二朮湯
二朮湯(にじゅつとう)は、漢方薬の一つ。水毒による腕や肩の痛み、しびれを和らげる効果があり[1]、主に五十肩に用いられる[2]。白朮と蒼朮の両方を含むことからこの名がある。明の時代に著された『万病回春(wikidata)』を出典とする[1]。
構成生薬
- 蒼朮 1.5~3
- 白朮 1.5~2.5
- 茯苓 1.5~2.5
- 黄芩 1.5~2.5
- 半夏 2~4
- 香附子 1.5~2.5
- 陳皮 1.5~2.5
- 威霊仙 1.5~2.5
- 天南星 1.5~2.5
- 羌活 1.5~2.5
- 生姜 0.6~1
- 甘草 1~1.5
副作用
甘草が含まれていることから、まれに偽性アルドステロン症が生じることがある。ほかに間質性肺炎と肝障害が報告されている。