トミー・エマニュエル

トミー・エマニュエル
基本情報
別名 Tommy Emmanuel c.g.p AM
生誕 (1955-05-31) 1955年5月31日(68歳)
出身地 オーストラリアの旗 オーストラリア マスウェルブルック ニューサウスウェールズ州
ジャンル カントリー
フォーク
ブルース
ロック
ニューエイジ・ミュージック
職業 ギタリスト
担当楽器 ギター
ヴォーカル
活動期間 1962年 -
レーベル Favored Nations (英語)
公式サイト TOMMY EMMANUEL OFFICIAL WEBSITE (英語)
著名使用楽器
Maton TE Signature model (英語)
チェット・アトキンス
ジェリー・リード
ジャンゴ・ラインハルト

トミー・エマニュエル (Tommy Emmanuel, 1955年5月31日 - ) は、オーストラリアギタリスト

人物について

ニューサウスウェールズ州出身。グラミー賞に2回ノミネートされたフィンガーピッキングの達人』として有名で、今までに、チェット・アトキンスレス・ポールエリック・クラプトンなど数々の有名なギタリストと共演を果たしている。フィル・エマニュエルもオーストラリアで著名なギタリストであり、時折兄弟でセッションを行う事がある。シドニーオリンピックの開会式でもフィルと共に演奏を披露している。

特徴について

奏法としては上述のフィンガーピッキングよりも、サムピックを用いたチェットアトキンス奏法や、フラットピックを併用したハイブリッド・ピッキングと呼ばれる奏法を多用する。中でもギターのボディヒットを駆使した擬似パーカッションは彼の代名詞的奏法である。 速弾きやハーモニクスなどの秀逸なギターテクニックを披露する一方、ユーモアの溢れる性格からエンターテイナーとしての人気も高い。また、頻度は少ないものの、ヴォーカルもこなす。

使用ギターについて

現在も使用されているメインギターはMaton 808 T.E PersonalとMaton TE1、Maton EBG808TE、Maton EBG808TEC。いずれもレコーディング・ライブ共に使用されるが、パーカッシブな演奏によってボディーが削られているのが分かる。楽器全体を駆使したその奏法はギターへの負担も大きく、何度もリペアに出されている。

活動について

4歳で初めてギターを手にする。7歳の頃、ラジオでチェット・アトキンスの演奏を聴いた事で改めてギターに目覚め、10歳頃にはすでにプロのミュージシャンの一人として活動するなど、既に才能の片鱗をみせていた。ギター以外にもドラムやベースなども演奏できるマルチプレイヤーでもある。 エレキギターも使用するが、近年は主にアコースティックギターによる曲作りがメインで、チェット・アトキンスやマイケル・ヘッジスと並び、『アコギの神様』と呼ばれる事もある。晩年のチェット・アトキンスとは親交が深く、「間違いなく、この地球上で最高のギタリストの1人」と評された程で、チェット本人からCertified Guitar Player(通称C.G.P)の称号を授かった数少ないギタリストの一人。その為、Tommy Emmanuel CGPと称される場合もある。

2008年のライブアルバム、「Center Stage」において、坂本九上を向いて歩こう(Sukiyaki)をカヴァーした。2005年より毎年来日コンサートを実施しており、押尾コータローらがゲスト出演している。

2010年、彼の半世紀に渡る音楽活動と、チャリティー活動 “Kids Under Cover” での貢献が評価され、エリザベス2世から、AM (Member of the Order of Australia) という称号を与えられた。

作品

  • 1979 From Out of Nowhere
  • 1987 From Down Under
  • 1990 Dare to Be Different
  • 1992 Determination
  • 1993 The Journey
  • 1993 The Journey Continues
  • 1995 Initiation
  • 1995 Terra Firma (with Phil Emmanuel)
  • 1995 Classical Gas
  • 1996 Midnight Drive
  • 1997 The Day Finger Pickers Took Over The World (With Chet Atkins)
  • 1998 Collaboration
  • 2000 Only
  • 2001 The Very Best of Tommy Emmanuel
  • 2004 Endless Road
  • 2005 Live One
  • 2006 Happy Hour (with Jim Nichols)
  • 2006 The Mystery
  • 2008 Center Stage
  • 2009 Just Between Frets (with Frank Vignola)
  • 2010 Little by Little
  • 2010 Tommy Emmanuel Essential 3.0
  • 2011 All I Want for Christmas
  • 2013 The Colonel & The Governor (with Martin Taylor)
  • 2013 Live and Solo in Pensacola
  • 2014 The Guitar Mastery of Tommy Emmanuel
  • 2015 It's Never Too Late
  • 2015 Just Passing Through (with Ian Date, Ian Cooper)
  • 2016 Christmas Memories
  • 2017 Music Gone Public
  • 2017 Live! At the Ryman
  • 2017 Pickin'
  • 2018 Accomplice One
  • 2019 Heart Songs (Tommy Emmanuel & John Knowels)

外部リンク

  • Official web site
  • MySpace.com/TommyEmmanuel
  • favorednations.com
  • Maton home page
典拠管理データベース ウィキデータを編集
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