高橋さきの

高橋 さきの(たかはし さきの、1957年 - )は、日本翻訳者評論家お茶の水女子大学非常勤講師。農学修士東京大学)。

経歴

1957年東京都生まれ。東京大学農学部林学科を経て、東京大学大学院農学系研究科森林植物学専攻修士課程修了。

工業所有権関連文書、科学書籍の翻訳に携わる一方、科学技術論ジェンダー論の評論活動を行う。

人物

主な著書

  • 『プロが教える技術翻訳のスキル』(時國滋夫・高橋さきの他編、講談社) 2013
  • 『できる翻訳者になるために プロフェッショナル4人が本気で教える 翻訳のレッスン』(高橋さきの, 深井裕美子, 井口耕二, 高橋聡編、講談社) 2015

主な訳書

  • 『猿と女とサイボーグ - 自然の再発明』(ダナ・ハラウェイ青土社
  • 『犬と人が出会うとき 異種協働のポリティクス』(ダナ・ハラウェイ、青土社)
  • 『科学者として生き残る方法』(フェデリコ・ロージ, テューダー・ジョンストン共著、日経BP社
  • 『気象 ダイナミック地球図鑑』(B・バックリー, E・J・ホプキンズ, R・ウィッテッカー共著、新樹社)
  • 『犬と人が出会うとき 異種協働のポリティクス』(ダナ・ハラウェイ、青土社)
  • 『できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか』(ポール・J・シルヴィア、講談社)
  • 『できる研究者の論文作成メソッド 書き上げるための実践ポイント 』(ポール・J・シルヴィア、講談社)
  • 『アカデミック・フレーズバンク そのまま使える! 構文200・文例1900』(ジョン・モーリー、講談社)

主な論文

  • 「フェミニズムと科学技術」(江原由美子編、勁草書房、『フェミニズム論争』) 1990
  • 「サイボーグ状況下の身体性」(青土社、『現代思想』22巻10号) 1994
  • 「メカノオーガニズムの始動 - テクノメタファーを手がかりとして」(青土社、『現代思想』24巻8号) 1995
  • 「身体 / 生体とフェミニズム」(江原由美子, 金井淑子編、新曜社、『ワードマップ フェミニズム』) 1997
  • 「生物学とフェミニズム科学論」(廣野喜幸, 市野川容孝, 林真理編、勁草書房、『生命科学の近現代史』) 2002
  • 「身体性とフェミニズム」(江原由美子, 山崎敬一編、有斐閣、『ジェンダーと社会理論』) 2006
  • 「科学技術の現場から - 工場法からテクノサイエンスまで」(舘かおる編、作品社、『ジェンダー研究のフロンティア第4巻 テクノ / バイオ・ポリティクス - 科学・医療・技術の現在』) 2008
  • 「動物と一緒に《働く》ということ - ハラウェイの見た労働する動物たち」(青土社、『現代思想』32巻8号) 2009
  • 「性差をめぐる言説の大転換」(桑原雅子, 川野祐二編、原書房、『(新通史)日本の科学技術 - 世紀末転換期の社会史1995年~2011年 第3巻』) 2011
  • 「化学・バイオ系の技術翻訳者が教えたいこと」(時國滋夫編、講談社、『プロが教える技術翻訳のスキル』) 2013
  • 「<生きもの>だと宣言すること - 今日的サイボーグ況をめぐって」(青土社、『現代思想』42巻04号) 2014
  • 「訳文づくりと日本語の「読み・書き」」(高橋さきのら編、講談社、『できる翻訳者になるために プロフェッショナル4人が本気で教える 翻訳のレッスン』) 2015
  • 「グラフを見たら疑え - 専門家が誘導する非科学」(西山千恵子, 柘植あづみ編、論創社、『文科省 / 高校「妊活」教材の嘘』) 2017
  • 「辞書を科学する」(アルク、『翻訳事典2018-2019』) 2018
  • 「人形と生き物と言葉 - 「人造」はどこからきたのか、そしてどこへゆくのか」(『生物学史研究』99巻) 2019
  • 「つながる現場としての「からだ」 : 原点を確認する」(新教出版社、『福音と世界』75巻3号) 2020
  • 生成AI時代の「書く」・「訳す」 - 材料として使われる文章の著作権問題」(岩波書店、『科学』 93巻10号) 2023

外部リンク

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