ウルヴァリン・アンド・ジ・X-メン

ウルヴァリン・アンド・ジ・X-メン』(Wolverine and the X-Men)は、テレビアニメのシリーズである。『X-メン』のキャラクターのアニメ化は『プライド・オブ・ジ・エックスメン』、『X-メン』、『X-メン:エボリューション』に続いて4度目である。今作は過去のシリーズのスピンオフではない。

プロット

シーズン1

物語はマンションの爆発から始まり、明らかにテレパスであるプロフェッサーXとジーン・グレイを標的にした攻撃により二人は行方不明になる。X-メンは解散し、サイクロップスは鬱病に苛まれることになる。一年後MRD(Mutant Response Division)はミュータントの拘束を開始、それを期にウルヴァリンとビーストはX−メンを呼び戻す。アイスマン、シャドウキャット、フォージがチームに戻って来た。その一方、ローグはブラザーフットに入ってしまう。エックスマンションはエンジェルの支援によって再建された。エマ・フロストの協力により、昏睡状態のチャールズは現在ジェノーシャでマグニートーの保護下にいることを突き止める。それを聞いたサイクロップスはチームに帰還し、X-メンはジェノーシャにプロフェッサーXを探しにいく。プロフェッサーXはX-メンに20年後の未来からテレパシーで交信し人類とミュータントの戦争で世界がセンチネルに支配されてしまう未来を見せ、それを避けるためにウルヴァリンをチームリーダーに指名する。

シーズン2(制作中止)

シーズン1のスタッフが続投するシーズン2の制作が予定されており、エピソードは26話以上になりエイジ・オブ・アポカリプスに焦点を当てる展開になるとされていたが、2010年のC2E2のマーベルのパネルディスカッションにおいてシーズン2はキャンセルになったことがマーベルの関係者から伝えられた。

エピソードリスト

詳細は「en:List of Wolverine and the X-Men episodes」を参照

キャラクター

X-メン

  • エンジェル[1]
  • ビースト[1]
  • コロッサス[1]
  • サイクロップス[1]
  • エマ・フロスト[2]

ブラザーフッド・オブ・ミュータント

  • クイックシルバー[3]
  • ドミノ[3]

  • アバランチ[3]
  • トード[3]

アコライツ

  • スキャナー[4]
  • メレンキャンプ[4]
  • Senyaka[4]
  • クラインストックブラザーズ[5]

  • パイロ[2]
  • ブリンク[5]
  • マーキュリー[4]
  • ジャガーノート[5]

マローダーズ

  • ミスターシニスター[6]
  • アークライト[6]
  • アークエンジェル[7]

  • ブロックバスター[6]
  • ハープーン[6]

  • マルチプルマン[6]
  • ヴァーティゴ[6]

ウェポンX

  • Dr. エイブラハム・コーネリウス[8]
  • ソーントン教授[8]

  • セイバートゥース[8]
  • マーベリック[8]

ヘルファイアクラブ

  • セバスチャン・ショウ[10]
  • ハリー・レランド[10]

  • ドナルド・ピアース[10]
  • セレーネ[10]

  • ステップフォード・カッコース[11]
  • エマ・フロスト[10]

未来のX-メン

  • プロフェッサーX[12]
  • バーサーカー[12]
  • ビショップ[12]
  • ドミノ[12]

MRD/Project: Wideawake

  • ロバート・ケリー上院議員[1]
  • ウォーレン・ワージントン2世[1]
  • ボリヴァー・トラスク[16]
  • センチネル[2]

  • マスター・モールド[12]
  • Dr. Sybil Zane[16]
  • モス将軍[1]

  • Dr. カビタ・ラオ[5]
  • エージェント・ハスケット[1]
  • Dr. ピーターソン[5]

その他のミュータント

  • アポカリプス
  • ブンブン[2]
  • クリスティー・ノード[8]
  • ダズラー[4]
  • ダスト[2]
  • フェラル[17]
  • フィーバー・ピッチ[12]
  • ファイアスター[12]

その他のキャラクター

  • ウェンディゴ[21]
  • マリコ・ヤシダ[20]

キャスト

スタッフ

  • スタン・リー - エグゼクティブ・プロデューサー
  • エリック・S・ロールマン - エグゼクティブ・プロデューサー
  • Steven E Gordon - 監督、キャラクターデザインアシスタント
  • Jamie Simone - ボイスディレクター
  • グレッグ・ジョンソン - 脚本
  • クレイグ・カイル - 脚本

制作

シリーズは2007年4月に制作準備が行われ、初期のニュースでは2008年秋の放送が臆測されていた。[22] しかし、その臆測は外れ、マーベル毎季報告では番組はアメリカ合衆国では2009年4月に放送されることになった。[23]USAトゥデイのウェブサイトの記事で2009年1月23日ニックトゥーンネットワークでの放送開始が特定された。[24]1月23日、アメリカ合衆国で最初のエピソードが放映された。当日放送された2話は通常のNickelodeonで翌日曜の14〜15時の枠で再放送された。

発表日

プレスリリースではイギリスBBC2・2008年8月2日に第一話が初公開されるとされていた。しかし、放映はCBBCチャンネル2009年1月4日まで延期された。[25] 当初毎週日曜日に新たなエピソードが放映されたが、2009年1月25日、CBBCは毎週日曜日に2話ずつ放映をはじめた。放送枠が変化し、エピソードはBBC iPlayerで放送語の限られた時間だけ視聴できた。2009年2月中旬いくつかの新しいエピソードが週末ではなくウィークデイに放送された。英国でのCBBCは2009年3月4日に『Breakdown』を放映し、カナダに追いついた。

2008年6月23日、主要なX-メンチームが登場するシリーズの第二のプレビューがリリースされ、2008年7月下旬のサンディエゴコミコンで公開された3部構成のパイロットエピソードの特別上映のアナウンスが行われた。[26]

カナダではシリーズはYTVで2008年9月6日より土曜午後7時枠で放映が開始された。[27][28][29]最近になって放送枠が土曜の朝のCrunchに変更され、午前11時30分から放送している。シリーズはカナダのアニメネットワークのテレトゥーンでも放送され、2009年1月11日午前10時に放送をスタートさせた。この時間枠はスペクタキュラー・スパイダーマンの直前にあたる。[30].

