赤羽建美

あかばね たつみ

赤羽 建美
生誕 (1944-01-14) 1944年1月14日(80歳)
日本の旗 日本 東京都
出身校 早稲田大学
職業 作家
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赤羽 建美(あかばね たつみ、男性、1944年1月14日 - )は、日本の作家。別名義は宝生茜。

略歴

東京都出身[1]青山学院高等部を経て[2]早稲田大学第一文学部卒業[1]。在学中、NHK漫才台本コンクールで入賞した[2]。私立高校の国語教師を勤めた後、1968年、集英社に入社し、『週刊プレイボーイ』編集部に在籍した[1][2]。1971年に退職し、森山大道に師事してフリーランスカメラマンとなる[2]。1972年、主婦の友社に入社[1][2]。同社では少女雑誌『ギャルズライフ』編集長となった[1][2]

1983年昭和58年)、『住宅』で文学界新人賞を受賞し[1]芥川賞候補となる[2]。1986年に主婦の友社を退職して、作家生活に入った[2]1987年(昭和62年)以降には、「集英社文庫コバルトシリーズ」などでユーモア・ミステリーを数多く執筆していたが、1990年代半ばからは恋愛マニュアル本を数多く執筆している。女性向け自己啓発書に対する評価が高い作家である[1]

2000年平成12年)からは「宝生茜」の筆名でミステリー小説を手がける。以来、宝生茜名義でミステリーを、赤羽建美名義でエッセイを書いている[2]

著書

小説

祥伝社
  • お笑い警部シリーズ(1986 - 1987)
    • 1.かぶと虫殺人事件(ノン・ノベル
    • 2.ハウスマヌカン殺人事件(ノン・ポシェット)
    • 3.スーパースターは生首が好き(ノン・ポシェット)
集英社
  • コバルト文庫
    • 犬も歩けば死体に(以下、集英社文庫―コバルトシリーズ、1987)
    • 猫の手も借りたい殺人(1987)
    • お願い、パンダ様(1987)
    • 南子探偵クラブ(1987 - 1990)
    1. 少女漫画家は眠らない
    2. ホラーこわい!!
    3. 迷路へようこそ
    4. ハロウィーン特急
    5. さよなら、コアラ先生
    6. バレンタイン泥棒
    7. みんなの幽霊
    8. 花嫁は初心者マーク
    9. 殺人まねき猫
    10. 死体でデート
    • 怪盗・紅真っ赤シリーズ(1989 - 1990)
    1. 女王のネックレス文庫
    2. あたしを盗んでほしいのに
    3. 聖(きよ)し殺しの夜
    4. 教室のシンデレラ
    5. 雪女のシュプール(以下、コバルト文庫)
    • ボク、しま猫アポロ(1990)
    • アンドロメダ伝説(1991)
  • 集英社文庫
    • 彼に殺される!?―結婚ミステリー(1987)
    • 探偵花子シリーズ(OL花子探偵シリーズ、1988 - 1989)
    1. OL花子の探偵デビュー
    2. 社内恋愛は×(バツ)
    3. 犯人(ホシ)も木から落ちる
    4. 悪魔のお告げ
扶桑社
  • 日本のシ語(1986)
  • 東京恋愛小説(1990 - 1993)
  1. いつも先に来てる僕 ONE OF THEM
  2. 私と彼のいる場所 Illusion
  3. インテリア ONE DAY IN MY LIFE
  • 夜の贈り物(1994)
角川書店
  • 角川文庫
    • 親しみやすい不倫(1987)
    • ドライヴ・デイト・マニュアル(1989)
    • 香港・殺人&買物マップ(1989)
    • 東京・ロス2度物語(1989)
    • パリよ、こんにちは(1989)
  • 恋愛物語(1990)
講談社
  • ハッピー・ロード(1988)
  • 恋人たちのデジャ・ヴュ(1990)
徳間文庫 パステルシリーズ
  • 名探偵・里香シリーズ(1989)
  1. 不思議の国の猫
  2. 寒い寒い夏休み
小学館 パレット文庫
  • 王子スコルピオン 全5巻(1999 - 1992)
  • パンドラの微笑み(1991)
  • イカロスの涙(1991)
  • おとめ座伝説(1992)
  • ナルシスの鏡(1992)
  • ピュグマリオンの少女(1992)
  • BOYS & GIRLS 全3巻(1993)
勁文社
  • イヴの贈り(1991)
  • ディープ・キス(1991)
  • 夏にみる夢(1992)
PHP研究所
  • 血液型シミュレーション小説(1993)
  1. A 好きになってもいいですか?
  2. O やさしさは誰のために
  3. AB わたしを独りにしないで
  4. B 彼女の恋のビタミン
その他
  • 電脳世紀 近未来ハードボイルド(有楽出版社、1989)
  • 青山ナンパな物語(実業之日本社、1989)
  • ワン・オヴ・ゼム(文化出版局、1991)
  • 恋の嵐 ♀♂の!?な12のシーン(シンコー・ミュージック、1991)
  • 気がつくと君を見ていた―for all lovers(大和書房、1992) - 小説・エッセイ
  • とほほ眼鏡(彩流社、2005) - エセノベル似非小説(エッセイ+ノベル)
「宝生茜」名義
  1. 猟奇の夏
  2. リーインカーネイション
  3. 仮面少女舞踏会

