六花の森

六花の森(2013年10月)
六花の森(2013年10月)
六花の森(2013年10月)
地図
地図

六花の森(ろっかのもり)は、北海道河西郡中札内村にある六花亭による施設庭園)。敷地内には工場美術館ミュージアムショップレストランなどがある。

概要

六花亭が「マルセイバターサンド」を製造する新工場建設と敷地全体を整備する計画を立ち上げ[1]、「六花の森プロジェクト」として三番川沿い約10ヘクタールの敷地を大林組が工場の建設とともにランドスケープを設計し[1]2007年平成19年)にオープンした[2][3]自然に溶け込んだお菓子工場、クロアチア古民家を再生した美術館、地元作家によるアートの配置など自然環境に調和した設計を心掛けており、地域の自然と文化に触れ合う場所づくりを目指している[2]。せせらぎや調整池などを核としたマスタープランによって湿地が回復し[2]、孤立していた林に水辺が蘇って草花も蘇生した[1]

利用案内

  • 所在地:北海道河西郡中札内村常盤西3線249-6
  • 開館期間:4月下旬から10月中旬
  • 入館料:800円(小中学生500円)、団体(20名以上)600円(小中学生300円)

施設

六花の森写真館
十勝在住の写真家・戸張良彦による六花の森の作品を展示
坂本直行記念館
画家坂本直行による十勝六花(エゾリンドウハマナシオオバナノエンレイソウカタクリエゾノリュウキンカシラネアオイ)や十勝の山々の作品を展示
百瀬智宏作品館
洋画家・百瀬智宏による十勝や中札内村の作品を展示
池田均作品館
画家・池田均の作品を展示
相原求一朗デッサン館
中札内美術村美術館がある洋画家・相原求一朗素描(デッサン)を展示
花柄包装紙館
坂本直行による六花亭の花柄包装紙の壁画
サイロ五十周年記念館
児童詩誌『サイロ』第1号から第600号の表紙絵を展示[4]
六'café
菓子やオリジナル・グッズなどを販売する売店ミュージアムショップ)にカフェを併設
彫刻「考える人(ロダンから)」
彫刻家・坂東優による作品を屋外展示
  • 百瀬智宏作品館、三番川、坂本直行記念館(2013年10月)
    百瀬智宏作品館、三番川、坂本直行記念館(2013年10月)
  • 百瀬智宏作品館(2013年10月)
    百瀬智宏作品館(2013年10月)
  • 花柄包装紙館(2013年10月)
    花柄包装紙館(2013年10月)
  • サイロ五十周年記念館(2013年10月)
    サイロ五十周年記念館(2013年10月)
  • 六'café(2013年10月)
    六'café(2013年10月)

受賞

  • 『第19回AACA賞』特別賞(「六花亭中礼内ファクトリーパーク」)[5]
  • 日本建築学会賞』学会賞(業績部門)(「六花の森プロジェクト」)[6]

アクセス・駐車場

帯広広尾自動車道中札内ICが最寄IC。中札内美術村まで車で約10分の距離に位置している。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 六花の森プロジェクト.
  2. ^ a b c 企業のみどりの保全・創出に関する取組み.
  3. ^ “坂本直行の作品80点*中札内*「六花の森」オープン”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2007年9月2日). 2017年6月23日閲覧。
  4. ^ “児童詩誌「サイロ」”. 六花亭製菓. 2017年6月23日閲覧。
  5. ^ “六花の森プロジェクトが「AACA賞」を受賞”. 大林組 (2009年12月9日). 2016年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月23日閲覧。
  6. ^ “六花の森プロジェクトが日本建築学会賞を受賞”. 大林組 (2011年4月13日). 2016年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月23日閲覧。

参考文献

  • 『中札内美術村/六花の森』六花亭。 
  • “自然蘇生「六花の森プロジェクト」”. 大林組. 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月23日閲覧。
  • “六花の森”. 企業のみどりの保全・創出に関する取組み. 国土交通省. 2017年6月23日閲覧。

関連項目

ポータル 生き物と自然
ポータル 生き物と自然

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、六花の森に関連するカテゴリがあります。
  • 六花亭 六花の森
  • 中札内美術村 / 六花の森 | 中札内村
  • 六花の森に関するマルチメディアリソース


座標: 北緯42度41分34秒 東経143度06分57秒 / 北緯42.69278度 東経143.11583度 / 42.69278; 143.11583