サム・ハウザー

曖昧さ回避 この項目では、ゲームクリエイターについて記述しています。バスケットボール選手の同名の人物については「サム・ハウザー (バスケットボール)」をご覧ください。
サム・ハウザー
Sam Houser
別名義 Sam Houser
生年月日 (1971-05-24) 1971年5月24日(52歳)
出生地 イングランドの旗 イングランド
出身地 イングランドの旗 イングランドロンドン
国籍 イギリスの旗 イギリス
民族 白人
職業 ゲームクリエイター
声優
エンターテイナー
ジャンル オープンワールドクライムアクション
活動期間 1998年 - 現在
活動内容 ゲームクリエイター
声優
エンターテイナー
著名な家族 ウォルター・ハウザー(父)
ジェラルディン・モファット(母)
ダン・ハウザー(弟)
事務所 ロックスター・ゲームス
主な作品
グランド・セフト・オートシリーズ(GTAシリーズ)
レッド・デッドシリーズ
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サム・ハウザーSam Houser, 1971年5月24日 - 現在)は、イギリスロンドン生まれのゲームクリエイター声優エンターテイナーである。世界的にも有名で全世界で3億7000万本以上[1]を売り上げているグランド・セフト・オートシリーズを制作、発売をしており、弟のダン・ハウザーと一緒にアメリカニューヨーク州ニューヨークに設立されたゲーム会社であるロックスター・ゲームスは多数の子会社を所持している国際的な大企業へとなった。

来歴

1971年ロンドンで[2]、ウォルター・ハウザーと女優であったジェラルディン・モファットの間に生まれる[3]。母校はロンドン大学セントポール校である。

女優であった母の影響で、少年時代からクライム映画にインスピレーションを受けていた。特に『ゲッタウェイ』は、彼にとって"銀行強盗"のイメージの源泉だった[4]。ゲームでは『Mr. Do!』や『Elite』がお気に入りで、『Elite』では"宇宙強盗"として、少年時代から悪役側としてプレイすることができた[5]

グランド・セフト・オートシリーズの1作品である『グランド・セフト・オートV』は、(日本を含む)世界中で1億本以上の出荷を突破[6]し、大成功しているビデオゲームシリーズのゲームクリエイターになっているのにもかかわらず、代わりにロックスター・ブランド(子会社)に焦点を当て、メディアからの注目を避けている。

グランド・セフト・オートシリーズの成功後、彼の弟、ダンと設立したロックスター・ゲームスやその他のゲームシリーズの開発などにより世界的成功[7]を果たした。

2007年にアメリカの市民権を取得。

2009年には、アメリカの雑誌Timeにおいて、サム・ハウザーが世界で影響力のある男性100人のランキングで35位に入った[8]

ドキュメンタリードラマ

2005年に英国放送協会(BBC)が、グランド・セフト・オートシリーズにまつわる論争を描いたドラマ『The Gamechangers』を制作した。この作品では、サム役を『ハリー・ポッターシリーズ』のハリー役で知られるダニエル・ラドクリフが演じた。ビル・パクストンが元弁護士ジャック・トンプソンを演じた。トンプソンはRockstar Gamesの暴力的ゲームに批判的な人物(主にGTAシリーズ、レッド・デッドシリーズ、BULLYなど)であるため、このドラマへの出演については世界中から注目された[9]

訴訟問題

グランド・セフト・オートシリーズを制作しているロックスター・ゲームスの子会社であるロックスター・ノースの社長レスリー・ベンジーズが、2017年に長期に渡る休暇期間を過ぎると共に退社した。その後、「ロックスターから事実上強制退去させられ、元雇用主を1億500万ポンドで訴えた」と主張している。しかし、出版社は申し立てを却下し、対抗措置を開始した。[10]

彼はその後、ロックスター・ブランドとは別のゲーム開発スタジオを開設し、新たなゲームの開発をしている。

開発作品

ゲーム内声優としての作品

  • 『グランド・セフト・オートIII』 - AmmuNation Clerk
  • 『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』 - ギャングスター
  • 『グランド・セフト・オートIV』 - リバティーシティ内の歩行人

脚注

  1. ^ “『GTA V』売り上げ1.6億本に到達!―最新作に対する期待が胸高まる”. GameBusiness.jp. 2023年1月7日閲覧。
  2. ^ “Sam Houser's CV - in his own words | Games industry news | MCV”. Mcvuk.com. 2013年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月7日閲覧。
  3. ^ “Meet The Brains Behind Grand Theft Auto”. Stuff.co. (2012年12月27日). http://www.stuff.co.nz/technology/games/8122020/Meet-the-brains-behind-Grand-Theft-Auto 2013年4月2日閲覧。 
  4. ^ Kushner, David (2012). Jacked: The Outlaw Story of Grand Theft Auto. Haboken, New Jersey: John Wiley & Sons, Inc.. pp. 6 
  5. ^ Kushner, David (2012). Jacked: The Outlaw Story of Grand Theft Auto. Hoboken, New Jersey: John Wiley & Sons, Inc.. pp. 6, 7 
  6. ^ “Take-Two Q2 2019 Earnings report - Red Dead Redemption 2 has sold 17 Million Copies worldwide, GTAV sells 100 Million” (英語). RockstarINTEL (2018年11月7日). 2019年3月5日閲覧。
  7. ^ “Gaming Gods: Dan and Sam Houser | TheGamersHub”. web.archive.org (2012年5月20日). 2019年3月4日閲覧。
  8. ^ “Rockstar: Sam e Dan Houser tra i 100 uomini più influenti del mondo - News Nintendo Wii, Playstation 3, Xbox 360” (イタリア語). Console-Tribe (2009年5月4日). 2019年3月4日閲覧。
  9. ^ “BBC制作『GTA』ドキュメンタリードラマ、元弁護士ジャック・トンプソン氏役にビル・パクストン氏を起用”. Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト. 2019年3月4日閲覧。
  10. ^ “Grand Theft Auto mastermind Leslie Benzies launches new companies” (英語). www.scotsman.com. 2019年3月5日閲覧。

外部リンク

  • サム・ハウザー - IMDb(英語)
典拠管理データベース: 芸術家 ウィキデータを編集
  • MusicBrainz