サーシャ・バイン

サーシャ・バイン(Sascha Bajin, 1984年10月4日 - )は、ドイツテニスコーチで、元テニス選手。本名はアレクサンダー・バイン(Aleksandar Bajin)[注釈 1]

2007年からセリーナ・ウィリアムズのトレーニングパートナーを8年間務め、2017年から2018年までは、キャロライン・ウォズニアッキのサポートチームで1シーズン、トレーニングパートナーを務めた[3]。2018年のシーズンから2019年2月半ばまで、大坂なおみのコーチであった[4]。2019年からは、クリスティナ・ムラデノビッチのコーチとなる[5]。 2020年シーズンでは、ダヤナ・ヤストレムスカのコーチに就任する予定。

来歴

バインは、ミュンヘン郊外のフェルトモヒングでセルビア系ドイツ人の家族で育った。彼の父もテニスをやっていたことがあり、プロテニス選手になりたがっていたバインにテニスの手ほどきをしてくれた。しかし、バインが15歳の時に父は交通事故による不慮の死を遂げ、彼はテニスでキャリアを開くという関心を失ってしまった。

それでも彼はテニスのブンデスリーガ2部のイフィトス・ミュンヘンでプレーをした。1990年代後半にはシングルスのテニス選手として活動。シングルでの最高ランキングは1165位であった。

ミュンヘン時代の同僚のすすめで当時コーチとしても活動していたバインは、23歳でセリーナ・ウィリアムズのヒッティング・パートナー(トレーニングパートナー)になる決心をした。彼は、2007年から2015年までフロリダでウィリアムズの練習相手を務めた。2018年12月、彼は女子テニス協会 (WTA) から年間最優秀コーチの表彰を受けた[6]

著書

  • 『心を強くする「世界一のメンタル」50のルール』2019年 飛鳥新社 ISBN 9784864106979 翻訳:高見浩

脚注

出典

  1. ^ 秋山英宏「「「選手としての成熟を示した」大坂が2試合連続の逆転勝ち[全豪オープン」]」『テニスデイリー』WOWOW、2019年1月22日。2019年2月21日閲覧。
  2. ^ 「大坂、カップヌードルミュージアムを初訪問「レギュラースープに…」」『SANSPO.COM産業経済新聞社、2018年4月16日。2019年2月21日閲覧。
  3. ^ Jens Huiber: Naomi Osaka greift mit Sascha Bajin die Weltspitze an, Spox.com 14. März 2018
  4. ^ Naomi Osaka trennt sich von deutschem Trainer Sascha Bajin, Spox.com 12. Februar 2019
  5. ^ “大坂なおみ破ったムラデノビッチ、サーシャ・バイン氏の指導仰ぐと正式表明/テニス - スポーツ”. SANSPO.COM(サンスポ). 産経デジタル (2019年4月16日). 2019年4月16日閲覧。
  6. ^ Osaka's coach, Bajin, wins 1st WTA Coach of the Year award, Usatoday.com 10. Dezember 2018

注釈

  1. ^ Bajinはベイジン、バジンとも[1][2]

外部リンク

  • Profil über Bajin auf ITFtennis.com
  • Profil in der Süddeutschen Zeitung über Bajin
  • Doris Henkel: Ich lerne mehr von meinen Spielerinnen als die von mir (Artikel über Bajin), Faz.net 24. Oktober 2018
  • Thomas Klemm: Diener einer Dame (Artikel u. a. über Bajin), Oktober 2014 faz.net
  • Serena Williams und „Big Sascha“ Bajin – Oder das Schnitzel von Feldmoching
典拠管理データベース ウィキデータを編集
  • VIAF