ヴィジャヤ・ニルマラ

ヴィジャヤ・ニルマラ
Vijaya Nirmala
本名 Nidudavolu Vijaya Nirmala Krishna
生年月日 (1946-02-20) 1946年2月20日
没年月日 (2019-06-27) 2019年6月27日(73歳没)
出生地 イギリス領インド帝国の旗 イギリス領インド帝国 マドラス管区
死没地 インドの旗 インド テランガーナ州ハイデラバード
職業 女優映画プロデューサー映画監督
配偶者 クリシュナ・ムルティー(離婚)
クリシュナ(1969年-2019年、死別)
著名な家族 ナレーシュ(英語版)(息子)
ラメーシュ・バーブ(英語版)(義息)
マヘーシュ・バーブ(英語版)(義息)
テンプレートを表示

ヴィジャヤ・ニルマラ(Vijaya Nirmala、1946年2月20日[1] - 2019年6月27日)は、インドテルグ語映画で活動した女優映画プロデューサー映画監督。生涯で44本の映画を監督し、2002年に「世界で最も多くの映画を監督した女性映画監督」としてギネス世界記録に登録された[2]。2008年にはテルグ語映画への貢献を評価されラグパティ・ヴェンカイアー賞を受賞した[3]

生涯

生い立ち

マドラス管区の映画製作業を営むバラモン家庭に生まれる。父は映画プロデューサーで、父方の叔父は文学史家のニドゥダヴォル・ヴェンカータラーオ(英語版)である。ヴェンカータラーオの孫娘にはジャヤスダー(英語版)がおり、ラーヴ・バーラサラスワティ(英語版)は父方の叔母の娘に当たる。クリシュナ・ムルティーと結婚して息子ナレーシュ(英語版)を出産するが、ムルティーとは離婚し、クリシュナと再婚している[4]

キャリア

1950年公開のタミル語映画『Machcha Rekhai』に子役として出演し、映画業界に進出した。1957年に『Panduranga Mahatyam』に出演してテルグ語映画デビューした。1964年にマラヤーラム語映画『Bhargavi Nilayam』でプレーム・ナジール(英語版)と共演し、同作の成功に伴い人気女優となった[5]。ナジールとは『Udhyogastha』で再び共演している。1966年に『Rangula Ratnam』で女優デビューした[6]。タミル語映画の女優デビュー作は『Engaveettu Penn』であり[2]、その後『Panama Paasama』『En Annan』『Gnanaoli』『Uyira Maanama』に出演した。1967年に『Sakshi』で再婚相手となるクリシュナと共演し、彼とは生涯で47本の映画で共演している。また、同作はニルマラが監督業に興味を抱くきっかけを作った作品でもある[2]。彼女は生涯でタミル語映画とマラヤーラム語映画にそれぞれ25本、テルグ語映画では200本以上の映画に出演している[2]

ニルマラは映画製作会社ヴィジャヤ・クリシュナ・ムービーズを設立し、15本の映画を製作した。マラヤーラム語映画『Kavitha』で監督デビューし、『Meena』でテルグ語映画監督デビューした。生涯で監督した映画のうち、40本がテルグ語映画だった[2]。彼女はハイデラバードに活動拠点を置き、パドマラーヤ・スタジオ(英語版)を運営していた[7]

死去

2019年6月27日にハイデラバードの病院で心臓発作のため死去した[8][9][10]

出典

  1. ^ “Indian film actress-cum-director Vijaya Nirmala passes away”. Times of India. 2019年11月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e “Vijayanirmala enters the Guinness”. The Hindu (Chennai, India). (2002年4月30日). http://www.hindu.com/thehindu/mp/2002/04/30/stories/2002043000330203.htm 2019年11月7日閲覧。 
  3. ^ “Ex-actress, director Vijaya Nirmala dies at 73” (英語). The Times of India (2019年6月28日). 2019年9月1日閲覧。
  4. ^ “Bestowed with bliss”. The Hindu (Chennai, India). (2007年8月4日). http://www.hindu.com/mp/2007/08/04/stories/2007080452160600.htm 2019年11月7日閲覧。 
  5. ^ B. Vijayakumar (2009年11月16日). “Bhargavi Nilayam 1948”. The Hindu (Chennai, India). http://www.hindu.com/mp/2009/11/16/stories/2009111651140400.htm 2019年11月7日閲覧。 
  6. ^ “Ragupathi Venkaiah Award to Vijaya Nirmala” (英語). Sify. 2019年9月1日閲覧。
  7. ^ “About Us”. Padmalaya Telefilms. 2011年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月26日閲覧。
  8. ^ “Veteran director and actor Vijaya Nirmala passes away at 73”. The newsminute (2019年6月27日). 2019年9月1日閲覧。
  9. ^ “Actress-Director Vijaya Nirmala Dies At 75; Jr NTR And Others Post Tributes”. NDTV.com. 2019年9月1日閲覧。
  10. ^ “Unique achiever, actress Vijaya Nirmala passes away - Telugu News”. IndiaGlitz.com (2019年6月27日). 2019年9月1日閲覧。

外部リンク

  • Vijaya Nirmala - IMDb(英語)
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • VIAF
  • WorldCat
国立図書館
  • アメリカ