丘のむこうに

曖昧さ回避 この項目では、レッド・ツェッペリンの楽曲について説明しています。その他の「Over the Hills and Far Away」については「オーヴァー・ザ・ヒルズ・アンド・ファー・アウェイ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
丘のむこうに
レッド・ツェッペリンシングル
初出アルバム『聖なる館
B面 ダンシング・デイズ
リリース
録音 1972年
スターグローヴス
ジャンル ロック
時間
レーベル アトランティック
作詞・作曲 ジミー・ペイジ
ロバート・プラント
プロデュース ジミー・ペイジ
レッド・ツェッペリン シングル 年表
ロックン・ロール / フォア・スティックス
(1972年)
丘のむこうに / ダンシング・デイズ
(1973年)
デジャ・メイク・ハー / クランジ
(1973年)
聖なる館 収録曲
レイン・ソング
(2)
丘のむこうに
(3)
クランジ
(4)
ミュージックビデオ
「Over the Hills and Far Away」 - YouTube
テンプレートを表示

丘のむこうに」 (おかのむこうに、Over the Hills and Far Away) は、イギリスのロックグループ、レッド・ツェッペリンの楽曲。1973年、彼らの第5作アルバム聖なる館』のA面3曲目に収められて発表された。作詞作曲はジミー・ペイジロバート・プラントレコードでの演奏時間は約4分50秒。

概要

多様なギターの音色を活かした、緻密なアレンジの施された曲。アコースティック・ギターの静かなリフに始まり、アコースティック12弦ギター、ソフトなヴォーカルが順次加わる。ここにエレクトリックギターエレクトリックベースドラムスが加わることで一転してハードロック風の曲調になり、プラントは高音のシャウトを聴かせる。やがてアンサンブルフェイドアウトし、クラビネットアルペジオで静かに結ばれる[1]

ペイジによれば、レコーディングに当っては、完成時のアレンジとは逆にまずエレクトリックパートを録音し、後からアコースティック・ギターがオーバーダビングされたとのことである[2]

ギターワールド誌が選ぶ「偉大なる12弦ギターソング」で、3位に選ばれている[3]

ステージ・パフォーマンス

『聖なる館』の発売に先立って、1972年アメリカツアーで初演。これ以降1979年まで基本的に常にセットリストに含まれていた。1977年のツアーでは「死にかけて」(In My Time of Dying)の差替え曲として演奏されている。ライヴにおいてプラントはしばしばギターソロ直前の「a pocketful of gold」という歌詞の後に続けて「Acapulco Gold」(アカプルコ産のマリファナ)というアドリブを入れた[4]

脚注

  1. ^ ペイジ自身は、最後のアルペジオはギターのエコー・リターンであると述べている(「Guitar World」誌1991年1月号のインタビューなど)。
  2. ^ 同上。
  3. ^ “The greatest 12-string guitar songs of all time” (英語). www.guitarworld.com (2020年5月20日). 2021年12月26日閲覧。
  4. ^ 伝説のライヴ」で聴取可能。

参考文献

  • 『レッド・ツェッペリン全曲解説』デイヴ・ルイス著 福田美環子訳 シンコー・ミュージック刊
オリジナル・アルバム
ライブ・アルバム
コンピレーション
シングル
映画
関連項目
カテゴリ カテゴリ
典拠管理データベース ウィキデータを編集
  • MusicBrainz作品