本通停留場

曖昧さ回避 この項目では、広島電鉄の停留場について説明しています。アストラムラインの駅については「本通駅」をご覧ください。
本通停留場
停留場全景
ほんどおり
Hondori
M9 紙屋町(東・西) (0.2 km)
(0.3 km) 袋町 U2
地図
所在地 広島市中区本通
北緯34度23分37.43秒 東経132度27分25.69秒 / 北緯34.3937306度 東経132.4571361度 / 34.3937306; 132.4571361 (本通停留場)座標: 北緯34度23分37.43秒 東経132度27分25.69秒 / 北緯34.3937306度 東経132.4571361度 / 34.3937306; 132.4571361 (本通停留場)
駅番号 U1
所属事業者 広島電鉄
所属路線 宇品線
キロ程 0.2 km(紙屋町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
7,362[1]人/日
-2022年-
開業年月日 1912年大正元年)11月23日
乗換 広島高速交通広島新交通1号線本通駅
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本通停留場(ほんどおりていりゅうじょう、本通電停)は、広島県広島市中区本通にある広島電鉄宇品線路面電車停留場である。駅番号はU1

広島市の中心市街地に位置し、広島本通商店街などを利用する客で混雑する、広電宇品線の主要電停のひとつ。

歴史

当停留場は1912年大正元年)、宇品線が紙屋町から御幸橋までの区間で営業を開始した際に革屋町停留場(かわやちょうていりゅうじょう)として開業した[2][3]太平洋戦争下の1944年昭和19年)からは休止され、原爆投下後の路線復旧に合わせて1945年(昭和20年)9月12日より営業を再開した[2]

1965年(昭和40年)4月1日には広島市が町名変更を実施し、革屋町を本通に改めたため[4]、これに合わせて停留場名も本通に改称されている[5]

年表

構造

宇品線はほぼすべての区間で道路上に軌道が敷かれた併用軌道で、当停留場も道路上にホームが設けられている。ホームは低床式で2面あり、南北方向に伸びる2本の線路を挟み込むように配置されている[7][8]。2面のホームは本通交差点を挟んで南北に分かれており、交差点の北に広島港方面へ向かう下りホーム、南に紙屋町および本線方面へ向かう上りホームがある[7][8]。それぞれのホームへは、本通交差点の横断歩道を利用する。

通常は無人駅であるが[7]ひろしまフラワーフェスティバルや広島夢みなと花火大会開催時には出札要員が配置される。多客時には停留場から乗客があふれることがあったため、2012年(平成24年)9月から12月にかけて停留場に改良が施され、ホーム長を5.6m延長・ホーム幅を0.3m拡張・上屋を21.6m延長など全体的に大型化したほか、車椅子やベビーカーの利用に配慮し、壁面をガラス張りにするなどバリアフリー化された[6]

  • 紙屋町方面ホーム
    紙屋町方面ホーム
  • 広島港方面ホーム
    広島港方面ホーム
  • 改良前の停留場全景(2012年6月)
    改良前の停留場全景(2012年6月)
  • 改良工事中に設けられた仮ホーム(広島港方面、2012年11月6日)
    改良工事中に設けられた仮ホーム(広島港方面、2012年11月6日)

運行系統

本通停留場には広島電鉄で運行されている系統のうち、1号線、3号線、7号線、それに0号線が乗り入れる。広島電鉄が定める乗換え指定電停の一つであり、当停留場で行先の異なる電車どうしを乗り継ぐことができる[9]。また、北隣にある紙屋町(東・西)停留場とは2016年(平成28年)1月16日から乗り換え制度上同一電停扱いとなり、乗り換えの際には互いの停留場間を徒歩で移動することができる[10]

下りホーム 1号線3号線 広電本社前ゆき
3号線 日赤病院前ゆき
0号線7号線 広電本社前ゆき
0号線 日赤病院前ゆき
上りホーム 1号線 広島駅ゆき
3号線 広電西広島ゆき
7号線 横川駅ゆき

周辺

紙屋町・八丁堀」も参照

広島市の中心部に所在し、商店・金融機関が多く存在する。江戸時代より近くを西国街道が通り、古くから商業の中心であった。

停留場の地下には広島高速交通広島新交通1号線(アストラムライン)の本通駅が位置し、連絡が可能[7]

現在は閉店したが、ユニード広島店や、書店の積善館・金正堂も付近にあった。

隣の停留場

広島電鉄
宇品線
紙屋町東 / 紙屋町西停留場 (M9) - 本通停留場 (U1) - 袋町停留場 (U2)
  • 広島駅方面は紙屋町東停留場に、横川駅・広電西広島方面は紙屋町西停留場に停車する。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “2022年度 移動等円滑化取組報告書(軌道停留場)” (PDF). 広島電鉄. 2023年12月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 『広電が走る街 今昔』150-157頁
  3. ^ 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、37頁。ISBN 978-4-10-790029-6。 
  4. ^ a b “廃止町名と現在の町の区域”. 広島市. 2016年8月1日閲覧。
  5. ^ 『広電が走る街 今昔』68頁
  6. ^ a b “広電サービス向上計画”. 広島電鉄. 2013年1月14日閲覧。
  7. ^ a b c d 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、8,79頁。ISBN 978-4-06-295157-9。 
  8. ^ a b 川島令三『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、103,108頁。ISBN 978-4-7942-1711-0。 
  9. ^ “電車のご利用方法:乗換え制度”. 広島電鉄. 2016年10月6日閲覧。
  10. ^ 『電車乗換制度の変更について』(プレスリリース)広島電鉄、2015年12月21日。http://www.hiroden.co.jp/topics/2015/151221_transfer.html2016年1月16日閲覧 

参考文献

  • 各 広島市統計書
  • 長船友則『広電が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 4-533-05986-4。 

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、本通停留場に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

  • 本通 | 電車情報:電停ガイド - 広島電鉄
 

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旧線(1935年廃止) : 御幸橋東詰 - 糧秣支廠北裏門 - 糧秣支廠西裏門 - 西土手五丁目 - 向宇品口 - 御幸松 - 宇品終点
現行路線上の*打消線は廃止された停留場