アナキスト革命連合

日本の新左翼
主な党派・集団
革共同系
第四インター / JRCL / 全国協議会派 / 革マル派 / 探究派 /中核派 / 中核派関西派

共産同(ブント)
戦旗荒派 / 戦旗西田派 / 烽火派 / 叛旗派 / 統一委 / 社労党 / マルクス主義同志会 /革命21 /ML派 / マル青同 / 赫旗派 / 労共党 / 革命左派 / 赤軍派 / 連合赤軍 / 日本赤軍 / ムーブメント連帯

社青同革労協)系
解放派 / 狭間派 / 木元派 / 全協

構造改革派系/ソ連系
共労党 / フロント / 日本のこえ / MDS / 統一共産同盟

中国系
毛沢東思想研究会 / 日共左派 / 日共行動派 / 日共ML派 / 緑の党

アナ革連系
 アナキスト社会革命戦線 / 無政府共産主義者同盟

ノンセクト・ラジカル
東アジア反日武装戦線 / 京大パルチザン

系統図
Portal:政治学

アナキスト革命連合(アナキストかくめいれんごう、アナ革連、英略:ARF)は、1969年大阪で組織されたアナキスト組織である。機関誌『無政府』『社会革命』。

概要

それまでのアナキストに多く見られた小集団主義を越えて、アナキスト行動戦線その他の関西の主要なアナキスト組織が集結して組織されたアナキストの統一組織。構成員は約500名近くの大所帯であり、またアナキスト版の「日共」ともいうべき日本アナキスト連盟に対してアナキストのブント黒色ブント(あるいはアナキスト版の関西ブント)とも呼ばれた。

組織理論や様式としてはバクーニン主義にもっとも近いと言えよう。マルクス主義の党派に対しても、バクーニン対マルクス以来の積極的な党派闘争を展開、中核派などともゲバルトで互角に渉りあったという。また赤軍派とはしばしば共闘的関係にあった。

反資本主義・反共産主義」の立場から「沖縄解放、南樺太・千島全島解放」を主張。

大阪市立大学大阪外国語大学大阪教育大学大阪芸術大学桃山学院大学関西大学関西学院大学京都大学龍谷大学花園大学(大乗学生同盟)などに大学の拠点組織があった。なお立命館大のアナキストは、アナキスト革命連合とは敵対的であり、アナキスト間の内ゲバも展開された。また相対的に独立した下部組織としてアナキスト高校生連合全国委員会、浪人生組織として、浪人共闘社会革命左派を形成していた。

1969年10月の大阪芸術大学封鎖闘争で武装部隊が壊滅状態になり、続く10.21闘争の総括をめぐり分裂。

後継組織に、アナキスト社会革命戦線、またARF東京支部の後継として無政府共産主義者同盟(アナキスト・ブント)がある。

文献

  • 千坂恭二「アナキスト革命連合」『別冊歴史読本2・反逆者とテロリストの群像』(新人物往来社。2008年4月22日刊)。
  • 千坂恭二『思想としてのファシズム』(彩流社。2015年)ISBN 978-4-7791-2143-2

関連組織

幹部
思想
諸派
系統図
1946 (アナ連)
 
(麦社/CSL)
 
1967 背叛社
1969 アナ革連/ARF
 
社会革命戦線
 
 
 
 
無政府共産同
 
1970 反日武装戦線
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