シェルビー (ノースカロライナ州)

シェルビー
Shelby
旧クリーブランド郡庁舎(2009年)
旧クリーブランド郡庁舎(2009年)
ノースカロライナ州内の位置
ノースカロライナ州内の位置
北緯35度17分18秒 西経81度32分16秒 / 北緯35.28833度 西経81.53778度 / 35.28833; -81.53778座標: 北緯35度17分18秒 西経81度32分16秒 / 北緯35.28833度 西経81.53778度 / 35.28833; -81.53778
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ノースカロライナ州の旗 ノースカロライナ州
クリーブランド郡
面積
 • 合計 21.1 mi2 (54.7 km2)
 • 陸地 21.1 mi2 (54.6 km2)
 • 水域 0.04 mi2 (0.1 km2)
標高
869 ft (265 m)
人口
(2020年)[1]
 • 合計 21,918人
 • 密度 1,000人/mi2 (400人/km2)
等時帯 UTC-5 (東部標準時)
 • 夏時間 UTC-4 (東部夏時間)
郵便番号
28150-28152
市外局番 704
FIPS code 37-61200 [2]
GNIS feature ID 0994631 [3]
ウェブサイト cityofshelby.com

シェルビー: Shelby)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州の都市。クリーブランド郡の郡庁所在地である。人口は2万1918人(2020年)。シャーロット広域都市圏の西の端にある[4]

歴史

シェルビー市は。軍人であり、ケンタッキー州知事を2期務めたアイザック・シェルビーにちなんで名付けられた[5]

シェルビー市内のアメリカ合衆国国家歴史登録財としては、銀行家の家、クリーブランド郡庁舎、イーストマリオン・ベルベディア公園歴史地区、ジェイムズ・ヘイワード・ハル邸、フリーメイソン寺院建築、ビクター・マクブレイアー博士邸、ジョージ・スパーリング邸と離れ家、ジョセフ・サトル邸、ウェブリー(邸宅)、ウェストウォーレン通り歴史地区がある[6]

2015年6月、サウスカロライナ州チャールストンで起きた教会銃乱射事件で、容疑者のダイラン・ルーフが逮捕された場所として、シェルビーは国際的な注目を集めた。

地理

シェルビーはクリーブランド郡の南中部に位置しており、座標は北緯35度17分18秒 西経81度32分16秒 / 北緯35.28833度 西経81.53778度 / 35.28833; -81.53778 (35.288272, -81.537787)である[7]アメリカ国道74号線は4車線の高規格道路であり、市内中心部の南を抜け、東は34kmでガストニアに、西は43kmでラザフォードトンに通じている。

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は21.1平方マイル (54.7 km2)であり、このうち陸地21.1平方マイル (54.6 km2)、水域は0.04平方マイル (0.1 km2)で水域率は0.17%である[8]。。

人口動態

人口推移
人口
1880990
18901,39440.8%
19001,87434.4%
19103,12766.9%
19203,60915.4%
193010,789198.9%
194014,03730.1%
195015,50810.5%
196017,69814.1%
197016,328−7.7%
198015,310−6.2%
199014,669−4.2%
200019,47732.8%
201020,3234.3%
202021,9187.8%
U.S. Decennial Census[9]

以下は2000年の国勢調査による人口統計データである[2]

基礎データ

  • 人口: 19,477 人
  • 世帯数: 7,927 世帯
  • 家族数: 5,144 家族
  • 人口密度: 414.6人/km2(1,073.8 人/mi2
  • 住居数: 8,853 軒
  • 住居密度: 188.4軒/km2(488.1 軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 25.0%
  • 18-24歳: 7.6%
  • 25-44歳: 25.8%
  • 45-64歳: 21.8%
  • 65歳以上: 19.7%
  • 年齢の中央値: 39歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 83.2
    • 18歳以上: 75.8

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 27.7%
  • 結婚・同居している夫婦: 41.3%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 20.0%
  • 非家族世帯: 35.1%
  • 単身世帯: 31.6%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 15.1%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.37人
    • 家族: 2.97人

