最も偉大なフィンランド人

最も偉大なフィンランド人(もっともいだいなフィンランドじん、フィンランド語: Suuret suomalaiset)とは、フィンランド国営放送による2004年テレビ番組である。視聴者により、2004年10月から12月までの期間に選ばれた人物に基づき、フィンランド史上もっとも偉大な人物100人のランキングが作成された。この番組はイギリスBBCによる100名の最も偉大な英国人スピンオフ企画である。

順位

C・G・E・マンネルヘイム
リスト・リュティ
ウルホ・ケッコネン
アドルフ・エーンルート
タルヤ・ハロネン
アルヴォ・ユルッポ
ミカエル・アグリコラ

1〜10位

11位以下

ユイセ・レスキネン(フィンランド語版)
  • 40. アンダース・シデニウス(フィンランド語版)
  • 41. ウノ・シグネウス(フィンランド語版)
ヘレン・シャルフベック
ラッセ・ビレン
  • 73. アッリ・ヴァイッティネン=クイッカ(フィンランド語版)
  • 74. シモ・ヘイヘ
  • 75. ヤーッコ・イルッカ(フィンランド語版)
  • 76. アルト・ヤヴァナイネン(フィンランド語版)
  • 77. レーナ・ペルトネン=パロティエ(フィンランド語版)
  • 78. カリタ・マッティラ(フィンランド語版)
  • 79. ヴェイッコ・ハクリネン(フィンランド語版)
ヘッレ・カンニラ(フィンランド語版)
オラヴィ・ヴィルタ(フィンランド語版)
  • 82. ハンヌ・サラマ(フィンランド語版)
  • 83. アーウィン・グッドマン(フィンランド語版)
ライラ・キンヌネン(フィンランド語版)
アルヴィ・リンド(フィンランド語版)
  • 86. キルスティ・パーッカネン(フィンランド語版)
  • 87. ラリン・パラスケ(フィンランド語版)
マチルダ・ヴレーデ(フィンランド語版)
  • 89. エルノ・パーシリンナ(フィンランド語版)
アンティ・トゥイスク
アンニッキ・タハティ(フィンランド語版)
エサ・サーリネン(フィンランド語版)
  • 94. マイユ・ゲプハート(フィンランド語版)
カレヴィ・ソルサ(フィンランド語版)
ラウリ・ヨーネン
  • 98. ライモ・ヘルミネン(フィンランド語版)
アルミ・ラティア(フィンランド語版)
ヴェイッコ・シニサロ(フィンランド語版)

疑惑

ランキング1位〜10位までは「厳粛な」人物が並んでいるが、直後の11位〜14位にはある種ネタのような人物が付けている。

11位:マッチ・ニッカネン
フィンランドの元スキージャンプ選手。国民的選手ではあるが、過去に殺人未遂で服役し、釈放後4日で虐待により再び逮捕・服役している。また、3人の女性と結婚・離婚を繰り返した。
12位:ヴァイノ・ミュッリュリンネ
フィンランドで最も背の高い人物。身長251センチメートルを記録した。フィンランド語では「偉大な(great)」、「大きい(big)」、「高い(tall)」は全て「suuri」という単語で表されるため、番組名の「suuret suomalaiset(偉大なフィンランド人)」を「suuret suomalaiset(大きなフィンランド人)」に掛け、ジョークとして投票された。
13位:ヴィレ・ヴァロ
フィンランドのゴシック・メタルバンドのヴォーカル。
14位:ラッリ(フィンランド語版)
1156年ヘンリー司教(英語版、フィンランド語版、中国語版)を殺害したと言われるフィンランド神話の人物。

そのため、ランキング上位にユーモアのある人物を入れないよう、国営放送側が票を操作したのではないかと疑惑がもたれた。国営放送側は疑惑を受けたことを不満であるとしながらも、11位以下の得票を公開することはなかった。

参考文献

  • Iso-Markku, Jaana (2004). Suuret suomalaiset. Otava. ISBN 951-1-19538-7 
  • Suuret suomalaiset. Otava, Helsinki 2004. ISBN 951-1-19538-7

外部リンク

  • Suuret suomalaiset