ジャンヌ・ダーク

曖昧さ回避 この項目では、1948年の映画について説明しています。題材となった人物については「ジャンヌ・ダルク」をご覧ください。
ジャンヌ・ダーク
Joan of Arc
監督 ヴィクター・フレミング
脚本 マクスウェル・アンダーソン
アンドリュー・ソルト
原作 マクスウェル・アンダーソン
『ロレーンのジョーン』
製作 ウォルター・ウェンジャー
出演者 イングリッド・バーグマン
ホセ・フェラー
音楽 ヒューゴー・フリードホーファー
撮影 ジョセフ・A・ヴァレンタイン
編集 フランク・サリヴァン
製作会社 シエラ・ピクチャーズ
RKO
配給 アメリカ合衆国の旗 RKO
日本の旗 セントラル
公開 アメリカ合衆国の旗 1948年11月11日(NY
日本の旗 1950年6月17日
上映時間 (オリジナル版)145分
(短縮版)100分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $4,600,000[1][2]
興行収入 $4,100,000(北米市場)
配給収入 6502万円[3] 日本の旗
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ジャンヌ・ダーク』(原題: Joan of Arc)は、1948年アメリカ合衆国伝記映画1946年ニューヨークで初演されたマクスウェル・アンダーソン原作、イングリッド・バーグマン主演の戯曲『ロレーンのジョーン』(Joan of Lorraine)に基づく映画作品であり、舞台初演に引き続いてバーグマンがジャンヌ・ダルクを演じ、ヴィクター・フレミングが監督を務めた。

テクニカラー作品として撮影されている。オリジナルは145分だが、現在は100分のカット版が流布している。

ストーリー

イングランドとの百年戦争の最中にあった15世紀前半のフランスを舞台に、神の啓示を受けた少女ジャンヌ・ダルクが、フランスを勝利に導いてシャルル7世の戴冠に大きく貢献、国民的ヒロインとなるものの、敵軍に捕らえられた末に19歳の若さで魔女として火刑に処せられるまでが、ジャンヌの信仰心や心理的葛藤とともに描かれる。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
NHK 日本テレビ PDDVD
ジャンヌ・ダルク イングリッド・バーグマン 藤野節子 宗形智子 日野由利加
シャルル7世 ホセ・フェラー 家弓家正 増岡弘 木下浩之
ピエール・コーション フランシス・L・サリヴァン 早野寿郎 宮川洋一 茶風林
ラ・イル ワード・ボンド 大宮悌二 大林隆介
ジョルジュ・ド・ラ・トレモイユ ジーン・ロックハート 滝口順平 中村浩太郎
アランソン公 ジョン・エメリー(英語版) 遠藤純一
デュノワ リーフ・エリクソン 河本邦弘
ジャン・ル・メートル セシル・ケラウェイ 織間雅之
ジャン・ド・リュクサンブール J・キャロル・ナイシュ(英語版)
ブルボン公 リチャード・ネイ
ナレーション シェパード・ストラドウィック 千葉耕市
演出 本田保則
翻訳 古田由紀子
調整 近藤勝之
効果 スリー・サウンド
制作 コスモプロモーション
  • NHK版:放送日1973年7月29日 14:35-16:05『劇映画』
  • 日本テレビ版:初回放送1982年9月1日『水曜ロードショー[4]
その他声優:高橋ひろ子片岡富枝仲木隆司大木民夫、加藤精三、上田敏也有馬瑞子嶋俊介
  • PDDVD版
その他声優:原田晃赤城進鈴木貴征森口芽衣桂木黎奈

スタッフ

  • 監督:ヴィクター・フレミング
  • 製作:ウォルター・ウェンジャー
  • 脚本:マクスウェル・アンダーソン、アンドリュー・ソルト
  • 音楽:ヒューゴー・フリードホーファー
  • 撮影:ジョセフ・A・ヴァレンタイン
  • 編集:フランク・サリヴァン
  • 美術:リチャード・デイ
  • 衣装:ハーシェル・マッコイ、ドロシー・ジーキンズ、バーバラ・カリンスカ

アカデミー賞受賞・ノミネーション

  • 受賞
    • 撮影賞(カラー):ジョセフ・A・ヴァレンタイン、ウィリアム・V・スコール、ウィンストン・C・ホック
    • 衣装デザイン賞(カラー):ドロシー・ジーキンス、バーバラ・カリンスカ
  • ノミネーション
    • 主演女優賞:イングリッド・バーグマン
    • 助演男優賞:ホセ・フェラー
    • 美術賞(カラー):リチャード・デイ、ケイシー・ロバーツ、ジョセフ・キッシュ
    • 編集賞:フランク・サリヴァン
    • 作曲賞:ヒューゴー・フリードホーファー

参考文献

  1. ^ “ジャンヌ・ダーク”. allcinema. 2014年2月15日閲覧。
  2. ^ “ジャンヌ・ダーク”. KINENOTE. 2014年2月15日閲覧。
  3. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)81頁
  4. ^ イングリッド・バーグマン追悼特別企画」として放送。

外部リンク

1910年代
  • 暗雲晴れて(1919)
1920年代
  • 臆病男(1920)
  • 心嬉しさ恐ろしさ(1921)
  • 愛人の許へ(1921)
  • 愛着の路(1922)
  • Red Hot Romance(1922)
  • アンナの昇天(1922)
  • 埃及の月(1923)
  • 無法者の掟(1923)
  • 最後の一人迄(1923)
  • 懐しの谿(1923)
  • 海の掟(1924)
  • 曠原に立ちて(1924)
  • 狂乱船 (1925)
  • Adventure(1925)
  • 絶壁に闘ふ(1925)
  • 卑怯者(1925)
  • The Blind Goddess(1926)
  • 人罠(1926)
  • 肉体の道(1927)
  • フラ(1927)
  • 決死隊(1927)
  • アビーの白薔薇(1928)
  • 目覚め(1928)
  • 狼の唄(1929)
  • ヴァージニアン(1929)
1930年代
  • 泥人形(1930)
  • 反逆者(1930)
  • The Wet Parade(1932)
  • 紅塵(1932)
  • 爆弾の頬紅(1933)
  • ホワイト・シスター(1933)
  • 宝島(1934)
  • 無軌道行進曲(1935)
  • 運河のそよ風(1935)
  • 我は海の子(1937)
  • テスト・パイロット(1938)
  • オズの魔法使(1939)
  • 風と共に去りぬ(1939)
1940年代
  • ジキル博士とハイド氏(1941)
  • Tortilla Flat(1942)
  • A Guy Named Joe(1943)
  • 冒険(1945)
  • ジャンヌ・ダーク(1948)