ミニヤー県

ミニヤー県

محافظة المنيا
ミニヤー県の位置
ミニヤー県の位置
 エジプト
県庁所在地 ミニヤー
面積
 • 合計 32,279 km2
人口
(2019年)
 • 合計 5,807,000人
 • 密度 180人/km2
等時帯 UTC+2 (EET)
ISO 3166コード EG-MN

ミニヤー県(ミニヤーけん、アラビア語: محافظة المنيا‎、Minya Governorate)は、エジプトの県。県都はミニヤー。面積32,279km2、人口500万4421人(2014年)。面積ではエジプトの3.2%、人口ではエジプトの5.1%を占める。

概要

ミニヤー県には古代エジプト期より文明が栄えており、アマルナヘルモポリスなどの都市が存在していた。現在では、コプトが多く住む地域として知られていて、コプト教徒をねらったイスラム過激派組織ISILによる襲撃事件が何度も起きている[1][2]

ミニヤー県ではナイル川沿いの肥沃な農地での農耕が盛んであり、サトウキビ綿大豆ニンニクタマネギトマトジャガイモスイカブドウなどを産する。工業では食品工業や製糖業、綿紡績香水油脂セメント石灰岩の採掘およびレンガ工業などが盛んである。

発掘調査

同県のトゥーナ・エル・ゲベル地域でエジプト考古学チームが地下墓地内の複数の回廊にて、横たえられたミイラ計17体を発見した。これらのミイラは王家の人々のものではなく、エジプト当局者らは同地で民間人のミイラが見つかったのは今回が初めであり、発見は前代未聞だと評した[3]

2019年4月7日、米ケーブルテレビの番組であるディスカバリーチャンネルが、古代の高位聖職者のミイラが納められた石棺の開封の様子を2時間の特別番組で生放送した[4]。ミニヤ―近郊で一続きになった複数の立て坑が発見され、この立て杭は地下道と複数の墓につながっていた。墓の中からは石棺やミイラ、副葬品類が見つかり、放送はここから行われた。

隣接する県

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 「コプト教徒襲撃犯はリビアで訓練」とエジプト当局、ISが犯行声明 AFPBB News 2017年5月28日
  2. ^ コプト教徒のバス襲撃、7人死亡 ISが犯行声明 エジプト AFPBB News 2018年11月3日
  3. ^ 地下墓地でミイラ17体見つかる、エジプト中部では「前代未聞」 AFPBB News 2017年5月14日
  4. ^ 2500年前の古代エジプトの石棺、米テレビの生放送で開封 AFPBB News 2019年4月8日

関連項目

グレーター・カイロ地域(アラビア語版)
アレクサンドリア地域(アラビア語版)
デルタ地域(アラビア語版)
スエズ運河地域(アラビア語版)
北部上ナイル地域
南部上ナイル地域
アシュート地域(アラビア語版)
廃止された県
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