台ヶ岳

台ヶ岳
西側から望む箱根山地の台ヶ岳と山麓の大箱根カントリークラブ、右奥に大涌谷、2019年11月30日撮影
西側から望む台ヶ岳(2019年11月)
標高 1,044.5[1] m
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町
位置 北緯35度15分16.7秒 東経139度00分45.3秒 / 北緯35.254639度 東経139.012583度 / 35.254639; 139.012583座標: 北緯35度15分16.7秒 東経139度00分45.3秒 / 北緯35.254639度 東経139.012583度 / 35.254639; 139.012583
山系 箱根山(中央火口丘)
種類 溶岩ドーム
台ヶ岳の位置(日本内)
台ヶ岳
台ヶ岳の位置
  • 北緯35度15分16.7秒 東経139度00分45.3秒 / 北緯35.254639度 東経139.012583度 / 35.254639; 139.012583 (台ヶ岳)
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プロジェクト 山
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台ヶ岳(だいがたけ)は、箱根山の北部、神奈川県足柄下郡箱根町仙石原にある標高1,045 mのである[1]

概要

ススキ名所として有名な仙石原すすき草原の南側にそびえるお椀型の山で、周辺の山々とともに富士箱根伊豆国立公園に指定されている[1][2]

山麓のすすき草原は散策路が整備され観光客で賑わう一方で、台ヶ岳山頂への登山道は整備されておらず、山一帯はヤブに覆われている[3][1]

箱根山中央火口丘群の活動が活発だった約4万年前~1万年前の時期に形成された溶岩ドームであり、台ヶ岳北東の小塚山(859 m)もほぼ同時期に出現した溶岩ドームである。この時期には古期神山火砕流によって台ヶ岳北側の早川が堰き止められて、仙石原地域一帯に仙石原湖と呼ばれる堰止湖が出現していた。その後、約3100年前に神山で発生した岩屑なだれで仙石原一帯が埋没して高原地帯となり、湖尻付近が堰き止められて現在の芦ノ湖が誕生した(詳しくは箱根火山の形成史を参照)。

周辺の山など

山容 名称 標高m 台ヶ岳からの
方角と距離km
備考
明神ヶ岳 1,169 北東 4.6
金時山 1,213 北 3.9 日本三百名山
丸岳 1,156 西北西 3.2
仙石原すすき草原 660-700 北西 0.8 台ヶ岳の山麓に広がる草原地帯
小塚山 859 東北東 1.1
西山麓の箱根カントリー倶楽部と箱根山地の台ヶ岳(2019年11月30日撮影) 台ヶ岳 1,045 0
大涌谷 1,000-1,100 南南東 1.5
冠ヶ岳 1,409 南南東 2.3
神山 1,438 南南東 2.5 箱根山最高峰
日本三百名山
早雲山 1,244 南東 2.0
箱根駒ヶ岳 1,356 南南東 3.6
明神ヶ岳(みょうじんがたけ)明星ヶ岳(みょうじょうがたけ)小塚山(こづかやま)大涌谷(おおわくだに)神山(かみやま)箱根峠(はこねとうげ)三国山(みくにやま)古期外輪山(こきがいりんざん)古期外輪山(こきがいりんざん)仙石原(せんごくばら)すすき草原中央火口丘(ちゅうおうかこうきゅう)湖尻(こじり)芦ノ湖(あしのこ)駿河湾(するがわん)
丸岳山頂付近から見た台ヶ岳と周辺の山々 (2012年9月撮影)

脚注・出典

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 『箱根 金時山・駒ヶ岳 2011年版 (山と高原地図 29)』 昭文社、ISBN 978-4398757692
  2. ^ 富士山・箱根地域の区域図 - 富士箱根伊豆国立公園(環境省
  3. ^ 箱根ナビ - 仙石原ススキ草原

参考文献

関連項目

中央火口丘

二子山 - 箱根駒ヶ岳 - 神山 - 冠ヶ岳 - 早雲山 - 台ヶ岳 - 小塚山 - 丸山

新期外輪山

屏風山 - 文庫山 - 鷹巣山 - 浅間山 - 城山 - 湯坂山

古期外輪山

星ヶ山 - 前聖岳 - 聖岳 - 三所山 - 老懐山 - 白銀山 - 大観山 - 孫助山 - 鞍掛山 - 箱根峠 - 海ノ平 - 山伏峠 - 三国山 - 湖尻峠 - 黒岳 - 長尾峠 - 丸岳 - 乙女峠 - 長尾山 - 金時山 - 矢倉沢峠 - 苅川峠 - 火打石岳 - 明神ヶ岳 - 明星ヶ岳 - 塔ノ峰

幕山火山

南郷山 - 幕山 - 城山

景勝地、湖沼

大涌谷 - 仙石原 - 芦ノ湖 - お玉ヶ池 - 精進池

周辺地形
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