ルイス・モンティ

ルイス・フェルナンド・モンティ（Luis Fernando Monti, 1901年 5月15日 - 1983年 9月9日）は、アルゼンチン出身のサッカー選手、サッカー指導者。アルゼンチン代表としてFIFAワールドカップ 1930年大会に出場したのち、イタリア代表として1934年大会に出場して優勝した。ワールドカップ決勝に異なるチームでそれぞれ出場したことがある史上唯一の人物である^[1]。

経歴

ボカ・ジュニアーズでプレイしていた1924年に初めて代表チームに招集された。1927年南米選手権で優勝、1928年アムステルダムオリンピックで銀メダルを獲得。1930年ワールドカップ・ウルグアイ大会では4試合すべてに出場した。モンティは準決勝のアメリカ合衆国戦で2ゴールを挙げ、アルゼンチンは決勝に進出したが、ウルグアイに2-4で敗れた。

1931年にイタリアのビッグクラブユヴェントスFCと契約を結んだ。当初、彼は太りすぎて本調子ではなかったが、一ヶ月の個別練習を経て調子を取り戻すと、1932年から1935年まで4シーズン連続のリーグタイトル獲得に貢献した。セリエAでは通算225試合に出場して19ゴールを挙げた。

1932年にイタリア代表に招集され、ホスト国として迎えた1934年ワールドカップ・イタリア大会で優勝した。モンティは再試合を含む5試合すべてに出場した。

大荒れに荒れた事によって記憶される、1934年11月14日のイングランドとの親善試合バトル・オブ・ハイベリー（英語版）では、開始わずか2分で足を折られて退場した。

1924年 - 1930年アルゼンチン代表 (16試合5得点)
- 1927年 - 南米選手権 (優勝)
- 1928年 - アムステルダムオリンピック (準優勝)
- 1930年 - FIFAワールドカップ・ウルグアイ大会 (準優勝、4試合2得点)
1932年 - 1936年イタリア代表 (18試合1得点)
- 1934年 - FIFAワールドカップ・イタリア大会 (優勝、5試合0得点)

表話編歴アルゼンチン代表 - 1930 FIFAワールドカップ準優勝
GK ボッシオ GK ボタッソ FW チェーロ MF チビディーニ FW デマリア DF デラ・トーレ MF J.エバリスト FW M.エバリスト FW フェレイラ MF モンティ DF ムティス MF オルランディーニ DF パテルノステル FW ペリネッティ FW ペウチェレ DF ピアヒオ FW スコペジ FW スパダロ FW スタービレ MF スアレス FW バラージョ MF スメルス監督オラサル、トラムトラ

表話編歴イタリア代表 - 1934 FIFAワールドカップ優勝 (1回目)
GK カヴァンナ GK コンビ GK マセッティ DF アッレマンディ DF カリガーリス DF モンゼリオ DF ロゼッタ MF ベルトリーニ MF カステッラッツィ MF フェッラーリス MF モンティ MF ピッツィオーロ MF ヴァルリエン FW アルカーリ FW ボレル FW デマリア FW フェッラーリ FW グアイタ FW グアリージ FW メアッツァ FW オルシ FW スキアビオ監督ポッツォ

表話編歴ユヴェントスFC歴代主将
カルロ・ビガット 1922-1929 ヴィルジニオ・ロゼッタ 1929-1935 ルイス・モンティ 1935-1938 マリオ・ヴァルグリエン 1938-1942 ピエトロ・ラヴァ 1942-1949 カルロ・パローラ 1949-1954 ジャンピエロ・ボニペルティ 1954-1961 オマール・シボリ 1961-1965 エルネスト・カスターノ 1965-1970 サンドロ・サルヴァトーレ 1970-1974 ピエトロ・アナスタージ 1974-1976 ジュゼッペ・フリーノ 1976-1984 ガエターノ・シレア 1984-1988 アントニオ・カブリーニ 1988-1989 セルジオ・ブリオ 1998-1990 ステファノ・タッコーニ　1990-1992 ロベルト・バッジョ 1992-1995 ジャンルカ・ヴィアリ 1995-1996 アントニオ・コンテ 1996–2001 アレッサンドロ・デル・ピエロ 2001-2012 ジャンルイジ・ブッフォン 2012-2018 ジョルジョ・キエッリーニ 2018-2022 レオナルド・ボヌッチ 2022-2023 ダニーロ 2023-

ユヴェントスFC歴代主将