ブラジルおよびラテンアメリカではシリーズはジェティックス・ブラジル[31]およびジェティックス[32] starting August 25 from Mondays to Thursdays at 4:30 PM.[33]で放送されている。 2008年11月4日時点で、26話構成のセカンドシーズンが制作前段階に入っている事が明らかになっている。[34].

視聴率

ニックトゥーンとマーベルによって行われたシリーズへの大々的な宣伝のおかげでニックトゥーンネットワークの本番組の初回放映はニックトゥーン史上最高の視聴率を獲得した。ネットワークのこれまでで最高の500,000世帯以上が初回を視聴した。[35]

  • Hindsight, Part One - 436,000 viewers
  • Hindsight, Part Two - 589,000 viewers

DVDリリース

リベレーションエンターテイメントは2008年11月3日に英国でDVDを発売すると発表した。[36]DVDは同社の英国支社が破産申請に入った為にキャンセルされた。米国支社が将来的に発売できるかどうかは不明である。新たな会社が放映権を獲得しており、2009年4月にE1エンターテイメントから発売される。

ブエナビスタホームエンターテイメント・メキシコは2008年秋までに最初の6話を収録したリージョン4のDVDの第一弾を発売すると発表している。

米国では2009年4月に最初の3話分を収録したDVDが発売される。DVDは『Heroes Return Trilogy』と題され、多くの特典が含まれる予定である。ボリューム2は7月に発売が予定されている。多くのファンから非難されているがシーズン全話が発売されるかどうかは不明である。[37]

マグナホームエンターテイメントは、2009年5月6日にオーストラリアで第一シーズン全26話が発売されると発表している。限定版ではウルヴァリン型ケースが付属する[38]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o "Hindsight (Part 1)"
  2. ^ a b c d e f g h i "Hindsight (Part 3)"
  3. ^ a b c d e f "Hindsight (Part 2)"
  4. ^ a b c d e f g h i "Greetings From Genosha"
  5. ^ a b c d e f g "Battle Lines"
  6. ^ a b c d e f "eXcessive Force"
  7. ^ "Guardian Angel"
  8. ^ a b c d e "Past Discretions"
  9. ^ "Stolen Lives"
  10. ^ a b c d e "Shades of Grey"
  11. ^ "Foresight, Part I"
  12. ^ a b c d e f g h i j k l "Future X"
  13. ^ "Foresight III"
  14. ^ "Rover"
  15. ^ a b "Foresight II"
  16. ^ a b c d "Thieves Gambit"
  17. ^ a b c d e f g h i "X-Calibre"
  18. ^ a b "Time Bomb"
  19. ^ "Overflow"
  20. ^ a b "Code of Conduct"
  21. ^ a b c "Wolverine Vs. Hulk"
  22. ^ “New X-Men Cartoon Early Fall 2008?”. (2007年4月10日). http://www.invertedstripes.com/index.php?subaction=showfull&id=1176213186&archive=&start_from=&ucat=& 2008年3月8日閲覧。 
  23. ^ MARVEL REPORTS Q4 2007 NUMBERS: PROFIT MORE THAN DOUBLES - NEWSARAMA
  24. ^ Marvel superheroes power up for Nicktoons
  25. ^ http://www.bbc.co.uk/programmes/b00gnfd6/upcoming
  26. ^ New Wolverine and the X-Men Trailer - Animation - ENewsI.com
  27. ^ YTV Canada Fall 2008 Programming
  28. ^ Marvel Animation Age
  29. ^ First Look: Wolverine & The X-Men - Marvel.com News
  30. ^ Teletoon show page
  31. ^ http://programacao.jetix.com.br/programacion/a-z_br.asp?letra=W&zona=16
  32. ^ http://programacion.jetixtv.com/programacion/a-z.asp?letra=W&zona=8
  33. ^ http://www.jetixtv.com/Series/Wolverine_Y_Los_X-Men/index.html
  34. ^ Marvel Animation Age
  35. ^ Updates On Upcoming "Wolverine And The X-Men" Episode, DVD Release And Ratings
  36. ^ Classic Marvel Super Heroes. On DVD NOW!
  37. ^ ASIN B001R10BK0, Wolverine & the X-Men: Heroes Return Trilogy
  38. ^ Wolverine and the X-Men: The Entire Season 1 - Limited Edition (4 Disc Box Set)

外部リンク

  • Wolverine and the X-Men@ Nicktoons
  • ウルヴァリン・アンド・ジ・X-メン - IMDb(英語)
  • Wolverine and the X-Men @ Animated Superheroes
  • Wolverine and the X-Men @ Marvel Animation Age
  • Wolverine and the X-Men page @ CBBC
  • M.R.D Escape Online Game
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