マリオ・クオモ

アメリカ合衆国の政治家 マリオ・クオモ Mario Cuomo
生年月日	(1932-06-15) 1932年6月15日
出生地	アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク クイーンズ区
没年月日	(2015-01-01) 2015年1月1日（82歳没）
死没地	アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク
出身校	セント・ジョーンズ大学
所属政党	民主党
配偶者	マチルダ・マファ
子女	5人
親族	アンドリュー・クオモ（長男）
サイン
ニューヨーク州 第52代知事
在任期間	1983年1月1日 - 1994年12月31日
副知事	アルフレッド・デルベロ ウォーレン・アンダーソン スタン・ルンディン
ニューヨーク州 第68代副知事
在任期間	1979年1月1日 - 1982年12月31日
州知事	ヒュー・L・ケアリー
ニューヨーク州 第58代州務長官
在任期間	1975年1月1日 - 1978年12月31日
州知事	ヒュー・ケアリー
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マリオ・マシュー・クオモ（英語：Mario Matthew Cuomo、1932年6月15日 - 2015年1月1日）は、イタリア系カトリック、アメリカ合衆国の政治家、弁護士、野球選手。第52代ニューヨーク州知事を務めた。

来歴

1932年6月15日にニューヨーク州ニューヨークのクイーンズ区に誕生する。セント・ジョーンズ大学にて1953年に学士号、1956年に法学位を取得。その後、ピッツバーグ・パイレーツにスカウトされ、頭部へのデッドボールで負傷するまでマイナー・リーグでプレーした。

1970年代初頭、クイーンズ地区のフォレストヒルズ地区居住者の代表として同近隣地区への公営住宅開発反対運動に参加して名を馳せる。クイーンズ地区は居住者1人あたりの収入が高く、全米オープンテニストーナメントが開催されることで有名であった。

1974年にニューヨーク州副知事選挙に出馬するが落選するも、1975年にヒュー・ケアリー州知事によってニューヨーク州州務長官へ指名された。

1977年のニューヨーク市長選挙の民主党候補指名選挙ではエド・コッチに敗北したが、ニューヨーク自由党（英語版）によって代表に指名される。しかし本選挙ではコッチに再び僅差で敗北する。

1978年にケアリーの伴走候補者として副知事に選出される。クオモは州知事選における1982年の民主党候補指名選挙でコッチを破り、本選では共和党候補ルイス・レーアマンを破って、1983年に知事に就任した。

1984年大統領選挙では、ノートルダム大学で実施した演説が話題となった。民主党は、女性初の副大統領候補ジェラルディン・フェラーロを指名したが、彼女が中絶を禁止す教説のカトリックの信徒でありながら、中絶政策を容認していたために批判されていた。同じ民主党所属でカトリック信徒であり、地元ニューヨーク選出のフェラーロを支持するためにカトリックの大学であるノートルダムで、中絶政策を支持する演説をした^[1]。

その後3期連続で知事を務め、1995年までニューヨーク州知事であった。

1994年にクオモは4選を目指して知事選挙へ出馬したが、この選挙で共和党はアーサー・シャウクロス事件（1988年に仮釈放された後、複数の殺人を行い有罪となった）を引き合いに出し、彼の死刑反対の姿勢を攻撃した。共和党はシャウクロスの一件を、6年前の大統領選挙におけるマイケル・デュカキスとウィリー・ホートンのように、クオモに関連づけることに成功した。

このネガティブキャンペーンが功を奏してか、クオモは知事選挙でジョージ・パタキに敗北することになる。1994年は共和党が地滑り的大勝利を収めた年でもあり、テキサス州のアン・リチャーズ州知事が落選したり、上院および下院で共和党が多数を占めることとなった。

後にクオモとリチャーズはドリトス（ポテトチップスの商標）のテレビコマーシャルに出演した。CMではクオモとリチャーズが執務室の撤収作業をしながら「全面的変更」について議論を行うが、その変更とはドリトスのパッケージについてである。

2015年1月1日に死去した^[2]。82歳であった。

家族

クオモの長男であるアンドリュー・クオモは56代目ニューヨーク州知事、11代目アメリカ合衆国住宅都市開発長官などを務めた。また、彼はロバート・F・ケネディの娘であるケリー・ケネディと1990年に結婚したが、2003年に別居してその後離婚した。さらに2007年にニューヨーク州検事総長に就任した。2010年の中間選挙で共和党のカール・パラディノ候補を破ってニューヨーク州知事に当選し、父子2代でのニューヨーク州知事となったが、セクシャルハラスメント疑惑により辞任した。 下の息子であるクリス・クオモはテレビジャーナリストであり、複数の番組でニュースアンカーを務めた。

