バリオカム

バリオカム(VarioCam)は自動車エンジンにおいて使用される可変バルブ機構ポルシェにおける名称である。

基本特許はロータスが所持しており、それをシェフラーが買ってポルシェと共同開発した[1]。市販車においては1991年ポルシェ・968において最初に使用された。

バリオカム

位相変化型の可変バルブタイミング機構。カムシャフトの位相を変化させることでバルブタイミングを変化させる。

バリオカム・プラス

バリオカム・プラス(VarioCam Plus)はバリオカムの位相変化に、2ステージの可変バルブリフトシステムを加えたカム切り替え・位相変化型の可変バルブタイミング機構である。カムの切り替え機構はタペットに組み込まれており、VTEC等に代表されるロッカーアームを介するものとは異なる。これにより動弁を直打式から変更することなく可変リフトを実現している。同様の機構はスバルのダイレクト可変バルブリフト機構でも採用された。

1999年ポルシェ・911の996型ターボに初めて使用された。

外部リンク

  • ポルシェ・ジャパンのバリオカム・プラス説明ページ

脚注

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  1. ^ 『ポルシェとBMWの世界』p.55。

参考文献

ポルシェ A.G. 車両年表 1960年-
タイプ 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3
911 901 930 964 993 996 997 991 992
スポーツカー
356 928
912 912E 924 924S 968 ケイマン(987) ケイマン(981) 718ケイマン(982)
914 944 ボクスター(986) ボクスター(987) ボクスター(981) 718ボクスター(982)
セダン パナメーラ(970)
SUV カイエン(955) カイエン(957) カイエン(958) カイエン(9YO)
マカン(95B)
高性能車 550 904 959 GT1 カレラGT 918
EV タイカン
コンセプトカー: 356/1 | 114(英語版) | 695(英語版) | 901 | EA266 | 989(英語版) | パナメリカーナ | 918 | ミッションE | ミッションR(英語版) | ミッションX(英語版)
モータースポーツ: 64 | 80 | 360 | 550 | 718 | 787 | 804 | 904 | 906 | 907 | 908 | 909 | 910 | 914-6 GT | 917 | 934 | 935 | 936 | 953 | 956 | 961 | 962 | GT1 | WSC95 | RSスパイダー | 919ハイブリッド | 963
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