欧州言語の日

欧州言語の日(英:European Day of Languages)は、9月26日に設定された記念日で、2001年12月6日欧州評議会が制定した。

2001年は、欧州評議会と欧州連合(EU)が共同で実施したヨーロッパ言語の年(英語版)であった[1]。この記念日は、ヨーロッパ全域で言語学習を推進することを目的としている。

目的

ヨーロッパ言語の日の目的は以下のものである。

  • 市民に言語学習の重要性を知らせ、多言語異文化間の理解(英語版)を増大するために学習する言語を多様化すること。
  • ヨーロッパの豊かな言語と文化の多様性を推進すること。
  • 学校の内外で生涯にわたる言語の学習を推奨すること。

欧州の言語

詳細は「欧州連合の言語」を参照

ヨーロッパには225の固有の言語(indigenous language)があり、これは世界の言語の約3%に相当する。ヨーロッパの言語の多くは印欧祖語に由来する。18世紀末以降、(地理的でも母語話者の数でも)世界にもっとも広まったヨーロッパの言語はロシア語である。母語話者の数だけでも約1億5千万のヨーロッパ人が日常的にロシア語を使用している。次いでドイツ語(約9千5百万人)、フランス語英語(それぞれ約6千5百万人)、イタリア語(約6千万人)、スペイン語ポーランド語(それぞれ約4千万人)、ウクライナ語(約3千万人)、ルーマニア語(約2千6百万人)となっている。外国語研究に関しては、英語が現在ヨーロッパで最も人気がある外国語であり、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語、スペイン語が続く。

多言語化の現在

詳細は「多言語国家#ヨーロッパ」を参照

関連項目

脚注

  1. ^ “Committee of Ministers – European Year of Languages Parliamentary Assembly Recommendation 1539 (2001)”. Wcd.coe.int. 2012年9月26日閲覧。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、欧州言語の日に関連するカテゴリがあります。
  • European Day of Languages – Council of Europe (en), (fr)
  • European Day of Languages – Council of Europe
  • Communication on Multilingualism by 欧州委員会 (November 22, 2005) (press release)
  • European Day of Languages – UK
  • AEGEE-EDL
  • Lexical Distance Among the Languages of Europe