著作

• Why Lincoln Matters: Today More Than Ever (2004). ISBN 0151009996
• Reason to Believe (1996). ISBN 0684825333

外部リンク

• 1984 Democratic National Convention Keynote Address - "A Tale of Two Cities"
• Lewis Lehrman 1982 NY Governor Campaign Retrospective. Lehrman narrowly lost to Mario Cuomo (51% to 48%)

脚注

外部リンク

公職
先代 ジョン・ゲッツィ	ニューヨーク州州務長官 第58代：1975年1月1日 - 1978年12月31日	次代 バジル・パターソン
先代 メアリアン・クルップサク	ニューヨーク州副知事 第68代：1979年1月1日 - 1982年12月31日	次代 アルフレッド・デルベロ
先代 ヒュー・ケアリー	ニューヨーク州知事 第52代：1983年1月1日 - 1994年12月31日	次代 ジョージ・パタキ

表 話 編 歴 ニューヨーク州知事と副知事（英語版）
知事	G・クリントン ジェイ G・クリントン ルイス（英語版） トンプキンズ テイラー D・クリントン イェーツ（英語版） D・クリントン ピッチャー（英語版） ヴァン・ビューレン トループ（英語版） マーシー スワード ボウック（英語版） ライト（英語版） ヤング（英語版） フィッシュ ハント（英語版） シーモア クラーク（英語版） キング（英語版） モーガン（英語版） シーモア フェントン（英語版） ホフマン（英語版） J・アダムズ・ディクス ティルデン ロビンソン（英語版） コーネル（英語版） クリーブランド ヒル（英語版） フラワー（英語版） モートン ブラック（英語版） T・ルーズベルト オデル ヒギンズ（英語版） ヒューズ（英語版） ホワイト（英語版） J・オールデン・ディクス サルジャー（英語版） グライン（英語版） ホイットマン（英語版） スミス ミラー（英語版） スミス F・ルーズベルト レーマン（英語版） ポレッティ（英語版） デューイ ハリマン ロックフェラー ウィルソン（英語版） ケアリー M・クオモ パタキ スピッツァー パターソン A・クオモ ホウクル
副知事	ヴァン・コートランド S・ヴァン・レンセラー（英語版） J・ヴァン・レンセラー（英語版） ブルーム（英語版） テイラー クリントン テイラー スウィフト（英語版） テイラー ルート（英語版） トールマッジ（英語版） ピッチャー（英語版） P・リビングストン（英語版） ダヤン（英語版） トループ（英語版） ステッビンス（英語版） M・オリバー（英語版） E・リビングストン トレイシー（英語版） ブラディッシュ（英語版） ディキンソン（英語版） ガーディナー（英語版） レスター（英語版） フィッシュ パターソン（英語版） チャーチ（英語版） レイモンド（英語版） セルデン（英語版） キャンベル（英語版） フロイド＝ジョーンズ（英語版） アルボード（英語版） ウッドフォード（英語版） ビーチ（英語版） ロビンソン（英語版） ドースハイマー（英語版） ホスキンス（英語版） ヒル（英語版） マッカーシー（英語版） ジョーンズ（英語版） シーハン（英語版） サクストン（英語版） ウッドラフ（英語版） ヒギンズ（英語版） ブルース（英語版） レインズ（英語版） チャンラー（英語版） ホワイト（英語版） コブ（英語版） コンウェイ（英語版） グリン（英語版） ワーグナー ショーネック（英語版） ウォーカー（英語版） ウッド（英語版） ラスク（英語版） ラン（英語版） ロウマン（英語版） コーニング（英語版） リーマン（英語版） ブレイ（英語版） ポレッティ（英語版） ハンリー（英語版） ウォレス（英語版） ハンリー（英語版） ムーア（英語版） ウィックス（英語版） マホーニー（英語版） デルーカ（英語版） ウィルソン（英語版） アンダーソン（英語版） クルプサック（英語版） M・クオモ デルベロ（英語版） アンダーソン（英語版） ランディーン（英語版） マッコーイ（英語版） ドナヒュー（英語版） パターソン ブルーノ（英語版） スケロス（英語版） スミス（英語版） エスパーダ（英語版） ラヴィッチ（英語版） ダフィ（英語版） ホウクル スチュワート＝カズンズ（英語版） ベンジャミン（英語版） スチュワート＝カズンズ（英語版） デルガド
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