Multi-site All-Sky Camera

Multi-site All-Sky Camera
MASCARA
ラ・シヤ天文台に設置されたMASCARAの5台のカメラ
運用組織 ライデン大学
設置場所 ロケ・デ・ロス・ムチャーチョス天文台
ラ・シヤ天文台
座標 南緯29度15分25秒 西経70度44分16秒 / 南緯29.257078度 西経70.737822度 / -29.257078; -70.737822座標: 南緯29度15分25秒 西経70度44分16秒 / 南緯29.257078度 西経70.737822度 / -29.257078; -70.737822
形式 光学望遠鏡
ウェブサイト https://mascara.strw.leidenuniv.nl/
コモンズ ウィキメディア・コモンズ
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Multi-site All-Sky Camera（MASCARA）とは、ライデン大学による太陽系外惑星を発見するプロジェクトである。

概要 

各半球に1つずつ、合計2つの施設が存在しており、それぞれが半球の大部分の短時間の露出による写真を撮影する[1]。観測対象は視等級が8.4以下の恒星である[2]。北半球の観測はラ・パルマ島に設置されているロケ・デ・ロス・ムチャーチョス天文台で2015年2月に開始され、南半球の観測はチリのラ・シヤ天文台で2017年7月にファーストライトが実施された[3]。

成果 

2017年7月17日、MASCARA-1bの発見が報告された。この太陽系外惑星はMASCARAによって初めて確認された太陽系外惑星である。MASCARA-1bはスペクトル分類がA型の恒星であるMASCARA-1の周囲を公転しているホット・ジュピターである。軌道は主星の自転とずれている[4]。2番目に発見された惑星MASCARA-2bもスペクトル分類がA型の恒星であるMASCARA-2の周囲を公転しているホット・ジュピターである[5]。

発見した惑星の一覧 

次の一覧は太陽系外惑星エンサイクロペディアのデータと太陽系外惑星データベースに基づく。2021年5月8日時点で5つの惑星が発見されている。

恒星 赤経 赤緯 等級 距離 (光年) 分類 惑星 質量
(木星質量) 		半径
(木星半径) 		軌道周期
(日) 		軌道長半径
(天文単位) 		離心率 傾斜角
(°) 		発見年
MASCARA-1  21h 10m 12.4s +10° 44′ 20″ 8.3 188.7 A8 b 3.7 1.5 2.14878 0.043 0 87 2017
MASCARA-2  19h 38m 38.7s +31° 13′ 09″ 7.58 137.0 A2V b 3.518 1.83 3.4741085 0.0542 86.2 2017
MASCARA-3  10h 47m 38s +71° 39′ 21″ 8.4 96.79 F5 b 5.18 1.272 5.5514926 0.06971 0.085 89.16 2019
MASCARA-4  09h 50m 19.2s −66° 06′ 50″ 8.19 171.54 A3V b 3.1 1.53 2.82406 0.047 0 86.7 2019
MASCARA-5  21h 04m 49s +55° 35′ 17″ 8 149.6 AmC b 3.14 1.508 2.65022 0.047 0.01 80.4 2021

脚注 

[脚注の使い方]
  1. ^ “Multi-site All-Sky CAmeRA – Official Website”. Leiden Astronomy MASCARA group. 2017年7月26日閲覧。
  2. ^ “Eyes Wide Open for MASCARA in Chile – Exoplanet hunter sees first light at ESO's La Silla Observatory”. European Southern Observatory. 2017年7月26日閲覧。
  3. ^ “Eyes Wide Open for MASCARA in Chile – Exoplanet hunter sees first light at ESO's La Silla Observatory”. European Southern Observatory (2017年7月19日). 2017年7月26日閲覧。
  4. ^ Talens, G. J. J et al. (2017). “MASCARA-1 b. A hot Jupiter transiting a bright mV = 8.3 A-star in a misaligned orbit”. Astronomy & Astrophysics 606: A73. arXiv:1707.04262. Bibcode: 2017A&A...606A..73T. doi:10.1051/0004-6361/201731282. 
  5. ^ Talens, G. J. J et al. (2018). “MASCARA-2 b: A hot Jupiter transiting a mV = 7.6 A-star”. Astronomy & Astrophysics 1707: arXiv:1707.01500. arXiv:1707.01500. Bibcode: 2018A&A...612A..57T. doi:10.1051/0004-6361/201731512. 

外部リンク 

  • Finding the brightest exoplanets - MASCARA
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