基督信徒の慰

基督信徒の慰め』(きりすとしんとのなぐさめ)は、1893年2月に刊行された内村鑑三の文学作品である。この書において内村は初めて無教会主義の概念を提示した。正宗白鳥はこの書を愛読して大きな影響を受けた。

内容

序文の中で、「著者の自伝にあらず」と書いているが、1891年の「不敬事件」の時の生活体験に基づいていると言われる。

構成

「愛するものの失せし時」「国人に捨てられし時」「基督教会に捨てられし時」「事業に失敗せし時」「貧に迫りし時」「不治の病に罹りし時」の6章よりなっている。

参考文献

  • 鈴木範久『内村鑑三』岩波書店、1982年

初出

  • 内村鑑三著『基督信徒の慰』警醒社、1893年
人物
創始者内村鑑三
歴史

札幌バンド(1877-1881) · 不敬事件(1891) · 東京独立雑誌(1898-1900) · 夏期講談会(1900-1902) · 聖書之研究(1900-1930) · モアブ婦人会(1913-) · 角筈聖書研究会(1902-1930) · 教友会(1905-1918) · 今井館(1906-) · 柏会(1909-1916) · 白雨会(1911-1918) · 柏木兄弟団(1918-1921) · 再臨運動(1918-1919) · 洗足会(1923-)

 著作

基督信徒の慰(1893) · 求安録(1893) · 余は如何にして基督信徒となりし乎(1895)

その他
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