港 (ロシア語: Спецморнефтепо́рт Ко́зьмино)」で、日本語メディアでは「コジミノ港」とも表記される。

概要

1860年、海軍中佐ワシーリー・バブキン (Бабкин, Василий ) が探検航海の際にこの小さな湾を発見し、北極海やオホーツク海を探検した著名な水路測量技師プロコピー・コズミン(コジミン、Козьмин, Прокопий Тарасович) の名をとって「コズミノ湾 (Бухта Козьмина)」と名付けられた[1]

ロシア石油の海上輸出拠点であり、輸出先は日本韓国など。主に東シベリア産の原油東シベリア・太平洋(ESPO)パイプラインを通してここに集められ、石油タンカーに積載される。2009年12月28日に初の船積みが行われた[2]

2014年上期の積出量は1170万トン(年間予定積出量は2330万トン)で、その内訳は440万トンが日本向け、中国240万トン、韓国170万トンである[3]

関連項目

注釈

  1. ^ “Восточный Порт России - бюллетень Курьер Восточного ИМЯ НА КАРТЕ”. 2012年6月13日閲覧。
  2. ^ ロシアがコズミノ港の新石油ターミナルから船積みを開始 | ワールド | Reuters
  3. ^ “コジミノ港からの石油、約4割が日本向け”. ボストーク通信 1053号 (JSN) 

外部リンク

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