シドニー・ワイントラウプ

シドニー・ワイントラウプ
ポストケインズ派経済学
生誕 (1914-04-28) 1914年4月28日
ニューヨーク
死没 1983年6月19日(1983-06-19)(69歳)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ
研究機関 ペンシルヴァニア大学
ニューヨーク大学
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス (LSE)
テンプレートを表示

シドニー・ワイントラウプ(Sidney Weintraub、1914年4月28日 - 1983年6月19日)は、アメリカニューヨークで生まれた経済学者。アメリカのポスト・ケインジアンの重鎮であった。弟子には、ポール・デヴィッドソンがいる。ワイントラウブ、ワイントゥラウプ、ワイントロープなどと表記されることもある。

略歴

研究

  • 『所得分配の理論への接近』はケインズ経済学のミクロ的基礎に関する研究だが、G・L・S・シャックルを除いて高く評価されず、アメリカでそれが流行するようになるのは1970年代に入ってからといえる。
  • 賃金費用に対する価格のマーク・アップの経験的安定性から物価問題や所得分配問題にアプローチする方法を確立したことが挙げられる。WCM(Wage-Cost Mark-Up)理論に基づいて、‘Watchtower Approach’を提唱した。また、TIP(Tax-based Incomes Policy)の提案を生んだ(根井雅弘『異端の経済学』)。

主要著作

  • 『ケインズ理論による雇用成長と所得分配』、松坂兵三郎訳、ダイヤモンド社、1968年
  • 『物価と経済成長の一般理論』(現代経済学選書)、千種義人監修、水吉俊彦訳、巌松堂出版、1971年
  • 『所得分配の理論への接近』(現代経済学名著選集16)、明治大学経済学研究会編、増沢俊彦訳、文雅堂銀行研究社、1976年

外部リンク

  • Sidney Weintraub on History of Economic Thought website
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • FAST
  • ISNI
  • VIAF
国立図書館
  • フランス
  • BnF data
  • ドイツ
  • イタリア
  • イスラエル
  • アメリカ
  • 日本
  • オランダ
  • ポーランド
その他
  • SNAC
  • IdRef
  • 表示
  • 編集