デュスコロス

デュスコロス』(古希: Δύσκολος, Dyskolos)は、古代ギリシアの作家メナンドロスによるギリシア喜劇の1つ。彼の喜劇の中で、ほぼ完全な形で現存する唯一の作品として知られる[1]。『気むずかし屋[2]、『人間嫌い[3]等とも。

人間嫌いとして有名な実在のアテナイ人ティーモーン(英語版)をモデルとした[4]、クネーモーンというアテナイ郊外に住む老人を主人公に、彼の娘、その異父兄ゴルギアース、娘に惚れた金持ち息子ソーストラトス等が絡みつつ、クネーモーンが改心していく物語が描かれる。

紀元前316年レーナイア祭で上演され優勝した。

構成

日本語訳

  • 西村太良訳「人間嫌い」- 『ギリシア喜劇全集5 メナンドロスI』 岩波書店、2009年
  • 呉茂一訳「気むずかし屋」- 『ギリシア喜劇全集 第2巻』 人文書院、1961年
  • 呉茂一訳「デュスコロス」- 『ギリシア劇集』新潮社、1963年

脚注・出典

  1. ^ “Menander's Dyskolos”. 2022年12月24日閲覧。
  2. ^ 『全集2』 人文
  3. ^ 『全集5』 岩波
  4. ^ 『全集5』 岩波324頁
演目
ディテュランボス

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