虫拳

虫拳 『拳会角力図会』 1809年

虫拳(むしけん)は、ヘビ(蛇)・カエル(蛙)・ナメクジ(蛞蝓)の三すくみにより勝敗を決める拳遊び平安時代の文献にも出てくることから、日本の拳遊びで一番古いものであると思われる。

人差し指がヘビ、親指がカエル、小指がナメクジを現す。ヘビはカエルに勝ち、カエルはナメクジに勝ち、ナメクジはヘビに勝つ。その他、遊び方はじゃんけんに同じ。

じゃんけんの普及に伴い、現在では廃れた。その後はあまり知られなくなったが、1977年頃に日本テレビ系で放送されたゲーム番組『オールスター親子で勝負!』のワンコーナーで、「親子トリプルマッチ」として放送されたことがあった。

関連項目

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虫拳

外部リンク

  • 日本の拳遊戯(中)虫拳高橋浩徳、大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要 第16号、2014