小西瑠美

こにし るみ
小西 瑠美
本名
別名義 小西 ルミ
生年月日 不詳年
没年月日 不詳年
出生地 日本の旗 日本
職業女優
ジャンル 劇映画時代劇現代劇特撮映画トーキー)、テレビ映画
活動期間 1957年 - 1963年
主な作品
電送人間
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小西 瑠美こにし るみ[1][2]生没年不詳)は、日本の元女優である[3]。本名同じ[3]。後年は小西 ルミを名乗った[3]

来歴・人物

生年月日・出生地不詳[3]

洗足学園女子高等学校(現在の洗足学園中学校・高等学校)を卒業後、「小西 瑠美」を名乗って東宝の専属女優となり、1957年(昭和32年)8月25日に公開された谷口千吉監督映画『最後の脱走』で映画デビューを果たす[3]。以後、同年10月27日に公開された松林宗恵監督映画『青い山脈 新子の巻』や、1960年(昭和35年)3月13日に公開された堀川弘通監督映画『黒い画集 あるサラリーマンの証言』など、青春映画やサラリーマン映画を中心に娘役として脇役出演した[3][2]。また、同年4月10日公開の福田純監督映画『電送人間』など、東宝名物の特撮映画にも出演している。

1961年(昭和36年)春、芸名を「小西 ルミ」と改名する[3]。ところが、映画では1962年(昭和37年)11月17日に公開された青柳信雄監督映画『サラリーマン権三と助十 恋愛交叉点』、テレビ映画では翌1963年(昭和38年)2月7日に放映された『空港』(日本テレビ系列)以降の出演作品が見当たらず、既に故人とされているが、以後の消息は不明である[3]没年不詳

