松岡文雄

まつおか ふみお
松岡 文雄
プロフィール
本名 松岡 文雄[1]
性別 男性
出身地 日本の旗 日本東京都[2]
生年月日 (1933-04-14) 1933年4月14日
没年月日 (2022-07-20) 2022年7月20日(89歳没)
血液型 AB型[3]
職業 声優舞台俳優
事務所 ぷろだくしょんバオバブ[2](最終所属)
公式サイト 松岡 文雄|ぷろだくしょんバオバブ
公称サイズ(時期不明)[4]
身長 / 体重 166 cm / 53 kg
声優活動
活動期間 1960年代 - 2022年
ジャンル アニメ、ゲーム吹き替え
俳優活動
活動期間 1950年代 - 2022年
ジャンル 舞台
声優:テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

松岡 文雄(まつおか ふみお、1933年4月14日[3][5] - 2022年7月20日[6])は、日本男性声優舞台俳優ぷろだくしょんバオバブ所属[2]東京府(現東京都)出身[2]

経歴

日本大学芸術学部卒業[7][8][9]

独立プロダクションの助監督[8]を経て、1957年に劇団葦に入団し[9]、解散まで在籍[7]。その後、劇団もず[8]劇団河[10]、オフィス央[8]を経て、ぷろだくしょんバオバブ所属となった[2]

2022年7月20日深夜に急逝。劇舎カナリアの山本健翔[11]、『名探偵コナン』で演ずる鈴木史郎の娘・鈴木園子役の松井菜桜子[6]などのSNSから松岡の死去の事実が伝えられた。剣持直明によると死去の前日まで元気であり、病気などはなかったが、血流が悪化して、心臓が停止したという[12]。89歳だった。

人物

声種バリトン[8]方言奄美島口弁[2]

アニメ、外画吹き替えなどで活躍しており、舞台にも出演していた[4]

落ち着いた品格のある声質で、年配男性、老人役を演じることが多かった[4]

特技はハーモニカ演奏[2]。趣味は登山スキー[2]

出演

テレビアニメ

1963年
  • 鉄腕アトム(第1作)
1965年
  • オバケのQ太郎(TBS版)(パパ〈初代〉[13]
1970年
1971年
1973年
1974年
1975年
1976年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
  • ダーティペア(ガルー)
  • 炎のアルペンローゼ(シュライヤー)
1986年
1988年
1989年
1990年
1992年
1994年
1997年
1998年
1999年
2000年
2002年
2003年
2004年
2005年
  • ブラック・ジャック(横山英一)
2006年
2008年
2009年
2010年
2016年
2017年
  • サザエさん(2017年 - 2018年、海人のおじいさん[15] 他)

劇場アニメ

1965年
  • オバケのQ太郎 忍術修業の巻(パパ)
  • オバケのQ太郎 台風がくるぞの巻(パパ)
1982年
1983年
1985年
1991年
1992年
1994年
1999年
2004年
2013年
2021年

OVA

1985年
  • バビ・ストックI 果てしなき標的(老人)
1986年
1987年
1991年
1992年
1994年
1996年
  • クイズ!メルメルホテルへようこそ(モーダ)
1999年

ゲーム

1999年
2002年
2007年
2009年
2010年
2011年
  • デュラララ!! 3way standoff -alley-(北駒正二郎)
2013年
2015年
2016年

