SNCAO

SNCAO (Société nationale des constructions aéronautiques de l'ouest:西部航空機製造公社) は、かつてフランスに存在した航空機メーカーである。

第二次世界大戦の直前、1936年にフランス政府が民間の航空機製造会社を国営化し、統合して6つの地域公社に再編した際に設立された国営企業で、SNCAOはブレゲーブゲネ工場とロワール・ニューポールのサン=ナゼール工場、イシー=レ=ムリノー工場を統合したものである。

4年後の1940年にSNCASO(Société nationale des constructions aéronautiques du Sud Ouest:南西航空機製造公社) に吸収統合されたため、開発機種は少なかった。

機種

  • SNCAO 30(英語版) - 1938年に初飛行。複座の小型飛行艇。2機のみ試作。
  • SNCAO CAO.200(英語版) - 1939年に初飛行。単座戦闘機。1機のみ試作。
  • SNCAO CAO.600(英語版) - 1940年に初飛行。双発偵察/雷撃機。1機のみ試作。
  • SNCAO CAO.700(英語版) - 1940年に初飛行。4発重爆撃機。1機のみ試作。

関連項目

  • 航空機メーカーの一覧
  • 1936年に統合再編されたフランスの6つの国営航空機メーカー
    • SNCAN - 北部航空機製造公社
    • SNCAC - 中央航空機製造公社
    • SNCASE - 南東航空機製造公社
    • SNCASO - 南西航空機製造公社
    • SNCAO - 西部航空機製造公社
    • SNCAM - 南部航空機製造公社