藤阪泰恒

獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
グランドスラム
2021 パリ 66kg級
ユニバーシアード
2017 台北 60kg級

藤阪 泰恒(ふじさか たいこう、1996年6月22日 - )は、日本柔道家大阪府出身。階級は66kg級。身長173cm。血液型はO型。組み手は右組み。段位は四段。得意技は大内刈。兄は66kg級で活躍している藤阪太郎[1]

経歴

柔道は5歳の時に明武館田邊道場で始めた。その後、臥牛館道場へ移った[1]小平第六中学から足立学園高校へ進むと、3年の時にはインターハイ60kg級で優勝した[1]講道館杯でも高校生ながら3位に入った[1]。2015年には國學院大學へ進学すると、全日本ジュニアで2位となって、優勝した東海大学1年の永山竜樹とともに世界ジュニア代表に選ばれた。しかし、世界ジュニアでは2回戦で敗れた[1]。2年の時には学生体重別の決勝で国士舘大学4年の林浩平に有効で敗れて2位だった[2]ヨーロッパオープン・ローマでは決勝でロシアの選手を技ありで破って、シニアの国際大会初優勝を飾った[3]。3年の時にはユニバーシアードに出場すると、準決勝で2015年の世界選手権2位であるカザフスタンのルスタム・イブラエフ、決勝ではフランスのバンサン・リマールを破るなどオール一本勝ちで優勝を果たした[4][5]。4年の時には階級を66kg級に上げると、講道館杯では3位となった[6]。2019年からパーク24の所属となった[1]選抜体重別では準決勝で日体大4年の阿部一二三に反則負けした[7]アジアオープン・台北では決勝で旭化成髙市賢悟を技ありで破って優勝した[8]。2020年10月の講道館杯では決勝で大学の後輩である國學院大學3年の相田勇司を技ありで破って、今大会初優勝を飾った[9][10]。2021年4月の体重別では決勝で筑波大学2年の田中龍馬隅落で敗れた[11]。10月のグランドスラム・パリでは初戦でロシアのヤゴ・アブラゼを技ありで破るなどして決勝まで進むも、田中に浮腰で敗れて2位に終わった[12][13]。2023年4月の体重別では決勝で日本エースサポートの五味佳将を袖車絞で破って優勝した[14][15]。6月のグランドスラム・ウランバートルでは準決勝で地元モンゴルのヨンドンペレンレイ・バスフーと対戦すると、相手の軸足を内側から刈ったとみなされて直接の反則負けを喫したため、規定により3位決定戦には出場できず5位に終わった[16]。9月のグランドスラム・バクーでは準々決勝でモルドバのデニス・ビエルに反則負けするなどして7位にとどまった[17]。講道館杯では決勝で会社の後輩である武岡毅小内巻込で敗れて2位に終わった[18]

IJF世界ランキングは700ポイント獲得で50位(24/4/1現在)[19]

戦績

60kg級の戦績

66kg級の戦績

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注

  1. ^ a b c d e f g 「柔道全日本強化選手名鑑 2021」 近代柔道 ベースボールマガジン社、2021年5月号
  2. ^ 全日本学生柔道体重別選手権大会
  3. ^ 60キロ級・藤阪、73キロ級・吉田が優勝 欧州OP/柔道 サンケイスポーツ 2017年2月19日
  4. ^ 柔道で金メダル4個=体操野々村は平行棒制す-ユニバーシアード 時事通信 2017年8月23日
  5. ^ 29th Summer Universiade 2017 Main Results
  6. ^ 平成30年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  7. ^ 平成31年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  8. ^ Asian Judo Open Taipei 2019
  9. ^ 原田が男子73キロ級連覇 女子78キロ超級の冨田も―講道館杯柔道 時事通信 2020年10月31日
  10. ^ 2020年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  11. ^ 2021年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  12. ^ 田中、原田ら優勝 柔道グランドスラム 時事通信 2021年10月17日
  13. ^ Paris Grand Slam 2021
  14. ^ 中村太樹ら初優勝、白石響V2 芳田司は決勝で破れる/柔道 サンケイスポーツ 2023年4月1日
  15. ^ 2023年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  16. ^ Ulaanbaatar Grand Slam 2023
  17. ^ 大森生純、グランドスラム優勝/柔道 サンケイスポーツ 2023年9月22日
  18. ^ 2023年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  19. ^ World ranking list

外部リンク