収入

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 29,345米ドル
    • 家族: 38,603米ドル
    • 性別
      • 男性: 30,038米ドル
      • 女性: 21,362米ドル
  • 人口1人あたり収入: 18,708米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 17.8%
    • 対家族数: 14.3%
    • 18歳未満: 26.7%
    • 65歳以上: 13.7%

年中行事

クリーブランド郡祭、2010年撮影
  • クリーブランド郡祭[10] - 1924年から続いているこの祭は、ノースカロライナ州でも最大の農業祭となり、毎年の伝統ある活動となった。毎年165,000人以上の観衆が訪れている。この催事広場ではこの郡祭以外にも、年間を通じて様々な行事が開催されている。
  • リバーマッシュ・エクスポ - 1987年から特徴ある美味を祝う祭になった。その1987年に、クリーブランド郡郡政委員会とシェルビー市政委員会が「リバーマッシュは最も美味しく、元も経済的で最も融通が利く肉である」という決議を通した。
  • アライブ・アフターファイブ・屋外コンサート - コート広場で行われる音楽ライブ、アップタウン・シェルビー協会とそのコミュニティ協力者が開催する。食事と飲料の屋台が出され、アップタウンのレストランが遅い時間に開店して夕食を提供する
  • アメリカン・リージョン・ワールドシリーズ - 2011年から2019年、シェルビーはアメリカン・リージョン・ワールドシリーズを開催することになっており、恒久的な開催地になることを目指している。アメリカン・リージョンの全国事務所はあらゆる問題を排除し、シェルビーとの5年間契約をさらに2期伸ばすことに合意しており、キーター・スタジアムとシェルビー高校を2029年までの会場とすることになった[11]。この行事の主催を続けるために、シェルビー高校のホイト・S・キーター・スタジアムは大掛かりな改修をおこない、観客席を5,500席まで拡大する工事を行っている。
  • フットヒルのメリーゴーラウンド祭 - 毎年4月の最終週末にシェルビー市立公園で開催されている。1998年から始まり、遊園地の乗り物、ライブ演奏、花火がある[12]
  • シェルビー・ハムフェスト - シェルビー・ラジオクラブが後援している。毎年、クリーブランド郡催事広場で開催されている[13]

呼び物

シェルビー・アップタウンのドン・ギブソン劇場は、シェルビー生まれのカントリー・ミュージシャン、ドン・ギブソンにちなんで名付けられた。元の映画館を使っており、ライブ音楽の演奏会場に転換された[14]

シェルビー市公園とレクリエーション部は60年以上にわたって市民に娯楽を提供してきた。市立公園は150エーカー (0.6 km2) の広さがあり、美しく整備された野球場、遊技場、ピクニック場、水遊び場、9ホールのゴルフコース、舗装された歩道、蹄鉄投げ場、庭園がある。1,500席の観客席とステージのある体育館を備えたコミュニティセンターもある。さらに、歴史あるハーチェル・スピルマン回転木馬、ギフトショップ、改修された周回式小型列車もある。毎年80万人以上が訪れている[15]

アール・スクラッグス・センター、アメリカ南部の音楽と物語を提供する博物館、2014年1月11日にオープン。ハイテクのこの博物館では、バンジョーの革新家で伝説的な存在であるアール・スクラッグスを顕彰している。

大衆文化の中で

ティモシー・タイソンの著作『Blood Done Sign My Name』の映画版はシェルビーで撮影された[16]。またスーザン・コリンズの著作『ハンガー・ゲーム』の映画版『ハンガー・ゲーム (映画)』の収穫シーンもシェルビーで撮影された[17]

ケーブルテレビHBOのコメディショー、『Eastbound & Down』の架空の都市シェルビーが舞台である。ウィルミントンで撮影され、実際の市には地理も文化もほとんど似ていない。俳優で作家のダニー・マクブライドは市の大きさ、姿勢、名称からヒントを得てこの場所を選んだ[18]

