ジョルジェ・アフォンソ

「聖母マリアのもとを訪れるキリスト」(1515年頃)ジョルジェ・アフォンソ画。マードレ・デ・デウス修道院祭壇画より

ジョルジェ・アフォンソJorge Afonso, 1470年頃 - 1540年)は、ポルトガルルネサンス期の画家。

ジョルジェ・アフォンソは、1508年にポルトガル王マヌエル1世によって宮廷画家に任ぜられ、1529年にはジョアン3世に再び任ぜられた。彼は主にリスボンを拠点とし、サン・ドミンゴス教会近くに画房をかまえた。彼のもとで修行をした画家は、クリストヴァオン・デ・フィゲイレド、ガルシア・フェルナンデス(英語版)、グレゴリオ・ロペス、ジョルジェ・レアルらである。

主に祭壇画を描いたとみなされているアフォンソは、それを王妃レオノール・デ・ヴィゼウ(ジョアン2世妃。マヌエル1世の実姉)によって命じられていた。前王妃のため、アフォンソは1515年にマードレ・デ・デウス修道院の祭壇画を描いた。この壮麗な祭壇画は、現在リスボンの国立古美術館の所蔵となっている。1520年から1530年の間、再びレオノール王妃の後援で、彼はセトゥーバルのジェズス修道院の祭壇画となる14枚の衝立を描いた。この衝立は、修道院内の美術館で見ることができる。

ジョルジェ・アフォンソの画房は、トマルにあるキリスト教会の壁の装飾を組み合わせたが、これは1530年代に創作された。

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