ダグ・ミラベリ

ダグ・ミラベリ
Doug Mirabelli
ボストン・レッドソックスでの現役時代
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アリゾナ州キングマン
生年月日 (1970-10-18) 1970年10月18日(53歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 1992年 ドラフト5巡目(全体131位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名
初出場 1996年8月27日
最終出場 2007年9月30日(レギュラーシーズ)
2007年10月16日(ポストシーズン)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
この表について
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プロジェクト:野球選手  ■テンプレート

ダグ・ミラベリDouglas Anthony "Doug" Mirabelli , 1970年10月18日 - )は、アメリカ合衆国アリゾナ州キングマン出身の元プロ野球選手捕手)。イタリア系アメリカ人である。

ボストン・レッドソックス時代はナックル・ボーラーティム・ウェイクフィールドの専属捕手として有名であった。

経歴

現役時代

プロ入りとジャイアンツ時代

1992年MLBドラフトサンフランシスコ・ジャイアンツから5巡目(全体131位)で指名され、プロ入り。

1996年8月27日フィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャーデビュー。

レンジャース時代

2001年3月27日テキサス・レンジャーズに移籍した。

レッドソックス時代

2001年6月12日ジャスティン・デュークシャーとのトレードボストン・レッドソックスへ移籍した。レッドソックスに移籍してからはナックルボーラーであるティム・ウェイクフィールドとコンビを組み、ほぼ専属捕手として活躍。

2004年にレッドソックスが4連勝でセントルイス・カージナルスを破りワールドシリーズ優勝を果たした際も、ウェイクフィールドが先発した第1戦で先発出場した。

パドレス時代

2005年12月にマーク・ロレッタとのトレードでサンディエゴ・パドレスへ移籍しレギュラー捕手となる予定だったが、翌2006年1月に同じ捕手のマイク・ピアッツァがFAでパドレスに移籍してきたため出場機会が激減した。この際ミラベリは、パドレスのケビン・タワーズGMに対しレッドソックスに戻すよう要求している。

レッドソックス復帰

2006年5月1日にこの年レッドソックスで新しくウェイクフィールドとペアを組んだ捕手ジョシュ・バードがナックルを上手く処理できずパスボールを繰り返していたこともあり、ミラベリを呼び戻すことを決め、ジョシュ・バード+マイナー投手1名+現金とのトレードでレッドソックスに復帰した。ミラベリが、出戻りトレードが成立してボストン空港に到着した日は、ウェイクフィールドの登板日である2006年5月1日ニューヨーク・ヤンキース戦当日であった。ミラベリは空港から緊急走行のパトカーに乗り込み、車内でユニフォームへの着替えを済ませた。結局、球場に到着したのは試合開始直前だった。当初、この試合の先発捕手はジェイソン・バリテックと発表されていたが、ミラベリ到着を受けて急遽訂正された。トレード成立がギリギリまで遅れた理由は、レッドソックスがミラベリを取り戻そうとしていることを察知したヤンキースが、ミラベリ獲得に名乗りを挙げ、ヤンキース戦の5月1日までにレッドソックスとのトレードが成立しないように妨害を試みたためだった(後にキャッシュマンGMが妨害工作を行ったことを認めている)。

ダグ・ミラベリ(2007年)

2008年3月13日、ミラベリより7歳若いケビン・キャッシュがナックル捕手として使えるメドが立ったため、自由契約となった[1]

引退後

2009年1月からミシガン州トラヴァースシティのセント・フランシス高校にて野球を指導している。

また同年3月より、トラヴァースシティの不動産会社「コールドウエルバンカー・シュミット不動産(Coldwell Banker Schmidt Realtors)」に勤務している。

プレースタイル・人物

ウェイクフィールドとバッテリーを組む際は、彼のナックルボールをキャッチしやすいように、野球用のキャッチャーミットよりも一回り以上大きなソフトボール用のキャッチャーミットを使用していた。

ブラディミール・ゲレーロと同じく、バッティンググローブをつけずに打席に立つ珍しい打者である。

捕手以外に、一塁手としてのプレー経験がある。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
1996 SF 9 21 18 2 4 1 0 0 5 1 0 0 0 0 3 0 0 4 0 .222 .333 .278 .611
1997 6 8 7 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 3 0 .143 .250 .143 .393
1998 10 19 17 2 4 2 0 1 9 4 0 0 0 0 2 0 0 6 0 .235 .316 .529 .845
1999 33 98 87 10 22 6 0 1 31 10 0 0 0 1 9 1 1 25 1 .253 .327 .356 .683
2000 82 273 230 23 53 10 2 6 85 28 1 0 3 2 36 2 2 57 6 .230 .337 .370 .707
2001 TEX 23 59 49 4 5 2 0 2 13 3 0 0 0 0 10 0 0 21 1 .102 .254 .265 .519
BOS 54 165 141 16 38 8 0 9 73 26 0 0 1 2 17 2 4 36 2 .270 .360 .518 .878
'01計 77 224 190 20 43 10 0 11 86 29 0 0 1 2 27 2 4 57 3 .226 .332 .453 .785
2002 57 173 151 17 34 7 0 7 62 25 0 0 0 2 17 0 3 33 6 .225 .312 .411 .723
2003 62 176 163 23 42 13 0 6 73 18 0 0 0 1 11 0 1 36 3 .258 .307 .448 .755
2004 59 182 160 27 45 12 0 9 84 32 0 0 0 0 19 0 3 46 5 .281 .368 .525 .893
2005 50 152 136 16 31 7 0 6 56 18 2 0 0 0 14 0 2 48 2 .228 .309 .412 .721
2006 SD 14 26 22 1 4 1 0 0 5 0 0 0 0 0 4 0 0 5 0 .182 .308 .227 .535
BOS 59 176 161 12 31 6 0 6 55 25 0 0 0 0 11 0 4 54 2 .193 .261 .342 .603
'06計 73 202 183 13 35 7 0 6 60 25 0 0 0 0 15 0 4 59 2 .191 .267 .328 .595
2007 48 127 114 9 23 3 0 5 41 16 0 0 1 0 11 0 1 41 4 .202 .278 .360 .638
通算:12年 566 1655 1456 162 337 78 2 58 593 206 3 0 5 8 165 5 21 415 32 .231 .317 .407 .724
  • 2011年度シーズン終了時

背番号

  • 66 (1996年)
  • 2 (1997年)
  • 19 (1998年 - 1999年)
  • 15 (2000年)
  • 6 (2001年 - 同年途中)
  • 28 (2001年途中 - 2007年)

脚注

  1. ^ “Wakefield's personal catcher Mirabelli released” (英語). ESPN.com (2008年3月13日). 2008年3月24日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
 
ボストン・レッドソックス ワールドシリーズ(2回)
ボストン・レッドソックス 2004年のワールドシリーズ ロースター
   

監督
47 テリー・フランコーナ

コーチ
02 ブラッド・ミルズ(ベンチ)
17 デーブ・ウォレス(投手)
22 ロン・ジャクソン(打撃)
35 リン・ジョーンズ(一塁)
41 デール・スウェイム(三塁)
54 ユークリデス・ロハス(ブルペン)

ボストン・レッドソックス 2007年のワールドシリーズ ロースター
   

監督
47 テリー・フランコーナ

コーチ
02 ブラッド・ミルズ(ベンチ)
16 ルイス・アリセア(一塁)
29 デーブ・マガダン(打撃)
35 ディマーロ・ヘイル(三塁)
52 ジョン・ファレル(投手)
57 ゲイリー・タック(ブルペン)

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