ABCファミリーのテレビ番組『Make It or Break It』の第10話では、シェルビーがローレン・タナーの母の居る場所として言及される。

トラベル・チャンネルで放送された料理番組『Bizarre Foods with Andrew Zimmern』の第41話では、ホストがシェルビーで毎年開催されているリバーマッシュ・エクスポに行く[19]

2007年11月11日、オキシジョン・ネットワークの『Captured』は、1966年にシェルビーで起きたブレンダ・スー・ブラウン殺人事件のミステリーを追った[20]

著名な出身者

脚注

  1. ^ “Quickfacts.census.gov”. 2023年12月27日閲覧。
  2. ^ a b “American FactFinder”. United States Census Bureau. 2008年1月31日閲覧。
  3. ^ “US Board on Geographic Names”. United States Geological Survey (2007年10月25日). 2008年1月31日閲覧。
  4. ^ “Find a County”. National Association of Counties. 2011年6月7日閲覧。
  5. ^ “History of Shelby”. National Park Service. 2009年1月3日閲覧。
  6. ^ National Park Service (9 July 2010). "National Register Information System". National Register of Historic Places. National Park Service. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  7. ^ “US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990”. United States Census Bureau (2011年2月12日). 2011年4月23日閲覧。
  8. ^ “Geographic Identifiers: 2010 Demographic Profile Data (G001): Shelby city, North Carolina”. U.S. Census Bureau, American Factfinder. 2014年12月31日閲覧。
  9. ^ “Census of Population and Housing”. Census.gov. 2015年6月4日閲覧。
  10. ^ Cleveland County Fair
  11. ^ “American Legion World Series”. The American Legion World Series. 2015年8月12日閲覧。
  12. ^ “Parks and Recreation: Festival Information”. City of Shelby, NC. 2012年4月2日閲覧。
  13. ^ url=http://www.shelbyhamfest.org
  14. ^ http://www.dongibsontheater.com/
  15. ^ http://www.cityofshelby.com/govt/dept_parks_rec/index.php
  16. ^ “Tyson's 'Blood' to be filmed in N.C.”. Raleigh News & Observer. (2008年2月13日) 
  17. ^ Buckworth, Kathy (2012年3月14日). “The Hunger Games Take Over North Carolina”. Huffington Post. https://www.huffpost.com/entry/hungry-for-hunger-games-e_b_1337411 2012年7月28日閲覧。 
  18. ^ Cawthon, Graham (2009年2月28日). “How HBO's "Eastbound & Down" came to Shelby”. The Star. 2009年7月14日閲覧。
  19. ^ Allen, David (2009年5月7日). “Livermush (and Shelby) featured on Travel Channel”. The Shelby Star. http://www.shelbystar.com/news/livermush-38933-channel-cleveland.html 2010年1月3日閲覧。 
  20. ^ . http://www.shelbystar.com/news/cases-28870-years-case.html 
  21. ^ エディ・ドッドソンGQジャパン、2015

