政党軍

政党軍(せいとうぐん)とは、政党が持つ軍隊のことである。

一党独裁体制の国家では独裁政党に所属する政党軍が国軍として定められていることがある。

ナチス親衛隊

ナチス親衛隊国家社会主義ドイツ労働者党の党内警察組織として存在していたが、「国家唯一の武装者」と位置づけられたドイツ国防軍から武装を許可されて 第二次世界大戦では戦闘に参加するなど、政党軍としての一面を持っていた[1](武装親衛隊)。

社会主義国

北朝鮮、ベトナムなどアジアの社会主義国はこの形態である[疑問点 – ノート]

日本

日本の場合、公然と政党軍が組織されたことはないが、公党が非公然の武装組織を作ったり、あるいはヤクザなどを自陣営に組み込んで対立する組織を威圧することはまま、あった。

脚注

出典

  1. ^ 堀内淳「ドイツ国防軍と武装親衛隊 : 戦争犯罪に対する両者の関与について(西洋史学専修)(平成十四年度卒業論文要旨)」『史觀』第149巻、2003年9月、111-114頁。 
  2. ^ 伊原沢周「中国の政党と軍隊」『東洋文化学科年報』第11巻、追手門学院大学文学部東洋文化学科、1996年11月、14-38頁、ISSN 0913-2163、NAID 110008753480。 

参考文献

  • 自衛隊は違憲だと言いつつ、実は「共産党軍」創設を目論んでいた?! 恐るべき革命政党の本性
  • 玉田芳史「タイの実業家政党と軍:――首相府令66/523を中心として――」『東南アジア研究』第26巻第3号、京都大学東南アジア研究センター、1988年、293-307頁、doi:10.20495/tak.26.3_293、ISSN 0563-8682、NAID 110000200474。 

関連項目

外部リンク

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