出演作品

東宝

特筆以外、全て製作・配給は「東宝」、特筆以外は全て「小西瑠美」名義である。

  • 『最後の脱走』:監督谷口千吉、1957年8月25日公開 - 白蘭部隊・静子
  • 大学の侍たち』:監督青柳信雄、1957年9月22日公開
  • 『花嫁は待っている』:監督青柳信雄、1957年10月20日公開
  • 『青い山脈 新子の巻』:監督松林宗恵、1957年10月27日公開 - 野田アツ子
  • 『続 青い山脈 雪子の巻』:監督松林宗恵、1957年11月19日公開 - 野田アツ子
  • 『結婚のすべて』:監督岡本喜八、1958年5月26日公開 - ケンカをしているアベックの女
  • 『密告者は誰か』:監督熊谷久虎、1958年11月18日公開
  • 『デン助のやりくり親父』:監督板谷紀之、製作東京映画、1959年2月24日公開 - デン助の娘・すみ子
  • 『燈台』:監督鈴木英夫、1959年2月24日公開 - 高子
  • 『愛妻記』:監督久松静児、製作東京映画、1959年2月24日公開 - 菱刈操
  • 『僕らの母さん』:監督板谷紀之、製作東京映画、1959年3月29日公開 - 若い娘
  • 女子大学生 私は勝負する』:監督板谷紀之、製作東京映画、1959年7月28日公開 - 杉田元子
  • 『頑張れゴキゲン娘』:監督古沢憲吾、1959年8月4日公開 - 女店員
  • 『上役 下役 ご同役』:監督本多猪四郎、1959年9月13日公開 - 営業部員・堀内咲子
  • 恐るべき火遊び』:監督福田純、1959年11月15日公開 - 麻里子の友人D
  • 『爆笑水戸黄門漫遊記』:監督斎藤寅次郎、1959年12月13日公開
  • 宇宙大戦争』:監督本多猪四郎、1959年12月26日公開 - ビラ撒きの女[4]
  • 「サラリーガール読本」シリーズ
    • 『サラリーガール読本 むだ口かげ口へらず口』:監督岩城英二、1960年1月9日公開 - 永沼美子
    • 『サラリーガール読本 お転婆社員』:監督川崎徹広、1960年6月15日公開
  • 女が階段を上る時』:監督成瀬巳喜男、1960年1月15日公開
  • 『銀座退屈娘』:監督山本嘉次郎、1960年3月8日公開 - 留置場の女B
  • 黒い画集 あるサラリーマンの証言』:監督堀川弘通、1960年3月13日公開 - 千恵子の友人・岩本夏江
  • 電送人間』:監督福田純、1960年4月10日公開 - トミ子[5][1][2]
  • 『羽織の大将』:監督千葉泰樹、1960年4月17日公開 - 芸者B
  • 『サラリーマン御意見帖 出世無用』:監督岩城英二、1960年5月28日公開 - 令嬢B
  • 『接吻泥棒』:監督川島雄三、1960年6月26日公開 - 聖立高女生徒・英子
  • 夜の流れ』:監督成瀬巳喜男・川島雄三、1960年7月12日公開
  • 八百屋お七 江戸祭り一番娘』:監督岩城英二、1960年8月9日公開 - 女中お玉
  • 『新・女大学』:監督久松静児、1960年8月28日公開 - 若い女
  • 秋立ちぬ』:監督成瀬巳喜男、1960年10月1日公開 - トキ子
  • 「背広三四郎」シリーズ
  • 『お姐ちゃんはツイてるぜ』:監督筧正典、1960年11月19日公開
  • 『サラリーマン奥様心得帖』:監督古沢憲吾、1961年2月21日公開 - 篠原マユミ
  • 続サラリーマン忠臣蔵』:監督杉江敏男、1961年2月25日公開 - 肥後の連れの女
  • 特急にっぽん』:監督川島雄三、1961年4月4日公開 - 井上さかえ[注釈 1]
  • 『サラリーマン弥次喜多道中』:監督青柳信雄、1961年6月27日公開 - まち子[注釈 1]
  • 『守屋浩の三度笠シリーズ 有難や三度笠』:監督福田純、1961年8月6日公開 - おそで
  • 新入社員十番勝負』:監督岩城英二、1961年9月12日公開
  • 『猫と鰹節 ある詐話師の物語』:監督堀川弘通、1961年11月22日公開 - リラの女給A[注釈 1]
  • 『花影』:監督川島雄三、製作東京映画、1961年12月9日公開 - トンボの女給・ゆかり[注釈 1]
  • 女の座』:監督成瀬巳喜男、1962年1月14日公開 - 鈴木美枝[注釈 1]
  • 『女難コースを突破せよ』:監督筧正典、1962年4月1日公開 - 女按摩[注釈 1]
  • 『吼えろ脱獄囚』:監督福田純、1962年5月15日公開
  • 『女性自身』:監督福田純、1962年5月22日公開 - 小出明子[注釈 1]
  • 『豚と金魚』:監督川崎徹広、1962年6月20日公開
  • 『箱根山』:監督川島雄三、1962年9月15日公開 - お絹[注釈 1]
  • 放浪記』:監督成瀬巳喜男、製作宝塚映画、1962年9月29日公開 - のぶ[注釈 1]
  • 『サラリーマン権三と助十 恋愛交叉点』:監督青柳信雄、1962年11月17日公開 - 女中A[注釈 1]

テレビドラマ

  • 東宝ミュージカルス(フジテレビ系列)
    • 第25回『フクロウ部隊』:1959年8月16日放映
  • ダイヤル110番』(日本テレビ系列)
    • 第147話「5を4242」:1960年7月5日放映
    • 第234話「ガサ入れ」:1962年3月6日放映
    • 第240話「自首」:1962年4月17日放映
  • 東レサンデーステージ(日本テレビ系列)
    • 第16回『或る屋根の下』:1960年10月16日放映
  • GASグランド劇場日本教育テレビ系列)
    • 第17回「ガリばあ先生と女子大生」:1962年4月29日放映
  • 夫婦百景』(日本テレビ系列)
    • 第228話「じゃじゃ馬女房」:1962年9月17日放映
  • 武田ロマン劇場(日本テレビ系列)
    • 第32回『空港』:1963年2月7日放映

脚注

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注釈

  1. ^ a b c d e f g h i j 「小西ルミ」名義。

出典

  1. ^ a b ゴジラ大百科 1993, p. 119, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
  2. ^ a b c モスラ映画大全 2011, p. 59, 「脇役俳優辞典19」
  3. ^ a b c d e f g h 『日本映画俳優全集 女優篇』キネマ旬報社、1980年、298頁。 
  4. ^ “宇宙大戦争”. 東宝 WEB SITE. 東宝. 2022年3月10日閲覧。
  5. ^ 東宝特撮映画全史 1983, p. 536, 「主要特撮作品配役リスト」

参考文献

  • 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。 
  • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。 
  • 『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日。ISBN 978-4-86248-761-2。 

外部リンク