堺三保

堺 三保(さかい みつやす、1963年 - )は日本のSF作家翻訳家脚本家

SF・ミステリーアメコミ・アメリカTVドラマの評論家関西大学SF研究会OB。

経歴・人物

大阪府生まれ。大阪府立三国丘高等学校卒業。関西大学工学部電子工学科・修士課程修了。

NTTに勤務し人工知能の研究者を経て、フリーになる。SF、ファンタジー小説の解説、翻訳をする一方、アニメのSF設定脚本も手がける。2007年から3年間、南カリフォルニア大学大学院映画学部の映画制作コースに留学した。

Live Wireでの定期イベント「池澤春菜&堺三保のSFなんでも箱(Anything Box)」を声優・エッセイストの池澤春菜とともに行っている。

2018年、自身が監督する実写映画製作のクラウドファンディングを行い、映画制作支援クラウドファンディングの国内史上最高額、1900万円達成。2021年に、制作・監督・脚本の短編映画『オービタル・クリスマス』として発表。なお同作のノベライゼーションを、上記池澤春菜が発表し、第52回星雲賞日本短編部門を受賞した。

日本推理作家協会会員。また、2021年4月より、日本SF作家クラブ会員[1]。変格ミステリ作家クラブ会員。

著作

著書

ノベライズ

訳書

ワイルド・カード

  • ワイルド・カード(英語版) 大いなる序章』(ジョージ・R・R・マーティン編、共訳、創元SF文庫) 1992
  • 『ワイルド・カード 宇宙生命襲来』(ジョージ・R・R・マーティン編、共訳、創元SF文庫) 1993
  • 『ワイルド・カード3 審判の日』(ジョージ・R・R・マーティン編、共訳、創元SF文庫) 1994

ヘルボーイ

  • ヘルボーイ:妖蛆召喚』(マイク・ミニョーラダークホースコミックス、アウルズ・エージェンシー監修、ジャイブ) 2004
  • 『ヘルボーイ:人外魔境』(マイク・ミニョーラ、ダークホースコミックス、アウルズ・エージェンシー監修、ジャイブ) 2006
  • 『ヘルボーイ 1 破滅の種子 / 魔神覚醒』(マイク・ミニョーラ、小学館集英社プロダクション) 2010
  • 『ヘルボーイ 2 縛られた棺 / 滅びの右手』(マイク・ミニョーラ、海法紀光、添野知生共訳、小学館集英社プロダクション) 2010
  • 『ヘルボーイ:妖蛆召喚』(マイク・ミニョーラ、ヴィレッジブックス) 2014

シン・シティ

  • 『シン・シティ 1 (The Hard Goodbye & A Dame to Kill For) 』(フランク・ミラー、小学館集英社プロダクション) 2014
  • 『シン・シティ 2 (The Big Fat Kill & That Yellow Bastard)』(フランク・ミラー、小学館集英社プロダクション) 2014
  • 『シン・シティ 3 (Family Values & Booze, Broads, & Bullets)』(フランク・ミラー、小学館集英社プロダクション) 2015
  • 『シン・シティ 4 (Hell and Back)』(フランク・ミラー、小学館集英社プロダクション) 2015

他アメリカン・コミック

  • X-メン』(2、4(共訳)、6、9、12、14(共訳))、小学館集英社プロダクション
  • キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(エド・ブルベイカー、スティーブ・エプティング、小学館集英社プロダクション) 2011
  • 『WE3 (ウィースリー)』(グラント・モリソン、フランク・クワイトリー、小学館集英社プロダクション) 2012
  • 『2ガンズ』(スティーブン・グラント、マテウス・サントラウコ、小学館集英社プロダクション) 2013
  • 『R.I.P.D.(アール・アイ・ピー・ディー)』(ピーター・M・レンコフ、ルーカス・マランゴン、ランディ・エンバリン、小学館集英社プロダクション) 2013

その他

  • 『HAL伝説』(デイヴィッド・G・ストーク編、日暮雅通監訳、共訳、早川書房) 1997
  • 『SF大百科事典』(ジョン・クルート編著、高橋良平監修、共訳、グラフィック社) 1998
  • 『アルフレッド・クロップの奇妙な冒険』(リック・ヤンシー、ソフトバンククリエイティブ) 2006
  • 『ウルフマン』(アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー、デイヴィッド・セルフ、早川書房、ハヤカワ文庫FT) 2010

脚本

アニメ

ラジオ・CDドラマ脚本

ゲーム脚本

出演

脚注

  1. ^ @sfwjのtweet(2021年4月12日)

外部リンク

  • FIAWOL-blog「人生は四十一から」
  • 堺三保 (@Sakai_Sampo) - X(旧Twitter)
  • 堺三保 (sakaisampo) - note
第52回星雲賞日本短編部門
1970年代
1980年代
1990年代
  • 第21回 大原まり子「アクアプラネット」
  • 第22回 夢枕獏「上段の突きを食らう猪獅子」
  • 第23回 梶尾真治「恐竜ラウレンティスの幻視」
  • 第24回 菅浩江「そばかすのフィギュア」
  • 第25回 大槻ケンヂ「くるぐる使い」
  • 第26回 大槻ケンヂ「のの子の復讐ジグジグ」
  • 第27回 火浦功「ひと夏の経験値」
  • 第28回 草上仁「ダイエットの方程式」
  • 第29回 大原まり子「インデペンデンス・デイ・イン・オオサカ(愛はなくとも資本主義)」
  • 第30回 森岡浩之「夜明けのテロリスト」
2000年代
2010年代
  • 第41回 飛浩隆「自生の夢」
  • 第42回 小川一水「アリスマ王の愛した魔物」
  • 第43回 野尻抱介「歌う潜水艦とピアピア動画」
  • 第44回 神林長平「いま集合的無意識を、」
  • 第45回 谷甲州「星を創る者たち」
  • 第46回 飛浩隆「海の指」
  • 第47回 山本弘「多々良島ふたたび」 / 田中啓文「怪獣ルクスビグラの足型を取った男」
  • 第48回 草野原々「最後にして最初のアイドル」
  • 第49回 柴田勝家「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」
  • 第50回 草野原々「暗黒声優」
2020年代
  • 第51回 菅浩江「不見の月」
  • 第52回 柴田勝家「アメリカン・ブッダ」 / 池澤春菜、堺三保(原作)「オービタル・クリスマス」
  • 第53回 小川哲「SF作家の倒し方」
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