サラフィー・ジハード主義
サラフィー・ジハード主義(サラフィー・ジハードしゅぎ、アラビア語: السلفية الجهادية)は、フランスの政治学者ジル・ケペルによる造語で[1]、サラフィー主義において1990年代半ばに勃興したジハード運動体もしくは思想[2]。
2000年代にはアメリカ同時多発テロ事件を契機としてジハード主義を掲げるアルカーイダ系組織が世界各地で台頭、これにより組織の影響を受けたジハード主義者(イスラーム過激派)によるテロが各地で発生している。さらに2010年代に入ると、その分派組織であったISILがシリア内戦(アラブの春)を契機としてアラブ世界で台頭し、地域情勢が深刻化している。
主なサラフィー・ジハード主義組織
- アルカーイダ系組織(アルカーイダ自体は一組織を指すわけでなく、国際的なネットワークの名称)
- アル=ヌスラ戦線(シリア国内で活動、アルカーイダの下部組織とされる)
- ISIL(シリア・イラク両国内を中心に活動、アルカーイダとは絶縁状態)
脚注
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関連項目
- イスラーム過激派(ジハード主義)
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