アダムズ家

曖昧さ回避 この項目では、アメリカ合衆国の著名な政治家一家について説明しています。架空の家族については「アダムス・ファミリー」をご覧ください。
アダムズ家
Adams
民族 イングランド系アメリカ人
出身地 イングランドの旗 イングランド
ブレインツリー
根拠地 ピースフィールド
現居住地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
マサチューセッツ州
家祖 ヘンリー·アダムズ
著名な人物 ジョン・アダムズ
ジョン・クインシー・アダムズ
親族 ボールドウィン家
タフト家
スペンサー家
業績 大統領2人を筆頭に、多数の政治家を輩出
標語
Fidem libertatem amicitiam retinebis

アダムズ家(Adams family)は、18世紀後半から20世紀初頭までの期間にマサチューセッツ州に拠点を置き、多数の政治家を輩出したアメリカイングランド系の名門一族である。アダムズ家以外に一族から2人のアメリカ合衆国大統領を輩出しているのはハリソン家(英語版)ルーズベルト家ブッシュ家のみである。

アダムズ家のメンバー

ジョン・アダムズ生家(マサチューセッツ州クインシー)
ジョン・クインシー・アダムズ生家(マサチューセッツ州クインシー)
1788年にジョン・アダムズが購入した「ピースフィールド」(マサチューセッツ州クインシー)
ユナイテッド・ファースト教区教会(マサチューセッツ州クインシー)地下のジョン・アダムズ(後方)とジョン・クインシー・アダムズ(前方)の墓。アビゲイル夫人、ルイーザ夫人(写真より手前)も埋葬されている

祖先

第一世代

第二世代

第三世代

第四世代

第五世代

  • ジョン・クインシー・アダムズ2世の子供。

第六世代

  • チャールズ・フランシス・アダムズ3世の子供。
    • チャールズ・フランシス・アダムズ4世(英語版)(1910-1999)初代レイセオン社社長。

その他

大統領のミラード・フィルモアウィリアム・ハワード・タフトカルビン・クーリッジ副大統領ディック・チェイニーは共通の祖先であるヘンリー・スクワイアを通してアダムズ家のメンバーと血縁関係にある[9]

家系図

アダムズ家系図
ジョン・アダムズ
(1735-1826)
アビゲイル・アダムズ (旧姓: スミス)
(1744-1818)
ウィリアム・スティーヴンス・スミス(英語版)
(1755-1815)
アビゲイル・アメリア・アダムズ・スミス(英語版)
(1765-1813)
ジョン・クィンシー・アダムズ
(1767-1848)
ルイーザ・キャサリン・アダムズ (旧姓: ジョンソン)
(1775–1852)
チャールズ・アダムズ(英語版)
(1770-1800)
トーマス・ボイルストン・アダムズ(英語版)
(1772-1832)
ジョージ・ワシントン・アダムズ
(1801-1829)
ジョン・アダムズ2世(英語版)
(1803-1834)
チャールズ・フランシス・アダムズ・シニア
(1807-1886)
アビゲイル・ブラウン・アダムズ (旧姓: ブルックス)
(1808-1889)
フランシス・カドワラダー
(1839-1911)
ジョン・クィンシー・アダムズ2世(英語版)
(1833-1894)
チャールズ・フランシス・アダムズ・ジュニア
(1835-1915)
ヘンリー・ブルックス・アダムズ
(1838-1918)
マリアン・フーパー・アダムズ(英語版)
(1843-1885)
ピーター・チャードン・ブルックス・アダムズ(英語版)
(1848-1927)
ジョージ・カスパー・アダムズ(英語版)
(1863-1900)
チャールズ・フランシス・アダムズ3世
(1866-1954)
フランシス・アダムズ (旧姓: ラヴァリング)
(1869-1956)
ジョン・アダムズ
(1875-1964)
ヘンリー・スタージス・モルガン
(1900-1982)
キャサリン・ラヴァリング・アダムズ・モルガン
(1902–1988)
チャールズ・フランシス・アダムズ4世(英語版)
(1910-1999)
トーマス・ボイルストン・アダムズ(英語版)
(1910-1997)

アダムズ家とハーバード大学

アダムズ家からはハーバード大学の卒業生が数多く出ている。

  • サミュエル・アダムズ 1740年卒業
  • ジョン・アダムズ 1755年卒業
  • ジョン・クインシー・アダムズ 1788年卒業
  • チャールズ・アダムズ(英語版) 1789年卒業
  • トーマス・ボイルストン・アダムズ(英語版) 1790年卒業
  • ジョージ・ワシントン・アダムズ 1821年卒業
  • ジョン・アダムズ2世(英語版) 1823年放校処分
  • チャールズ・フランシス・アダムズ・シニア 1825年卒業
  • ジョン・クインシー・アダムズ2世(英語版) 1853年卒業
  • チャールズ・フランシス・アダムズ・ジュニア 1856年卒業
  • ヘンリー・ブルックス・アダムズ 1858年卒業
  • ブルックス・アダムズ(英語版) 1870年卒業
  • ジョージ・カスパー・アダムズ(英語版) 1886年卒業
  • チャールズ・フランシス・アダムズ3世 1888年卒業
  • ロジャー・アダムズ(英語版) 1909年卒業
  • チャールズ・フランシス・アダムズ4世(英語版) 1932年卒業
  • トーマス・ボイルストン・アダムズ(英語版) 1933年卒業のクラス(卒業せず)[10]
  • サミュエル・A・アダムズ(英語版) 1955年卒業

ハーバード大学の12の寮の一つは「アダムズハウス(英語版)」と名付けられ、フランクリン・ルーズベルト(第32代大統領)やヘンリー・キッシンジャー(第56代国務長官)も大学時代はこの寮で暮らしていた[11]

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ Anne Husted Burleigh (英語). John Adams: Biography. p. 5. ISBN 1412815452 
  2. ^ “John Adams” (英語). The White House. 2023年1月26日閲覧。
  3. ^ “First Lady Biography: Abigail Adams” (英語). National First Ladies' Library. 2014年4月28日閲覧。
  4. ^ “John Quincy Adams” (英語). The White House. 2023年1月26日閲覧。
  5. ^ “First Lady Biography: Louisa Adams” (英語). National First Ladies' Library. 2014年4月28日閲覧。
  6. ^ “Charles Adams” (英語). Findagrave.com. 2014年4月29日閲覧。
  7. ^ a b c “Adams Biographical Sketches” (英語). Massachusetts Historical Society. 2014年4月29日閲覧。
  8. ^ “ADAMS, Charles Francis, (1807 - 1886)” (英語). Biographical Directory of the United States Congress. 2014年4月29日閲覧。
  9. ^ “The 10 Most Powerful Political Family Dynasties In American History” (英語). SoCawlege.com (2015年3月21日). 2015年4月6日閲覧。
  10. ^ Eric Pace (1997年6月9日). “Thomas B. Adams Dies at 86; Descendant of Two Presidents” (英語). NYTimes.com. 2015年4月6日閲覧。
  11. ^ 峯村健司 (2014年9月27日). “米の大学、群抜く中国の存在感 習主席の娘も今春卒業” (英語). Asahi.com. 2015年4月6日閲覧。

関連項目

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