ドラマCD

吹き替え

映画

ドラマ

アニメ

ボイスオーバー

ナレーション

テレビドラマ

  • 鞍馬天狗(1969年、NHK

舞台

  • 人間の条件(1958年、東京芸術座[9]
  • 鬼丘鬼島(1960年)[9]
  • 日本三文オペラ(1961年)[9]
  • その心を知らず(1973年、白木杏平プロデュース)[18] 
  • 殺し屋と関節炎(1977年 - 1978年、2つの部屋プロデュース)[19][20]
  • ハーフムーン・ミニ・シアター「私の心は旅する鞄」(1992年)
  • シアタークラシックス 第5回公演「心の目には…」(1994年)
  • フリンジ公演 Vol.2「ウェイティング・ルーム」(2002年)
  • ギイ・フォワシイ・シアター公演
    • 28年祭公演「われらが青春のマリアンヌ」(2004年) - フェリックス
    • 第86回公演「相寄る魂/ファンファーレを待ちながら」(2014年)
  • シアターX「12.9 1980 その前日ジョン・レノンは射殺された」(2005年) - 客演
  • 独歩プロデュース公演「はるなつあきふゆ」(2006年) - 男3
  • シアターX・フランス演劇クレアシオン提携公演
    • 「行き交い」(2008年)
    • 「砂の病」(2009年)
    • 「天国(Deux Tickets pour le Paradis)」(2011年)
    • 「天国への二枚の切符」(2011年) - 神
  • コメディ オン ザ ボード公演
    • シアターX「真夏の夜の哀しみ・2011」(2011年) - 老演芸評論家
    • シアターXカイ提携公演vol.10 新版・春雷「さよならはダンスのあとで?」(2012年)
  • 渦産業かかわり公演(2013年)
    • 「マルセ太郎13th メモリアルバラエティー 芸人魂・5つの物語〜マルセな時間〜」
    • 「THET’S 芸人魂〜笑ってほしい怖い人〜」
  • 劇舎カナリア・シアターX提携公演「みんなしてジョンレノンをなきものにしやがった」(2014年)
  • アトリエだるま座 だるまちっくシアター公演
    • 「かぞくや」(2013年)
    • 「3年G組 - ある夏の日に - 」(2015年) - 声の出演
  • 新宿625第6回公演「ぬけがら」(2016年2月)

その他

  • 日本名作絵本CD「オオクニヌシといなばの白うさぎ」(おじいさん)
  • 世界絵本箱シリーズ 第3弾「ベッドのまわりはおばけがいっぱい」(声の出演)
  • クイズ!メルメルホテルへようこそ(モーダ)

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年、273頁。ISBN 4-87376-160-3。 
  2. ^ a b c d e f g h “松岡 文雄”. ぷろだくしょんバオバブ. 2020年1月17日閲覧。
  3. ^ a b 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、147頁。 
  4. ^ a b c “松岡 文雄とは”. タレントデータベースWeblio辞書. 2017年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月17日閲覧。
  5. ^ 『声優名鑑』成美堂出版、1999年8月、630頁。ISBN 4-415-00878-X。 
  6. ^ a b 松井菜桜子 [@42kg] (2022年7月22日). "私にとっては、『名探偵コナン』での鈴木園子の大切なパパ、鈴木史郎役の松岡文雄さんが20日に急逝されたことを知りました。". X(旧Twitter)より2022年7月22日閲覧
  7. ^ a b “枯れない人々”. マルセ中毒の会. 2008年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月4日閲覧。
  8. ^ a b c d e 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、102頁。 
  9. ^ a b c d e 『タレント名鑑NO2』芸能春秋社、1963年、188頁。 
  10. ^ 『出演者名簿(1977年版)』著作権資料協会、1976年、416頁。 
  11. ^ 劇舎カナリア 山本健翔 [@gekicanaria] (2022年7月22日). "20日深夜 松岡文雄さん 急逝されました". X(旧Twitter)より2022年7月24日閲覧
  12. ^ 剣持直明 (2022年7月23日). “大大大好きな松岡文雄さん。再見!”. 大丈夫への道。. サイバーエージェント. 2023年4月17日閲覧。
  13. ^ “オバケのQ太郎”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年4月20日閲覧。
  14. ^ “燃える!お兄さん”. ぴえろ公式サイト. 2020年4月27日閲覧。
  15. ^ “男性プロフィール”. 株式会社 ぷろだくしょんバオバブ. 2020年4月14日閲覧。
  16. ^ “APPLESEED”. メディア芸術データベース. 2017年1月1日閲覧。
  17. ^ “CHARACTER”. PS Vita『デュラララ!! Relay』公式サイト. 2014年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月20日閲覧。
  18. ^ 『芸能』1月号、芸能学会、1974年、60頁。 
  19. ^ 『芸能』10月号、芸能学会、1977年、47頁。 
  20. ^ 『芸能』3月号、芸能学会、1978年、64頁。 

外部リンク


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