粟又の滝

粟又の滝
粟又の滝
所在地 千葉県夷隅郡大多喜町粟又
位置 北緯35度13分11.3秒 東経140度10分56.1秒 / 北緯35.219806度 東経140.182250度 / 35.219806; 140.182250座標: 北緯35度13分11.3秒 東経140度10分56.1秒 / 北緯35.219806度 東経140.182250度 / 35.219806; 140.182250
落差 30 m
滝幅 30 m
水系 養老川
地図
プロジェクト 地形
テンプレートを表示

粟又の滝(あわまたのたき)は、千葉県夷隅郡大多喜町粟又にあるである。

地理

養老川上流部に位置し、落差約30メートル、幅約30メートル、延長約100メートルで、流れは地面を穏やかになめるように流れる[1]。滝壺付近から下流にある小沢又の滝付近までの約2キロメートルにかけて「粟又の滝自然遊歩道」が整備されている[2]

本来は「高滝」という名称であるが、地元自治体や観光情報サイトによる観光案内などでは「粟又の滝」が多く用いられており[1][3][4][5][6][7]国土地理院発行の地形図でも「粟又の滝」と記載されている[8]。また、河川名を取って「養老の滝」とも呼ばれる[9]

なお、養老川下流の市原市にも高滝という地名があり、周辺には高滝ダム高滝駅があるが、当滝からは離れている。

養老渓谷を代表する見どころ、かつ千葉県随一の名瀑として観光名所となっており[1]、付近は新緑紅葉の季節には大型の観光バスが通行する[10]ことや、道幅が狭かった[10]こともあわせて例年自動車による渋滞が発生していた[11]が、2013年平成25年)1月に国道465号筒森バイパス[12]2014年(平成26年)11月に千葉県道178号小田代勝浦線面白バイパス[13][14]が供用開始されたことにより、渋滞が緩和されアクセスが向上した[10]

地形・地質

高滝(粟又の滝)の下部にある、砂岩が削られ泥岩が残ったケスタ地形である。

北に向かって下る傾斜に沿って水が流れている。ここでは砂岩凝灰岩が柔らかく侵食され、砂岩が削られて滝が形成された。一方、泥岩は侵食されずに残っている[15]。このため滝ではケスタ地形が観察できる。

交通アクセス

鉄道

  • JR内房線五井駅より小湊鉄道に乗り換え養老渓谷駅下車
    • 小湊バス粟又行き「粟又の滝」下車
    • シャトルバス(紅葉シーズンの土・日・祝日運行)「原の台」(粟又の滝自然遊歩道入口)下車
  • JR外房線大原駅よりいすみ鉄道に乗り換え上総中野駅下車
    • 小湊バス粟又行き「粟又の滝」下車
    • 探勝バス(新緑・紅葉シーズンのみ運行)粟又の滝行き「粟又の滝」下車

自動車

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 粟又の滝 - 大多喜町公式ホームページ 2017年7月22日閲覧
  2. ^ 粟又の滝自然遊歩道 - 大多喜町公式ホームページ 2017年7月22日閲覧
  3. ^ 粟又の滝 - 千葉県公式観光情報サイト まるごとe!ちば
  4. ^ 房総の魅力500選 〔自然〕 - 千葉県公式ホームページ
  5. ^ a b 粟又の滝 - 大多喜町観光協会 観光情報 養老渓谷
  6. ^ 粟又の滝の観光情報 - るるぶ.com
  7. ^ 粟又ノ滝 - 全国観光情報サイト 全国観るなび(公益社団法人 日本観光振興協会)
  8. ^ 地理院地図
  9. ^ 高滝 千葉県立中央博物館 中央博デジタルミュージアム 2017年9月1日閲覧
  10. ^ a b c ”養老渓谷”が行きやすくなりました - 千葉県ホームページ 暮らしを支えるインフラ整備
  11. ^ 渋滞区間/紅葉期 - 養老渓谷旅館組合
  12. ^ 筒森バイパス 1月29日(火)午前12時 開通 - 大多喜町公式ホームページ 広報おおたき平成24年度2月号
  13. ^ 大多喜町県道小田代勝浦線バイパスが開通しました! - 千葉県公式観光情報サイト まるごとe!ちば
  14. ^ 面白バイパス11月13日から供用開始 - 大多喜町公式ホームページ 広報おおたき平成26年度11月号
  15. ^ 高橋典嗣・山崎良雄『千葉学ブックレット 千葉の教育と文化2 子どもの地球探検隊』千葉日報社、2008年。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、粟又の滝に関連するカテゴリがあります。
  • 粟又の滝 - 大多喜町
  • 養老渓谷観光協会
  • 表示
  • 編集