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、シェルビー (ノースカロライナ州)に関連するカテゴリがあります。
  • 公式ウェブサイト
  • Cleveland County Schools
  • Shelby, North Carolina, National Park Service Discover Our Shared Heritage travel itinerary
  • The Star, Shelby's daily newspaper
ノースカロライナ州の旗 ノースカロライナ州 アメリカ合衆国の旗
関連項目
  • 気候
  • 文化
  • 経済
  • 地理
  • 歴史
  • 音楽
  • 人物
  • 写真
  • 観光名所
地域圏
大都市
  • アシュビル
  • ケーリー
  • シャーロット
  • コンコード
  • ダーラム
  • ファイエットビル
  • ガストニア
  • グリーンズボロ
  • グリーンビル
  • ヒッコリー
  • ハイポイント
  • ジャクソンビル
  • ローリー
  • ウィルミントン
  • ウィンストン・セーラム
小都市
  • アルベマール
  • アシュボロ
  • バーリントン
  • チャペルヒル
  • イーデン
  • エリザベスシティ
  • ゴールズボロ
  • グラハム
  • ハブロック
  • ヘンダーソン
  • ヘンダーソンビル
  • カナポリス
  • キングスマウンテン
  • キンストン
  • ローリンバーグ
  • レノア
  • レキシントン
  • ランバートン
  • モンロー
  • モーガントン
  • ニューバーン
  • ニュートン
  • リーズビル
  • ロアノークラピッズ
  • ロッキーマウント
  • ソールズベリー
  • サンフォード
  • シェルビー
  • ステイツビル
  • トマスビル
  • ウィルソン
主な町
  • アペックス
  • ボーフォート
  • ブーン
  • カーボロ
  • クレイトン
  • コーネリアス
  • ダン
  • フキーバリナ
  • ガーナー
  • ホリースプリングス
  • ホープミルズ
  • ハンターズビル
  • インディアントレイル
  • カーナーズビル
  • ランシング
  • マシューズ
  • ミントヒル
  • ムーアズビル
  • モアヘッドシティ
  • モリスビル
  • スミスフィールド
  • サザンパインズ
  • ターボロ
  • ウェイクフォレスト
  • ウェインズビル
  • アラマンス郡
  • アレクサンダー郡
  • アリゲイニー郡
  • アンソン郡
  • アッシュ郡
  • アベリー郡
  • ボーフォート郡
  • バーティ郡
  • ブレイデン郡
  • ブランズウィック郡
  • バンコム郡
  • バーク郡
  • カバラス郡
  • コールドウェル郡
  • カムデン郡
  • カータレット郡
  • キャスウェル郡
  • カトーバ郡
  • チャタム郡
  • チェロキー郡
  • チョウォーン郡
  • クレイ郡
  • クリーブランド郡
  • コロンバス郡
  • クレイブン郡
  • カンバーランド郡
  • カリタック郡
  • デア郡
  • デイビッドソン郡
  • デイビー郡
  • デュプリン郡
  • ダーラム郡
  • エッジコム郡
  • フォーサイス郡
  • フランクリン郡
  • ガストン郡
  • ゲイツ郡
  • グラハム郡
  • グランビル郡
  • グリーン郡
  • ギルフォード郡
  • ハリファックス郡
  • ハーネット郡
  • ヘイウッド郡
  • ヘンダーソン郡
  • ハートフォード郡
  • ホーク郡
  • ハイド郡
  • アイアデル郡
  • ジャクソン郡
  • ジョンストン郡
  • ジョーンズ郡
  • リー郡
  • レノア郡
  • リンカーン郡
  • メイコン郡
  • マディソン郡
  • マーティン郡
  • マクドウェル郡
  • メクレンバーグ郡
  • ミッチェル郡
  • モンゴメリー郡
  • ムーア郡
  • ナッシュ郡
  • ニューハノバー郡
  • ノーサンプトン郡
  • オンスロー郡
  • オレンジ郡
  • パムリコ郡
  • パスクォタンク郡
  • ペンダー郡
  • パーキマンス郡
  • パーソン郡
  • ピット郡
  • ポーク郡
  • ランドルフ郡
  • リッチモンド郡
  • ロブソン郡
  • ロッキンガム郡
  • ローワン郡
  • ラザフォード郡
  • サンプソン郡
  • スコットランド郡
  • スタンリー郡
  • ストークス郡
  • サリー郡
  • スウェイン郡
  • トランシルベニア郡
  • ティレル郡
  • ユニオン郡
  • バンス郡
  • ウェイク郡
  • ウォーレン郡
  • ワシントン郡
  • ワタウガ郡
  • ウェイン郡
  • ウィルクス郡
  • ウィルソン郡
  • ヤドキン郡
  • ヤンシー郡
カテゴリ カテゴリ
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • VIAF
  • WorldCat
国立図書館
  • イスラエル
  • アメリカ
地理
  • MusicBrainz地域
その他
  • 公文書館(アメリカ)