マニュアル本

ネコ・パブリッシング
  • アーバンなクルマ生活 そろそろソアラは卒業だ(企画室ネコ、1986)
  • 女の簡単ルール100(2003)
  • ズバリ!もてる男の極意(2005)
大和書房
  • 素敵勝手な恋愛マナー 初級から上級まですべてのアナタのための恋愛教科書(1990)
  • テレビを消しなさい 恋のトークレッスン(1990)
  • だいじょうぶ、恋のストレス 恋の憂うつ解消読本(1991)
  • はじめての恋愛 Boys & girlsのためのきっとうまくいく恋愛教科書(1993)
  • もっと本気の恋 二度目からの恋のために(1994)
  • 女のルール100 昨日までの自分とサヨナラする方法(1995)
  • 女のサクセス100 うまくいく自分がきっと見つかる(1996)
  • 恋のホントが知りたい 誰だって恋愛でハッピーになれる(1995)
  • 自分の「素敵」を見つけよう(1997)
  • 好きな人に愛される50の習慣(1999)
PHP研究所
  • 結婚志願 したいのにしない12のワケ(1993)
  • 愛される女性になる36のヒント(2005)
  • 美人のひと言 女性が劇的に進化する魔法の100フレーズ(2005)
  • 「女の勘」はなぜ鋭いのか(PHP新書、2008)
  • PHP文庫
    • 女性が好かれる9つの理由(2004)
    • きもちリセット きっと、今よりラクになる(2006)
    • 心を休めるハッピールール(2009)
実業之日本社
  • 男から言わせてもらえば いい女・いい恋についての私(ボク)的意見(1993)
  • 男の恋ごころ ちょっと覗いてみませんか?(1993)
  • 結婚 その男性(ひと)に決めますか?(エスカルゴ・ブックス、1993)
  • しあわせな恋愛 とびっきりの恋してる?(1995)
  • あなたが決める生き方(1995)
  • 気になる彼の恋のツボ(男の恋ごころ pt.3)(1997)
  • 自分のために『遊ぶ』ということ(1998)
ダイヤモンド社
  • 40代から学び始めること(1998)
  • 人は一日で生まれ変わる(1999)
  • なぜAさんは好かれてBさんは好かれないのか(2005)

三笠書房
  • なぜか好かれる女性(ひと)50のルール(2000/2005 知的生きかた文庫わたしの時間シリーズ
  • なぜか必要とされる女性(ひと)50のルール(2001)
  • なぜか会いたくなる女性(ひと)50のルール(2002)
  • 魅力的な女性は相手の心をつかむのがうまい。(2003)
  • 「好かれる女性(ひと)」のちょっとした気の使い方(2004)
  • 王様文庫
    • 男性と賢くつき合う本(2002)
    • 男が「魅力的だ」と思う女性47の共通点(2006)
    • 人は「見た目」でこう判断される!(2006)
    • うまくいく人の毎日の習慣(2008)
  • 知的生きかた文庫
    1. 愛される女性(ひと)・愛されない女性(ひと) 61の恋愛法則(2001)
    2. 「信頼される人」のシンプル・ルール(2007)
    • わたしの時間シリーズ
    1. なぜか「感じのいい女性(ひと)」38のルール(2006)
    2. ずっと「一緒にいたい女性」38の魅力(2007)
青春出版社
  • "ずっと欲しかったもの"を手に入れるとっておきの魔法(2002)
  • "幸せオーラ"がある女性のちょっとした習慣(2004)
日本文芸社
  • 好かれる女性の「ものの言い方」(2003)
  • 運がいい女性になる50のルール(2004)
永岡書店 コスモ文庫
  • 幸運がどんどんやって来る60の法則(2006)
  • 飽きられる女、愛される女(2007)
その他

脚注

  1. ^ a b c d e f g “赤羽建美 | 人名事典 | お楽しみ | PHP研究所”. www.php.co.jp. 2021年12月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i “本屋は最高”. www.1242.com. 日本放送. 2021年12月20日閲覧。
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