トレーラーヘッド

曖昧さ回避 この項目では、貨物運送車の動力について説明しています。農業および建設作業車については「トラクター」をご覧ください。
Leyland T45 キャブオーバー 4x2トラクターユニット
大型変圧器を積んだトレーラーを引く(ドローバー連結)

トレーラーヘッド(trailer head)、トラクターユニット(tractor unit)、トラクタートラック(tractor truck)、セミトラクター(semi-tractor)、セミトラック(semi-truck)、トラクターヘッド(tractor head)とは、トレーラーで牽引される荷物を牽引するための動力を提供する、頑丈な動力車である。日本では俗にアタマ(頭)と呼ばれる。

これらは一般的に二つに分類される。1つはセミトレーラーの牽引に使用される大型および中型の後輪駆動セミトラクター、もう一つは非常に重く大抵はオフロード対応で六輪構成のものである。どちらも軍用および商業輸送用が存在する。

なお、トラクタトレーラーと呼ぶ場合はアタマと荷車が一体になった部分を指す。

構造

  1. トレーラーヘッド
  2. セミトレーラ(脱着式)
  3. エンジンルーム
  4. キャビン
  5. スリーパー(すべてのトラックにあるわけではない)
  6. エアダム
  7. 燃料タンク
  8. 第五輪
  9. 密閉貨物室
  10. ランディング・ギア (セミトレーラーを切り離すときの脚)

一般的にトレーラーヘッドには大型ディーゼルエンジンが搭載される。変速機は10/13/18段階などの構成である。

  • 背面写真。第五輪を備えている。
    背面写真。第五輪を備えている。
  • 一部のトラックにはスリーパー(仮眠室)を備える。
    一部のトラックにはスリーパー(仮眠室)を備える。

車軸構成

車軸構成

トレーラーヘッドには、軸重規制に応じて多くの車軸を設けている。最も一般的な構成は4x2、6x2、および6x4タイプであるが、一部のメーカーは 6x6、8x4、8x6、8x8、10x8、および 10x10 の車軸構成を提供している。

連結器

もっとも一般的な連結器は第五輪であり、コンテナシャーシやウイング車など、多種のトレーラーを連結できる。

ドローバー(Drawbar)は、とりわけ頑丈なバラスト車や、複数のセミトレーラーを連結する手段としても使われる。

  • 第五輪
  • トレーラー・ヒッチ
    トレーラー・ヒッチ
  • ドローバーを繋いだトレーラー・ヒッチ
    ドローバーを繋いだトレーラー・ヒッチ
  • ドローバー接続口
    ドローバー接続口
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トレーラーコネクタ

詳細は「:en:ISO standards for trailer connectors」を参照

アタマとトレーラ間への電気信号を伝えるために、トレーラコネクタにて接続され、これはISO規格化されている。

  • トレーラの最前面。コネクタ部が存在する
    トレーラの最前面。コネクタ部が存在する
  • ケーブルが繋がれたコネクタ
    ケーブルが繋がれたコネクタ
  • コネクタ詳細
    コネクタ詳細

トレーラーヘッドを製造している企業

日本

米国

欧州

韓国

中国

関連項目

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Tractor unitsSemi-trailer tractors
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