トランス・ニューギニア語族

トランス・ニューギニア語族
話される地域ニューギニア, 小スンダ列島, モルッカ諸島
言語系統パプア諸語
下位言語
  • 多数
ISO 639-5ngf
トランスニューギニア語族に含まれる言語(さまざまな説がある)
  Glottologで受け入れられているトランス・ニューギニア語族[1]
  Ross (2005)によるトランス・ニューギニア語族の説
  他のパプア諸語
  オーストロネシア語族
  非居住地

トランス・ニューギニア語族(トランス・ニューギニアごぞく、Trans–New Guinea)は、パプア諸語の一つで、ニューギニアや周辺の島に分布する語族パプア諸語では最大の分布域をもち、世界で3番目に多くの言語が含まれる語族である。 ただし、この語族の核となる言語の分類についてはよく体系化されているが、どの言語までを本語族に含むかについては未確定である。

分類

トランスニューギニア語族
  西トランスニューギニア語派(英語版)
  Kolopom
  エンガ語派(英語版)
  チンブ・ワギ語派(英語版)
  Kainantu–Goroka
  Finisterre–Huon
  南東パプア語派(英語版)
  トランスニューギニア語族以外のパプア諸語
  オーストロネシア語族(パプア諸語ではない)

分類は流動的。Ross (2005) にもとづく。数字は言語数。

  • トランスニューギニア語族(ニューギニア横断大語族) (466-493) - 270万人[2]
    • 西トランスニューギニア語派(英語版)
      • 西ダニ語
      • エカリ語(英語版)
      • 東ティモール諸語(オイラタ・マカサエ諸語(英語版)
        • マカサエ語(英語版)
          • マカレロ方言(英語版)
        • ファタルク語(英語版)
      • ブナク語(英語版)
      • Alor–Pantar諸語(英語版) - インドネシア アロール島パンタール島
        • Abui語(英語版)、Blagar語(英語版)、Western Pantar語(英語版)
    • エンガ語派(英語版)
      • エンガ語(英語版)
      • フリ語(英語版)
    • Kolopom語派(英語版)
      • Ndom語(英語版)
    • チンブ・ワギ語派(英語版)
      • メルパ語(英語版)(ハーゲン語)
      • Umbu-Ungu語(英語版)(Kaugel語) - 二十四進法の数え方をもつ
      • クマン語(チンブ語)
    • Kainantu–Goroka語派(英語版)
      • ベナベナ語(英語版)
    • フィニステレ・フォン語派(英語版)
    • 南東パプア語派(英語版)
      • コイアリ語派(英語版)

脚注

  1. ^ Glottolog: Nuclear Trans–New Guinea
  2. ^ 『世界の言語と国のハンドブック』下宮忠雄(大学書林)
世界の語族
孤立した言語を含む。
※主要分布地域に掲載(他地域にも分布している場合あり)
アフリカ
ユーラシア西部
ユーラシア北部
ユーラシア東部
ユーラシア南部
オセアニア
北アメリカ
南アメリカ
提唱中の語族
大語族仮説
その他
手話
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