川村郁夫

かわむら いくお
川村 郁夫
生年月日 (1933-03-22) 1933年3月22日(91歳)
出生地 日本の旗 日本三重県
職業俳優
ジャンル 劇映画時代劇現代劇特撮映画トーキー
活動期間 1957年 - 1964年
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川村 郁夫かわむら いくお[1][2]1933年昭和8年〉3月22日[2] - )は、日本の元俳優三重県出身[2]

来歴・人物

東宝の専属俳優。書籍『ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』では、「新東宝でなら二枚目もつとまるのではないかというような、なかなかの好男子」と評している[1]

1951年明治大学在学中に帝国劇場の研究生となり、初舞台を踏む。その後、東宝に入社し、短期間ではあるが、ジャンルを問わず多くの作品に脇役として出演した。

後に川村は、映画俳優に転向したきっかけについて「社長が東宝の森岩雄さんに「帝劇の連中の面倒を見てくれ」と。それで僕は契約するんです」[要追加記述]と回想している。

1964年に芸能界を引退した[2]

出演作品

東宝

全て製作・配給は東宝である。

  • 空の大怪獣 ラドン』:監督本多猪四郎、1956年12月26日公開 - 警官[2]
  • 『最後の脱走』:監督谷口千吉、1957年8月25日公開 - 馬賊
  • 『智惠子抄』:監督熊谷久虎、1957年9月8日公開
  • 大学の侍たち』:監督青柳信雄、1957年9月22日公開
  • 『遙かなる男』:監督谷口千吉、1957年12月10日公開
  • 『結婚のすべて』:監督岡本喜八、1958年5月26日公開
  • 変身人間シリーズ
  • 『奥様三羽烏』:監督青柳信雄、1959年5月12日公開 - 有賀三郎
  • 『銀座のお姐ちゃん』:監督杉江敏男、1959年7月14日公開
  • 戦国群盗伝』:監督杉江敏男、1959年8月9日公開 - 駿之助
  • 愚連隊シリーズ
  • 日本誕生』:監督稲垣浩、1959年11月1日公開 - 尾張の民
  • 『女が階段を上がる時』:監督成瀬巳喜男、1960年1月15日公開 - 藤崎の部下
  • 『サラリーマン出世太閤記 完結篇 花婿部長No.1』:監督筧正典、1960年3月29日公開
  • 『お姐ちゃんはツイてるぜ』:監督筧正典、1960年11月19日公開
  • 『南の風と波』:監督橋本忍、1961年2月14日公開 - 青年会会長の青年
  • モスラ』:監督本多猪四郎、1961年7月30日公開 - インファント島民[2]、自衛隊員[2]、ほか
  • 世界大戦争』:監督松林宗恵、1961年10月8日公開 - プレスクラブ運転手[2]
  • 野盗風の中を走る』:監督稲垣浩、1961年11月22日公開 - 立札の侍3
  • 『サラリーマン権三と助十』:監督青柳信雄、1962年1月28日公開
    • 『サラリーマン権三と助十 恋愛交叉点』:監督青柳信雄、1962年11月17日公開
  • 『海底軍艦』:監督本多猪四郎、1963年12月12日 - 轟天建武隊[1][注釈 1]
  • モスラ対ゴジラ』:監督本多猪四郎、1964年4月29日公開 - 操縦士

脚注

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注釈

  1. ^ a b c ノンクレジット。

出典

  1. ^ a b c d ゴジラ大百科 1993, p. 117, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
  2. ^ a b c d e f g h i モスラ映画大全 2011, p. 49, 「脇役俳優辞典16」
  3. ^ 「俳優名鑑」『東宝特撮映画DVDコレクション』第48号、デアゴスティーニ・ジャパン、2011年8月、8頁、雑誌コード:20693-8/16。 

参考文献

  • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。 
  • 『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日。ISBN 978-4-86248-761-2。 

外部リンク