上参郷祐康

上参郷 祐康(かみさんごう ゆうこう、1935年4月1日 - 2018年4月16日)は、日本の音楽学者東京芸術大学名誉教授。

北海道小樽市出身。北海道小樽緑陵高等学校(現 北海道小樽商業高等学校)卒業後、1959年3月に東京大学文学部国文科卒業。日本の伝統音楽である邦楽の学術的研究が評価される。武蔵野音楽大学助教授を経て、1984年に東京芸術大学音楽学部楽理科教授に就任し、2001年4月から12月まで同学部の副学長を務める[1]2002年3月に定年退官。2003年4月にくらしき作陽大学の教授に就任するが、2005年3月に退職。

邦楽および日本音楽史が専攻であり、尺八楽平家琵琶宮城道雄の研究が注目を集めている。日本音楽中辞典や日本音楽大事典で、邦楽の分野の執筆編集で貢献する。

著書

編書

  • 平家琵琶-語りと音楽 ひつじ書房 1993年 ISBN 978-4938669157

共著

  • 宮城道雄作品解説全書 吉川英史 共著 邦学社 1976年 ISBN 9784-833601528
  • 新編・日本音楽中辞典 山口修/海老沢敏/西岡信雄 共著 音楽之友社 2002年 ISBN 978-4276000179  
  • 日本音楽大事典 平野健次/蒲生郷昭 共著 平凡社 2005年 ISBN 978-4256109113
  • 邦楽曲名事典 平野健次/蒲生郷昭 共著 平凡社 2005年 ISBN 978-4256109120

脚注

  1. ^ 東京藝術大学学報375号
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